安全が第一のリチウム・ワークスの船舶・海洋技術

リチウム・ワークス、ノルウェー沖でのフェリーのバッテリー火災のニュースに反応


オランダエンスヘーデ発, Oct. 18, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- リチウム・ワークス (Lithium Werks、lithiumwerks.com) は過去12年間、船舶・海洋業界向けにサービスを提供してきた。その間、市場の主力商品もレーシングヨット向けの小型リチウムバッテリーからフェリーや貨物船向けの大規模バッテリーシステムへと移行した。

リチウム・ワークスは、ノルウェーの船舶・海洋市場で活動する競合他社とは異なり、ニッケル、マンガン、コバルト (NMC) をバッテリー技術として利用していない。NMCは多くの分野で利用されているが、同社が扱っている安全性の高いリン酸鉄リチウム (LFP) 技術に比べて揮発性が高いという特徴がある。そのため、NMCはリチウム・ワークスのLFP機能材よりも高温になりやすく、発火などの危険性が高くなる。

さらに、リチウム・ワークスのモジュールは、競合他社の多くが使用している大容量角型セルではなく、より小さな円筒形セルを使用している。つまりこれは、セルの障害によって放出されるエネルギーが、より大型のNMCセルに比べて小さくなることを意味している。その結果、リチウム・ワークスのバッテリーシステムの安全性は向上する。

リチウム・ワークスのバッテリーシステムでは、すべてのシステムに3層の独立した安全機構が組み込まれている。

  1. リチウム・ワークスの LFP機能材は異常な高温化が起こりにくい。これは固有安全性を実現する負極材の分子構造によるものである。一方、NMCバッテリーはより低い温度でも異常高温に陥りやすい。 
  2. リチウム・ワークスU27-24XPモジュールで使用されている各セルには、電流遮断機構 (current interrupt device: CID) と呼ばれる安全機構が内蔵されており、過充電になると電流経路が遮断される。  
  3. バッテリー管理システム (battery management system: BMS) は、各システムの全セルブロックの重要なパラメーターを監視して許容範囲値からの逸脱をチェックし、安全接触器を制御して、バッテリーシステムを常時保護している。異常が検出されると、その深刻度を判断して警告を送ったり、接触器を作動してシステムのシャットダウンを実行したりする。

リチウム・ワークスは、LFP機能材の完成に20年以上を費やしてきた。そして今、固有安全性、出力およびエネルギー密度とクラス最高の寿命の長さとの組み合わせを、複雑な冷却システムを必要としないモジュール型のスケーラブルなパッケージで実現している。さらに、同社のU27-24XPモジュールによって、DNV-GL認定取得のハードルも下がっている。  NMCを使用する競合他社の場合、認定条件を満たすためには高温排気ダクトや過圧力室など、追加の安全装置が必要となる。

リチウム・ワークス製品の安全性について詳しくは、https://lithiumwerks.comを閲覧されたい。

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