米国マサチューセッツ州ウォルサム, Oct. 31, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- OmniScan®は、その性能、信頼性、操作性から、ポータブルフェーズドアレイ超音波検査(PAUT)機器のグローバルスタンダードとして世界的に認められています。 新製品のOmniScan X3探傷器は、検査全体のワークフローを改善する革新性により、そのスタンダードを一新します。 ジョブの設定が高速化・効率化するほか、FMC(Full Matrix Capture)により収集されるTFM(Total Focusing Method)画像によって、ユーザーが自信を持って判定できるようになります。 検査完了後は、最先端のソフトウェアツールによって、分析とレポート作成が容易になります。
OmniScan X3探傷器は、超音波フェーズドアレイ検査に必要な基本ツール(TOFD、2つのUTチャンネル、8つのグループ、16:64PR、16:128PR、および32:128PR構成*など)に加えて、以下の強力な最新技術を搭載しています。
- 同時励振64素子のサポートによるTFM/FMC
- 画期的なライブTFM包絡線機能を含む、フェーズドアレイイメージングの向上
- TFMモード用のAcoustic Influence Map(AIM)シミュレーター
- 25 GBのファイルサイズ
- 最大1,024 × 1,024ピクセルのTFM再構成と、同時使用できる4つのライブTFM伝搬モード
- 内蔵スキャンプランを使用したシンプルなユーザーインターフェース
- Olympus Scientific Cloud™ (OSC)へのワイヤレス接続により、装置のソフトウェアを簡単に最新状態にアップデート可能
包括的な内蔵スキャンプランツールが検査の表示を補助するため、エラーのリスクが低減し、 TFMゾーンを含むスキャンプラン全体を単一のワークフローで作成できます。 さらに、改善された校正ツールにより設定の作成も高速化します。これには、プローブとビームセットの同時構成サポート、デュアルリニアアレイ、マトリックスアレイ、およびデュアルマトリックスアレイのオンボード作成、自動ウエッジ検証などがあります。
IP65準拠の防塵防水性能を持ち、信頼性と操作性を兼ね備えたOmniScan探傷器は、高性能画像で欠陥をより明確に分析できます。 TFMを使用して、正確な形状の画像を作成し、従来のフェーズドアレイ技法による欠陥の特性評価の検証や特定の部分の容積全体を示す良好な画像を得ることができるようになりました。 優れた画像を得るために追加された機能としては、16ビットのA-スキャン、補間とスムージング、あらゆる照明条件下でも鮮明に表示ができる10.6インチWXGAディスプレイなどがあります。
OmniScan X3探傷器は、装置上でもPC上でもデータ解析やレポート作成を素早く行うことができます。 この探傷器には、そのほかにも以下のような便利なデータ解析ツールが搭載されています。
- 円周外径(COD)のTFM画像再構成機能による長いシームの溶接欠陥指示の解析およびサイジング
- ワークフローはシンプルなまま、結合されたB-スキャンによるフェーズドアレイ溶接欠陥指示のスクリーニング
検査対象がパイプ、溶接部、圧力容器、複合材料のいずれであっても、OmniScan X3を使用するユーザーは作業を効率的に実行し、確信を持って欠陥を分析できます。
OmniScan探傷器の詳細は、www.olympus-ims.com/.をご覧ください.
*16:64PR構成では、グループ数がTOFD x 1、PA x 2、TFM x 2に制限されます。
オリンパスについて
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当社の工業用ソリューション事業では、世界トップレベルの検査・測定ソリューションを開拓、開発、製造することにより、社会の安全と改善に取り組んでいます。 こうしたソリューションは、航空宇宙、発電、石油化学、社会インフラ、自動車、生活・家庭用品といった幅広い分野における工業および研究用途で使用されています。 詳細はhttps://www.olympus-ims.comをご覧ください。.
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