Gtアドバンスト・テクノロジーズとグローバルウェーハズ、炭化ケイ素の複数年におよぶ長期の供給契約を締結

ニューハンプシャー州ハドソンおよび台湾、新竹発 , Aug. 08, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- GTATコーポレーション (GTAT Corporation、商号: GTアドバンスト・テクノロジーズ (GT Advanced Technologies: GTAT)) と、グローバルウェーハズ (GlobalWafers Co., Ltd.: GWC) が、両社の専門知識を結び付けてSiCウエハーの新しい供給源を構築するための長期契約を結んだ。すでに世界トップクラスの半導体ウエハーソリューションの製造業者であるGWCの製品に、GTAT製のSiCバルク結晶から製造する150mmの炭化ケイ素が加わった。電気自動車 (EV) とパワーエレクトロニクスの業界がケイ素から炭化ケイ素にシフトするなか、GTATとGWCはそれぞれの能力を結び付けることで、供給量を増やすと同時に、この需要の高い基盤材料のコスト削減を見込んでいる。今回の大胆かつ将来を見越した契約は、EVなどの拡大する市場に歓迎されるであろう。

GTATの社長兼CEOであるグレッグ・ナイト (Greg Knight) は次のように述べている。「炭化ケイ素の基本的な長所はよく知られており、その需要は大きいのですが、製造が困難な材料です。弊社には結晶成長に関するノウハウと、この複雑なプロセスを熟知しているので、サプライチェーンを多様化することで、SiCウエハー業界を適切に形作り、良い影響を与えることができます。ウエハーの生産量を増やしながら、この高価値材料のコストを大幅に下げることが可能です。」

GWCとの契約は、両社にとって大きな前進となる。GTATにとっては、機器の販売から高度な材料の提供へと、18か月間にわたり行ってきた移行が無事に完了したことを示すものである。GWCはGTATから炭化ケイ素材料を供給されることで、長年のウエハープロセス開発を活用して、すぐに一流のSiCウエハーサプライヤーとなって同社の他の基盤製品を補完できる。「パワーエレクトロニクス業界には、弊社とGWCのような供給契約が必要で、これを実現できたことに満足しています」と、ナイトは述べている。

GWCの会長兼CEOのドリス・スー (Doris Hsu) も、今回のGTATとの長期契約を同様に見ている。「両社がそれぞれ持つ技術的な強みを結び付けることは、SiCウエハーの供給がグローバルに増加するため、EVなどの高成長産業にとってプラスになるでしょう。  ウエハーにおける弊社の専門知識と、GTATの最高品質の炭化ケイ素結晶を組み合わせることで、EVのような重要な高成長産業がより早く低コストで、主要な導入マイルストーンに到達できるでしょう。」

GTATコーポレーションについて

GTATコーポレーション (GTAT Corporation) は、米国ニューハンプシャー州ハドソンに本社を置く、多角的テクノロジー企業である。太陽光発電、パワーエレクトロニクス、光エレクトロニクスの各産業向けに、高度な材料と革新的な結晶成長技術を生み出している。同社の技術革新は、現在の多様化されたグローバル市場全体で、新世代の製品の成長を加速させている。同社について詳しくは、www.gtat.comを閲覧されたい。

グローバルウェーハズについて

グローバルウェーハズ (GlobalWafers) は台湾の新竹市に本社を置く、世界におけるシリコンウエハーの3大製造業者の1つである。1981年にシノアメリカン・シリコン・プロダクツ (Sino-American Silicon Product Inc.: SAS) の事業部門として創業し、2011年にグローバルウェーハズとして独立した。同社はシリコンウエハー製造を専門とし、その製品用途は電源管理、自動車、IT (情報技術)、メモリ、センサー、MEMSにまで広がっている。また、台湾、日本、米国、韓国、イタリア、デンマーク、マレーシア、中国、シンガポールで16の施設を運営し、台湾証券取引所に上場している。  グローバルウェーハズについて詳しくは、http://www.sas-globalwafers.comを閲覧されたい。