ニューヨーク発, March 16, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- インスティテューショナル･インベスター誌 (Institutional Investor) のジャパンリサーチ (Japan Research) 調査は、セルサイドのリサーチチームの最高位を決定し、日本全体のリサーチ･アドバイザリーサービスの提供、取得、および消費の最適化について、市場関係者から得た貴重な定性的フィードバックを提供している。集計データのパフォーマンス分析により、詳細な比較分析が可能になり、戦略的なビジネス上の意思決定に使用できる。
今年の調査では、新たなマクロカテゴリーとして「テーマ別リサーチ (Thematic Research)」が導入された。これにより資産運用会社は、複数セクターのリサーチを組み合わせて、単一の株式や市場に特定されない投資戦略を支援できる企業の価値を認識することが可能である。この投票は、合計31の業種で実施された。
コロナ禍においても、資産運用会社がセルサイドのリサーチやアドバイザリーサービスを求める傾向は弱まっておらず、その競争環境が依然として厳しいことは明白である。リサーチとコミッションの予算減少が続く場合、バイサイド企業は、顧客や自社のリサーチ予算の使い道に正当性を持たせるために、最高品質の企業やアナリストを選択することが引き続き重要になる。
パンデミックによる不確実な状況にもかかわらず、本調査では高い回答率を得ることができた。調査結果は、371の企業･団体のポートフォリオマネージャーおよびアナリスト860人の意見を反映している。
調査結果の注目点
大和証券グループ (Daiwa Securities Group) は今年のチームコミッション加重リーダーズテーブル (team commission-weighted leaders’ table) で1位になった。僅差でみずほ証券 (Mizuho Securities) が2位、SMBC日興証券 (SMBC Nikko Securities) が3位と続き、両社ともに昨年よりもリーダーズテーブルでの順位を上げた。昨年トップだった野村證券 (Nomura) は、今年はSMBC日興証券とはわずかの差で4位となった。
J.P.モルガン (J.P. Morgan)、モルガン･スタンレー (Morgan Stanley)、ゴールドマン･サックス (Goldman Sachs) も昨年より順位を上げた。
アナリストコミッション加重テーブル (analyst commission-weighted tables) では、1位と2位の企業がチームテーブルでの好結果を反映する形となった。大和証券が26のアナリストポジションを獲得し、みずほ証券は、24ポジションだった昨年から大きく3つポジションを増やした。野村證券は21のポジションを獲得して3位に、SMBC日興証券は4位となった。
インスティテューショナル･インベスター･リサーチ誌の担当責任者であるデビッド･エンティックナップ (David Enticknap) は次のように述べている。「日本のリサーチ業界は、国外と国内の顧客基盤に大きな差異があり、常に興味深い動きを示してきました。過去30年間の日本の株式市場をカバーするという課題に加え、直近では世界的なパンデミックがあり、ランキング順位の変動が予想されることは必然でした。」
調査結果の詳細はhttps://www.institutionalinvestor.com/research/10951/The-All-Japan-Research-Teamを閲覧されたい。
バイサイドの投資専門家は、4週間の期間中に投票するよう依頼された。投資運用会社からより多くの投票が集中的に提出され、組織的な社内のリサーチ評価プロセスを反映している。これにより業界への混乱が抑えられ、最終結果の精度が向上した。
詳しい情報の問い合わせ先: セールス担当ディレクター、マイケル･クレモンズ (Michael Clemons) +81 050 5532 1664/ michael.clemons@institutionalinvestor.com、またはセールス担当ディレクター、エスター･ワイズ (Esther Weisz) +1 718 288 2068/ eweisz@institutionalinvestor.com
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