クロッカス・テクノロジー、業界をリードするtmrベースの角型センサを発表


CT300は、角度誤差が0.5°をはるかに下回る2D磁気センサである。

カリフォルニア州サンタクララ, Nov. 06, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- 斬新なトンネル磁気抵抗(TMR)センサのリーディングサプライヤであるクロッカス・テクノロジー(Crocus Technology Inc.)は本日、新しい画期的なTMRベースのCT300デバイスを発表した。同製品は、角度誤差が非常に小さく、広い温度範囲と電圧範囲にわたり高い安定性を備えた2角(2D)磁気センサであり、様々な市場に対応する。

CT300は、クロッカスの画期的なMLU™(磁気論理ユニット、Magnetic Logic Unit™) 技術を駆使して設計されており、2次元センシングが可能な2つのフルブリッジ磁気抵抗器ネットワークで構成されている。  回転磁界の存在下において、CT300は磁場を感知し、サイン(SIN)とコサイン(COS)波形を表す2組の差動信号を生成する。CT300の差動信号が処理および補正されると、角度誤差は-40℃〜+ 150℃の温度範囲で0.5˚以下になる。1台のCT300で360度の完全な回転に起因する絶対角度をの測定と、20mTから80mTの磁場検知が可能である。

クロッカス・テクノロジーのセンサ製品担当CSMO兼GMであるザック・デイリ(Zack Deiri)は次のように述べている。「CT300は、弊社のMLU技術の強みを示す、高性能TMR角度位置センサです。正確な角度位置、回転方向、および速度情報を必要とする用途で、温度範囲およびフィールドの動作範囲にわたり、より高精度の測定値および安定した性能を達成するのに役立ちます。CT300は、角度誤差における競合ソリューションの性能メトリックを超えており、極めて低いノイズ、高い周波数応答、低消費電力を兼ね備えており、バッテリ駆動の消費者用ハンドヘルドデバイスやIoT用途に理想的です。」

CT300は、消費者向け、工業、医療および自動車市場のニーズに対応し、OIS(光学式イメージ安定化/AF(オートフォーカス)対応カメラモジュール、光学式エンコーダ、BLDCモータ制御、IoT対応スマートデバイスや機器、オートメーション機器、工業用制御装置、ロボット技術など、正確な角度位置の測定が必要な用途に最適である。

CT300は、ウェーハ/KGD (品質保証された良品ベア・チップ、Known-Good-Die)、8リードのTSSOPパッケージ、超薄型・小型8ピンDFNパッケージで提供される。サンプルは2018年12月から入手可能になり、2019年第1四半期(Q1)に生産が完全認定される予定となっている。

クロッカス・テクノロジーについて

クロッカス・テクノロジー(Crocus Technology)は、特許取得済みのTMRセンサ技術であるマグネティック・ロジック・ユニット(Magnetic Logic Unit™: MLU™)に基づく磁気センサや組み込み型メモリソリューションの開発および販売を行っている。クロッカスの磁気センサは、高感度で安定した温度性能、低電力消費、低コストが要求される工業用およびコンシューマーエレクトロニクス向けのアプリケーションに大きな利点をもたらす。クロッカスは、カリフォルニア州サンタクララに本社を構え、フランスのグルノーブル、中国の北京および深センにオフィスを構えている。詳細については、http://www.crocus-technology.comを閲覧されたい。

© 2018 Crocus Technology International Corp.  All rights reserved.  Crocus Technology、MLU、およびその組み合わせは、Crocus Technology Inc.およびCrocus Technology SAの商標である。その他の名称は情報のみとして提供されており、各所有者の商標または登録商標でありうる。

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ウェイン・セト(Wayne Seto)
クロッカス・テクノロジー(Crocus Technology)
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