日機装クリーンエネルギー&産業ガスグループのポンプ事業ユニット、電気機械式アクチュエータ製造に関する知的財産権取得


カリフォルニア州テメクラ発, Feb. 11, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 日機装株式会社 (Nikkiso Co., Ltd) (日本) 子会社の日機装クライオジェニック・インダストリーズ (Nikkiso Cryogenic Industries) クリーンエネルギー&産業ガスグループ (Clean Energy & Industrial Gases Group (CE&IG)) は、同グループのポンプ事業ユニットが電気機械式アクチュエータ (EMA) と関連の制御パネル製造組立に関する知的財産権を取得したことを発表した。

ハイパワーEMAをクライオジェニック (極低温) 往復動ポンプに連結すると、ギヤボックスとクランクケースが不要になり、垂直型水中ポンプ設計のコンパクトなレイアウトが実現する。またEMAにより、往復動ポンプのピストン速度と位置を完全に制御できるため、ターンダウン範囲が広がり、複数ユニットの配置でも脈動なく運転でき、信頼性が向上する。

CE&IGポンプ事業ユニットのEMA作動ポンプは、プロトタイプ水素ステーションでの本稼働など、最近4年間にさまざまな試験段階を通過してきた。EMA作動の往復動ポンプは、吐出圧力最大900 bargを必要とする水素用途に即利用できる。近い将来、船舶業界用途向けに高圧LNG供給ポンプが発売される見込みである。

クライオジェニック・インダストリーズ (Cryogenic Industries) CEOで同グループ社長のピーター・ワグナー (Peter Wagner) は次のように述べている。「これは当社グループにとって大きな一歩であり、お客様に素晴らしいメリットを提供できます。今やCE&IGは、ポンプアセンブリ一式 (クライオジェニックヘッドから駆動ユニットまで) を製造する能力を備え、完全な工場対応ソリューションをお客様に提供できるようになりました。」

今回のIP取得を受けて、CE&IGのポンプ事業ユニットは、カリフォルニア州サンタアナにある日機装ACD工場でEMAの製造、組立を開始する。

クライオジェニック・インダストリーズについて
クライオジェニック・インダストリーズ (Cryogenic Industries, Inc.、日機装株式会社傘下) は、液化天然ガス (LNG)、坑井サービス、産業ガス業界向けに、工業用クライオジェニックガス処理装置や小型プロセスプラントを製造している。クライオジェニック・インダストリーズは50年以上前に設立され、ACD、Cosmodyne、Cryoquip、ならびに約20の事業会社から成る被支配グループの親会社である。

詳細については、www.cryoind.comおよびwww.nikkiso.comを閲覧されたい。

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