イングレディオン・インコーポレーテッド (Ingredion Incorporated)、第4四半期に売上高13%増、2022年通期は好調な業績

Westchester, IL


  • 2022年第4四半期のEPSおよび調整後EPS*は、それぞれ1.71ドル (約224円) および1.65ドル (約216円) となり、それに対して2021年4四半期は、それぞれ0.99ドル (約129円) および1.09ドル (約143円)であった。
  • 2022年通期のEPSおよび調整後EPS*は、それぞれ7.34ドル (約963円) および7.45ドル (約977円) となり、それに対して2021年通期は、それぞれ1.73ドル (約226円) および6.67ドル (約875円)であった。
  • 2022年、同社は2億8,800万ドル (約377億7,955万円) を株主に還元し、配当率を9%引き上げた。
  • 同社は、2023年通期の報告・調整後EPSは7.70~8.40ドル (約1,010~1,101円) の範囲に収まると予想している。

イリノイ州ウェストチェスター発 , Feb. 10, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) --  --食品飲料製造業を対象とした原材料ソリューションの世界トップクラスのプロバイダーであるイングレディオン・インコーポレーテッド (NYSE: INGR) は本日、2022年第4四半期および通期の決算報告を行った。2022年および2021年において米国で一般に公正妥当と認められた会計原則 (GAAP) に従って報告された結果には、同社が提示したNon-GAAP (非GAAP) 財務指標からは除外されている項目を含む。

イングレディオンの社長兼最高経営責任者(CEO)であるジム・ザリー (Jim Zallie) は次のように述べている。「2022年、イングレディオンは、トップラインと利益がともに2桁成長し、卓越した業績を達成しました。当社のチームは通年でマクロ経済の向かい風を克服しながら、当社の成長促進ロードマップを実行すると同時に、当社のソリューションと顧客との機会セットを拡大・変革し、レジリエンスと敏捷性を発揮しました。

第4四半期のイングレディオンの純売上高は、主原料と特殊原料の両方が堅調に推移したことにより、13%増加しました。当社は、顧客と製品ミックスの管理および価格設定を通じて、食感改良、砂糖の削減、より価値の高い産業用アプリケーションに対する強力な需要を効果的に管理しました。これらの施策に加え、原料リスク管理の拡充とサプライチェーン状況の改善により、売上総利益率は前年同期を上回りました。

特殊原料は、4地域すべてで売上高が前年同期を上回り、再び2桁の大幅な成長を達成しました。特に、特殊澱粉については、複数年にわたる1億6,000万ドル (約209億9,848万円) の生産能力増強計画の3分の1を完了し、食品の食感改良における当社の主導的地位を強化しました。特に、コロナウイルス感染症に関連する広範囲にわたる問題にもかかわらず、中国の山東省の新しい施設での生産増強に取り組んでくれた当社のチームを誇りに思います。生産能力の拡大により、中国における当社の事業は、経済の再開とともに成長を加速させる態勢が整いました。さらに、インドで特殊原料製剤事業を買収し、成長中の魅力的な高価値市場に対応する能力を拡大しました。

契約シーズンに続き、投入コスト上昇の中でお客様と協力して需要のバランスをとり、今年も二桁の売上成長を見込んでいます。当社のビジネスモデルのレジリエンス、製品と顧客基盤の多様性、そして規律ある資本配分の実績から、イングレディオンが持続的な成長を実現し、株主の皆様に価値をお届けする能力を有していると確信しています」

*調整および希薄化後1株あたり利益 (以下「調整後EPS」)、調整後営業利益、調整後実効税率、調整および希薄化後加重平均普通株式数は、Non-GAAPの財務指標である。これらのNon-GAAP指標に最も近いGAAP指標については、本ニュースリリースに記載されている要約連結財務諸表に続く「Non-GAAP情報」と題する補足財務情報のII項を参照のこと。

希薄化後1株あたり利益 (EPS)

 4Q214Q22FY2021FY2022
Reported EPS$0.99 $1.71 $1.73 $7.34 
Restructuring/Impairment costs 0.28  -  0.53  0.05 
Acquisition/Integration costs 0.01  0.06  0.10  0.08 
Impairment*** -  -  5.01  - 
Tax items and other matters (0.19) (0.12) (0.70) (0.02)
Adjusted EPS**$1.09 $1.65 $6.67 $7.45 


今期のEPSおよび調整後EPSの変動に影響したと推察される諸要因

 4Q22FY2022
Total items affecting EPS**0.56 0.78 
Total operating items0.62 1.12 
Margin0.82 1.70 
Volume(0.09)(0.23)
Foreign exchange(0.10)(0.33)
Other income(0.01)(0.02)
Total non-operating items(0.06)(0.34)
Other non-operating income(0.01)(0.01)
Financing costs(0.15)(0.23)
Shares outstanding0.02 0.09 
Non-controlling interests0.01 (0.02)
Tax rate0.07 (0.17)

**四捨五入のため合計が合わない場合がある。***アルゼンチンでの合弁事業に関連して、2021年に報告された業績には、2021年第3四半期に行われた2,000万ドル (262,567万円) の有利な調整を差し引きした後の、売却目的で保有する資産での34,000万ドル (4463,639万円) の減損損失が反映されており、これには31,100万ドル (4083,087万円) の累積為替換算差損が含まれる。

決算概要

  • 2022年12月31日時点での負債総額は25億ドル (約3,282億2,250万円)、短期投資を含むキャッシュは2億3,900万ドル (約313億7,807万円) で、それに対して2021年12月31日時点での負債総額は20億ドル (約2625億4,200万円)、キャッシュは3億3,200万ドル (約435億8,197万円) であった。
  • 報告された第4四半期の純資金調達コストは3,400万ドル (約44億6,321万円) で、それに対し前年同期は1,600万ドル (約21億85万円) であった。
  • 第4四半期の報告実効税率および調整後実効税率はそれぞれ7.3%および20.1%であったが、それに対し前年同期はそれぞれ12.8%および24.2%であった。報告済税率の低下は、主に南米の非課税インセンティブによるもので、2021年第4四半期のブラジル間接税の利息および控除の処理に関する有利な判断により一部相殺された。
  • 通期の資本支出は2億9,300万ドル (約384億7,192万円) で、前年同時期比1,100万ドル (約14億4,455万円) 増となった。

ビジネスレビュー

イングレディオン
合計純売上高

$ in millions2021FX
Impact
VolumeArgentina JV
Volume*
Price mix2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter1,755(65)(39)0 3361,98713%17%
Full year6,894(201)117 (146)1,2827,94615%18%

* 2021年度第3四半期にクローズしたアルゼンチン合弁事業の発表に関連。2021年の報告済み実績は移管された事業の一部であった

報告営業利益

$ in millions2021FX
Impact
Business
Drivers
Acquisition /
Integration
Restructuring / ImpairmentOther2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter86(9)64225(11)15783%93%
Full year310(30)132243305 762146%155%

調整後営業利益

$ in millions2021FX
Impact
Business
Drivers
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter113(9)6416849%57%
Full year685(30)13278715%19%

売上高

  • 第4四半期および通期の純売上高は、前年同期に比べて増加した。第4四半期の増益は、好調な価格ミックスによるものであったが、為替の影響および数量減により一部相殺された。通期では、価格ミックスは為替の影響により一部相殺された。外国為替変動の影響を除外すると、純売上高は第4四半期で17%、通期で18%の増加であった。

営業利益

  • 第4四半期の報告営業利益は前年同期比83%増の1億5,700万ドル (約205億9,023万円)、調整後営業利益は同49%増の1億6,800万ドル (約220億3,286万円) であった。この増益は、価格ミックスの改善と原材料のリスク管理の拡大によるものであった。外国為替変動要因を除くと、営業利益と調整後営業利益は、前年同期比でそれぞれ93%増および57%増となった。
  • 報告・調整後の通期営業利益は、それぞれ7億6,200万ドル (約206億2,391万円) と7億8,700万ドル (約103億3,822万円) と、前年同期比でそれぞれ146%および15%の増加となった。報告営業利益の増加は、アルゼンチンでの合弁事業に関連する売却目的での前年における保有資産の減損費用に起因していた。調整後営業利益の増加は、トウモロコシ原価と投入原価の上昇の相殺を上回る好調な価格ミックスにより促進された。外国為替変動要因を除くと、営業利益と調整後営業利益は、前年比でそれぞれ155%増および19%増となった。

北米
売上高

$ in millions2021FX
Impact
VolumePrice
mix
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter1,041(7)(15)1951,21417%17%
Full year4,137(17)33 7814,93419%20%

セグメント別営業利益

$ in millions2021FX
Impact
Business
Drivers
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter84(2)4012245%48%
Full year487(3)8156516%17%
  • 第4四半期の営業利益は1億2,200万ドル (約160億2,537万円) と、前年同期比で3,800万ドル (約49億9,150万円) の増益となった。通期の営業利益は5億6,500万ドル (約742億1,585万円) と、前年同期比で7,800万ドル (約102億4,272万円) の増益となった。当四半期および通期とも、良好な価格ミックスと原材料リスク管理の拡大が増益の要因となった。

南米
売上高

$ in millions2021FX
Impact
VolumeArgentina
JV Volume*
Price
mix
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter256(5)(10)0 4828913%15%
Full year1,057(7)20 (146)2001,1246%7%

* 2021年度第3四半期にクローズしたアルゼンチン合弁事業の発表に関連。2021年の報告済み実績は移管された事業の一部であった

セグメント別営業利益

$ in millions2021FX
Impact
Business
Drivers
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter30(2)164447%53%
Full year138(2)3316922%24%
  • 第4四半期の南米における営業利益は4,400万ドル (約57億7,794万円) と、前年同期比で1,400万ドル (約18億3,834万円) の増益となった。通期の営業利益は1億6,900万ドル (約221億9,147万円) と、前年同期比で3,100万ドル (約40億7,062万円) の増益となった。同四半期および通期ともに、その増益はトウモロコシ原価と投入原価の上昇で一部相殺されたが、好調な価格ミックスにより促進された。外国為替による影響を除くと、第4四半期および通期のセグメント別営業利益はそれぞれ53%および24%増加した。

アジア太平洋地域
売上高

$ in millions2021FX
Impact
VolumePrice
mix
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter269(25)(8)462825%14%
Full year997(79)48 1411,10711%19%

セグメント別営業利益

$ in millions2021FX
Impact
Business
Drivers
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter17(2)82335%47%
Full year87(9)15937%17%
  • アジア太平洋地域の第4四半期の営業利益は、前年同期比600万ドル (約7億8,779万円) 増の2,300万ドル (約30億1,987万円)、通期の営業利益は前年比600万ドル (約7億8,779万円) 増の9,300万ドル (約122億1,080万円) であった。この変化は、当四半期および通期ともに、為替の影響により一部相殺されたものの、良好な価格ミックスによるものであった。外国為替による影響を除くと、第4四半期および通期のセグメント別営業利益はそれぞれ47%および17%増加した。

ヨーロッパ、中東、アフリカ (EMEA)
売上高

$ in millions2021FX
Impact
VolumePrice
mix
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter189(28)(6)472027%22%
Full year703(98)16 16078111%25%

セグメント別営業利益

$ in millions2021FX
Impact
Business
Drivers
2022ChangeChange
excl. FX
Fourth quarter20(3)3200%15%
Full year106(16)201104%19%
  • EMEA地域の第4四半期の営業利益は、前年同期と同水準の2,000万ドル (約26億2,534万円)、通期の営業利益は前年同期比400万ドル (約5億2,506万円) 増の1億1,000万ドル (約144億4,129万円) となった。第4四半期と通期の双方ともに、欧州での好調ぶりはパキスタンでの状況および地域全体での外貨の影響により一部相殺された。外国為替による影響を除くと、第4四半期および通期のセグメント別営業利益はそれぞれ15%および19%増加した。

配当、自社株買い
2022年通期において、同社は合計1億8,100万ドル (約237億7,226万円) の配当金を支払い、第4四半期には2023年第1四半期に支払われる1株あたりの四半期配当0.71ドル (約93円)を申告した。2022年中に、発行済み普通株式1億1200万ドル (約147億414万円)、合計130万株の自己株式を取得した。イングレディオンは、総株主利益を支援するための資本配分戦略の一環として、現金配当と自社株買いによる株主への価値還元を考慮している。

2023年通期見通し
2023年通期の報告・調整EPSは、7.70ドル (約1,010円) から8.40ドル (約1,102円) の範囲となると予想されている。この予想は、買収関連の統合および再編費用、ならびに潜在的な減損損失を考慮していない。

同社では、2023年通期については、売上高は2桁半ば、調整後営業利益は1桁後半から2桁前半の増加を見込んでいる。

昨年度と比較して、2023年度通期の見通しは以下の通りである。北米の営業利益は、良好な価格構成が投入コスト増によって一部相殺され、2桁台前半の増益となる見込みである。南米の営業利益は、良好な価格構成が投入コスト増をほぼ相殺し、1桁台前半の増益となる見込みである。アジア太平洋地域の営業利益は、良好な価格構成とピュアサークルの成長が投入コスト増で一部相殺され、2桁台半ばの増益となる見込みである。EMEAの営業利益は、為替の影響への対応により1桁台半ばの増益となる見込みである。企業コストは、一桁台前半の上昇になると予想される。

2023年通期については、報告後実効税率および調整後実効税率を26.5%から28.5%と予想している。

2023年通期での営業からのキャッシュは、現時点では、運転資本残高の増加を反映して、5億5,000万ドル (約721億8,310万円) から6億5,000万ドル (約853億730万円) の範囲になると予想している。通期の資本的支出は3億ドル (約393億6,780万円) を見込んでいる。

カンファレンスコールおよびウェブキャストの詳細
イングレディオンは、2023年2月8日 (水曜日) の米国中部時間午前8時/米国東部時間午前9時に、社長兼最高経営責任者のジム・ザリー (Jim Zallie) と執行副社長兼最高財務責任者のジム・グレイ (Jim Gray) が主催するカンファレンスコール (電話会議) を開催する。会議はリアルタイムでウェブキャストされ、https://ir.ingredionincorporated.com/events-and-presentationsからアクセスできる。追加の財務・営業情報が記載されているプレゼンテーション資料は、同社ウェブサイトからアクセスでき、会議開始の数時間前からダウンロードできる。録画は、期間限定でhttps://ir.ingredionincorporated.com/financial-information/quarterly-resultsにて再生できる。

会社について
イングレディオン・インコーポレーテッド (Ingredion Incorporated) (NYSE: INGR) は、シカゴ近郊に本社を置く、世界トップクラスの原料ソリューションプロバイダーで、120以上の国に製品とサービスを提供している。2022年の年間純売上高は約79億ドル (約1,036億9,303万円) で、同社は、食品、飲料、動物栄養、醸造、産業市場に対して、穀物、果物、野菜、およびその他の植物性の素材を付加価値のある原料ソリューションに加工して提供している。世界各地にイングレディオンのアイディア・ラボ (Idea Labs®) イノベーションセンターを置くほか、約12,000人の従業員を擁し、開発過程で顧客と協力し合い、人、自然、テクノロジーの可能性を結集して目的を達成し、生活の向上に貢献している。同社の詳細情報と最新ニュースについては、ingredion.comを閲覧されたい。

将来の見通しに関する記述

本ニュースリリースには、1933年証券法第27A条 (改正) および1934年証券取引法第21E条 (改正) の意味における将来の見通しに関する記述が含まれるか、または含まれる場合がある。同社は、これらの将来の見通しに関する記述が、このような記述に関する免責条項の対象となることを意図している。

将来予想に関する記述には、とりわけ、2023年度通期の純売上高、調整後営業利益、報告および調整後EPS、セグメント別営業利益、報告および調整後実効税率、営業からのキャッシュフロー、資本支出に関する記述および上記のいずれかに関する経営陣の計画または戦略および目標および上記のいずれかの根底にある前提条件、期待事項または信念など同社の見通し、将来の事業、財務状況、純売上高、営業利益、販売量、企業コスト、税率、資本支出、キャッシュフロー、費用またはその他の財務項目に関するその他の記述が含まれる。

これらの記述は、「可能性」、「予定する」、「すべき」、「予想する」、「想定する」、「信じる」、「計画する」、「推定する」、「見積もる」、「期待する」、「意図する」、「継続する」、「プロフォーマ」、「予測」、「展望」、「推進」、「機会」、「見込み」、「暫定的」、またはその他の同様の表現、あるいはそれらの否定的表現により特定できることがある。本ニュースリリース (報道発表) における過去の事実に関する記述、または本ニュースリリースで参照される過去の事実に関する記述以外のすべての記述は、「将来の見通しに関する記述」である。

これらの記述は、現在の状況または期待に基づいているが、特定の固有のリスクや不確実性に影響される可能性があり、その多くは予測が困難で、同社が支配できる範囲を超えている。これらの将来の見通しに関する記述で明示または暗示されている同社の期待は妥当な前提条件に基づいていると同社は考えているが、投資家は、同社の期待事項が正しいことを証明する保証がないことに注意すべきである。

実際の業績や展開は、様々なリスクや不確実性により、これらの記述で明示または暗示された期待事項と大きく異なる可能性があり、そうしたリスクや不確実性には、新型コロナウイルス感染症が同社製品の需要や決算結果に与える影響、異性化糖や同社が製造するその他の製品に関する消費者の嗜好の変化、世界的な経済状況ならびに特に南米の経済・通貨・政治状況や欧州の経済・政治状況など同社が原材料を購入し、製品を製造または販売している様々な地域や国の顧客や消費者に影響を与える一般的な政治、経済、ビジネス、市場の状況による影響、およびこれらの要因が同社の販売数量、製品価格、顧客に対する債権回収能力に与える影響、食品、飲料、動物栄養、醸造業を含むがそれらに限定されない、同社がサービスを提供し売上の大部分を占める主要産業による今後の同社製品の購入状況、遺伝子組換えやバイオテクノロジーを利用して開発された製品が受け入れられるかどうかの不確実性、市場に受け入れられる速度や品質で新製品や新サービスを開発または獲得する同社の能力、同社の主要製品および副産物、特にコーン油の市場および価格を含む、トウモロコシ精製業界および関連業界における競争および顧客からの圧力の増大、ポテトスターチ、タピオカ、アラビアガム、および同社製品の一部のベースとなっている特定品種のトウモロコシを含む原材料の入手可能性、およびトウモロコシやその他の原材料のコスト上昇を顧客に転嫁する能力、パキスタンのエネルギー問題を含むエネルギーコストおよび入手可能性、コストを抑制し、予算を達成し、期待されるシナジー効果を実現する同社の能力 (計画された保守・投資プロジェクトを期限内・予算内に完了する能力、ならびに運賃・配送費に関する能力を含む)、気候変動の影響、気候変動に対処するための法的、規制的、および市場的措置、有利な条件での買収や戦略的提携を特定し成功させる能力、買収した事業の統合や戦略的提携の実施・維持を成功させ、これらすべてに関連して期待されるシナジー効果を実現する能力、製造施設の運営上の問題、為替変動、金利・為替レートの変動、市場のボラティリティおよびそれらの変動に対するヘッジのリスク を含む金融・資本市場の動向、従業員を惹きつけ、育成し、動機づけし、良好な関係を維持する能力、自然災害、戦争、テロの脅威および行為、新型コロナウイルス感染症などのパンデミックの発生もしくは継続、またはその他支配の及ばない重要事象の発生が同社事業に及ぼす影響、のれんおよび長期性資産に対する減損の発生による影響、政府の政策・法律・規制の変更および環境規制への対応を含む法令遵守のためのコスト 税率の変更または追加所得税への対応 金利の上昇により生じうる借入コストの増加、将来の成長や拡大のための十分な資金調達に影響を与える合理的な利率での資金調達能力およびその他の要因、情報技術システム、プロセスおよびサイトに関するセキュリティ侵害、株式市場の変動および同社の株価に悪影響を与えるその他の要因、配当政策の継続に影響を及ぼすリスクおよび財務報告に係る有効な内部統制を維持する能力が含まれる。

同社の将来の見通しに関する記述は、作成日時点の状況でのみ述べられており、同社は、新しい情報または将来の出来事や開発の結果として、作成日以降に発生した出来事や状況を反映するために、将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わないものとする。同社がこれらの記述の1つ以上を更新または修正した場合でも、投資家は同社がさらなる更新または訂正を行うと判断すべきではない。以上のリスクやその他のリスクの詳細については、当社の2021年12月31日に終了した年度のForm 10-Kによる年次報告書および2022年3月31日に終了した四半期のForm 10-Qによる四半期報告書、ならびに証券取引委員会に提出される後続のForm 10-QおよびForm 8-Kでの報告書に記載する「リスク要因」 (“Risk Factors”) およびその他の情報を閲覧されたい。

イングレディオン・インコーポレーテッド
連結損益計算書 (要約)
(未監査)

(in millions, except per share amounts) Three Months Ended
December 31,
 Change
%

 Twelve Months Ended
December 31,
 Change
%
   2022   2021    2022   2021  
Net sales $1,987  $1,755  13% $7,946  $6,894  15%
Cost of sales  1,636   1,465     6,452   5,563   
Gross profit  351   290  21%  1,494   1,331  12%
             
Operating expenses  187   184  2%  715   668  7%
Other operating expense (income)  9   (5)    13   (34)  
Restructuring/impairment charges and related adjustments  (2)  25     4   387   
Operating income  157   86  83%  762   310  146%
Financing costs  34   16     99   74   
Other non-operating (income)  (1)  (8)    (5)  (12)  
Income before income taxes  124   78  59%  668   248  169%
Provision for income taxes  9   10     166   123   
Net income  115   68  69%  502   125  302%
Less: Net income attributable to non-controlling interests  1   1     10   8   
Net income attributable to Ingredion $114  $67  70% $492  $117  321%
             
Earnings per common share attributable to Ingredion common shareholders:            
             
Weighted average common shares outstanding:            
Basic  65.8   66.8     66.2   67.1   
Diluted  66.7   67.6     67.0   67.8   
             
Earnings per common share of Ingredion:            
Basic $1.73  $1.00  73% $7.43  $1.74  327%
Diluted $1.71  $0.99  73% $7.34  $1.73  324%
                       

イングレディオン・インコーポレーテッド
未監査連結バランスシート (要約)

(in millions, except share and per share amounts) December 31,
2022
 December 31,
2021
  (Unaudited)  
Assets    
Current assets    
Cash and cash equivalents $236  $328 
Short-term investments  3   4 
Accounts receivable – net  1,411   1,130 
Inventories  1,597   1,172 
Prepaid expenses  62   63 
Total current assets  3,309   2,697 
     
Property, plant and equipment – net  2,407   2,423 
Intangible assets – net  1,301   1,348 
Other assets  544   531 
Total assets $7,561  $6,999 
     
Liabilities and equity    
Current liabilities    
Short-term borrowings $543  $308 
Accounts payable and accrued liabilities  1,339   1,204 
Total current liabilities  1,882   1,512 
     
Long-term debt  1,940   1,738 
Other non-current liabilities  477   524 
Total liabilities  4,299   3,774 
     
Share-based payments subject to redemption  48   36 
Redeemable non-controlling interests  51   71 
     
Equity    
Ingredion stockholders’ equity:    
Preferred stock — authorized 25,000,000 shares — $0.01 par value, none issued  -   - 
Common stock — authorized 200,000,000 shares — $0.01 par value, 77,810,875 issued at December 31, 2022 and December 31, 2021  1   1 
Additional paid-in capital  1,132   1,158 
Less: Treasury stock (common stock: 12,116,920 and 11,154,203 shares at December 31, 2022 and December 31, 2021, respectively) at cost  (1,148)  (1,061)
Accumulated other comprehensive loss  (1,048)  (897)
Retained earnings  4,210   3,899 
Total Ingredion stockholders’ equity  3,147   3,100 
Non-redeemable non-controlling interests  16   18 
Total equity  3,163   3,118 
     
Total liabilities and equity $7,561  $6,999 
         

イングレディオン・インコーポレーテッド
連結キャッシュフロー計算書 (要約)
(未監査)

(in millions)

 Twelve Months Ended December 31,
  2022   2021 
Cash provided by operating activities:    
Net income $502  $125 
Adjustments to reconcile net income to net cash provided by operating activities:    
Depreciation and amortization  215   220 
Mechanical stores expense  55   55 
Impairment on disposition of assets  -   340 
Deferred income taxes  (3)  (61)
Margin accounts  (44)  (32)
Changes in other trade working capital  (620)  (248)
Other  47   (7)
Cash provided by operating activities  152   392 
     
Cash used for investing activities:    
Capital expenditures and mechanical stores purchases  (300)  (300)
Proceeds from disposal of manufacturing facilities and properties  7   18 
Payments for acquisitions, net of cash acquired  (29)  (40)
Other  2   (13)
Cash used for investing activities  (320)  (335)
     
Cash provided by (used for) financing activities:    
Proceeds from borrowings, net  293   (390)
Commercial paper borrowings, net  140   250 
(Repurchases) of common stock, net  (103)  (49)
Purchases of non-controlling interests  (46)  - 
Dividends paid, including to non-controlling interests  (181)  (184)
Cash provided by (used for) financing activities  103   (373)
     
Effect of foreign exchange rate changes on cash  (27)  (21)
Decrease in cash and cash equivalents  (92)  (337)
Cash and cash equivalents, beginning of period  328   665 
Cash and cash equivalents, end of period $236  $328 
         

イングレディオン・インコーポレーテッド
補足財務情報
(未監査)

I. 純売上高・営業利益の地理的情報

(in millions, except for percentages)Three Months Ended
December 31,
Change

 Change
Excl. FX
Twelve Months Ended
December 31,
Change

 Change
Excl. FX
  2022   2021     2022   2021   
Net Sales               
North America$1,214  $1,041  17% 17% $4,934  $4,137  19% 20%
South America 289   256  13% 15%  1,124   1,057  6% 7%
Asia-Pacific 282   269  5% 14%  1,107   997  11% 19%
EMEA 202   189  7% 22%  781   703  11% 25%
Total Net Sales$1,987  $1,755  13% 17% $7,946  $6,894  15% 18%
                
Operating Income               
North America$122  $84  45% 48% $565  $487  16% 17%
South America 44   30  47% 53%  169   138  22% 24%
Asia-Pacific 23   17  35% 47%  93   87  7% 17%
EMEA 20   20  % 15%  110   106  4% 19%
Corporate (41)  (38) (8)% (8)%  (150)  (133) (13)% (13)%
Sub-total 168   113  49% 57%  787   685  15% 19%
Acquisition/integration costs -   (2)      (1)  (3)    
Restructuring/impairment charges -   (25)      (4)  (47)    
Impairment on disposition of assets -   -       -   (340)    
Other matters (11)  -       (20)  15     
Total Operating Income$157  $86  83% 93% $762  $310  146% 155%
                            

II.Non-GAAP情報

米国で一般に公正妥当と認められた会計原則 (「GAAP」) に基づいて作成された連結財務結果を補完するために、取得コストや統合コスト、構造改革および減損コスト、メキシコ税制 (優遇)、およびその他の特定の特別項目などの特定GAAP項目を除外する過去のNon-GAAP財務指標を使用している。これらのnon-GAAPの金額を参照する場合は、一般的に「調整後」という用語を使用する。

同社の経営陣は、内部ではNon-GAAP財務指標を使用して、戦略的意思決定、将来の業績予想、現在の業績評価を行う。また、経営陣がNon-GAAP財務指標を開示する目的は、投資家に対し、提示した期間における当社の業績と動向に関して、より有意義かつ一貫性のある比較を提供することにある。これらのNon-GAAP財務指標は、GAAPに従って提示された結果に加えて、および関連して使用されており、当社の事業を別の側面から見ることができるが、GAAPの結果と合わせて見ることによって、当社の事業に影響を与える要因や動向の全体像を把握することができる。これらのNon-GAAP指標は、GAAPに従って計算された対応する指標の代わりとしてではなく、補足として考慮されるべきである。

Non-GAAP財務指標は、GAAPに従って作成されていないため、当社のNon-GAAP情報は、他社が発表する同様のタイトルの指標に必ずしも対応していない。各Non-GAAP財務指標と比較し、最も類似するGAAP指標は、以下の表に示されている。

イングレディオン・インコーポレーテッド
GAAP方式の純利益 (イングレディオン社に帰属) および希薄化後1株当たり利益 (「EPS」) の
Non-GAAP調整後純利益 (イングレディオン社に帰属) および調整後希薄化EPSへの調整
(未監査)

 Three Months Ended
December 31, 2022
 Three Months Ended
December 31, 2021
 Twelve Months Ended
December 31, 2022
 Twelve Months Ended
December 31, 2021
 (in millions) Diluted EPS (in millions) Diluted EPS (in millions) Diluted EPS (in millions) Diluted EPS
Net income attributable to Ingredion$114  $1.71  $67  $0.99  $492  $7.34  $117  $1.73 
                
Add back:               
                
Acquisition/integration costs (i) 4   0.06   1   0.01   5   0.08   7   0.10 
                
Restructuring/impairment charges (ii)       19   0.28   3   0.05   36   0.53 
                
Impairment on disposition of assets (iii)                   340   5.01 
                
Other matters (iv) 8   0.12   (12)  (0.18)  15   0.22   (22)  (0.32)
                
Fair value adjustments to equity investments (v)       (5)  (0.07)        (5)  (0.07)
                
Tax item - Mexico (vi) (2)  (0.03)  2   0.03   (4)  (0.06)  6   0.09 
                
Other tax matters (vii) (14)  (0.21)  2   0.03   (12)  (0.18)  (27)  (0.40)
                
Non-GAAP adjusted net income attributable to Ingredion$110  $1.65  $74  $1.09  $499  $7.45  $452  $6.67 

純利益、EPSおよび税率は、四捨五入のため加算したり再計算したりできない場合がある。

注釈

(i) 2022年12月31日に終了した3ヵ月間および12ヵ月間に、主にアルゼンチンの合弁会社への投資に関連する税引前買収・統合費用をそれぞれ400万ドル (約5億2,497万円) および500万ドル (約6億5,621万円) 計上した。2021年12月31日に終了した3ヵ月および12ヵ月期間中に、当社は、ピュアサークル (PureCircle)、カテック (KaTech)、ヴァーディエントフーズ (Verdient Foods) の事業の買収、およびアミリス (Amyris) とアルゼンチンの合弁事業への投資のために、それぞれ200万ドル (約2億6,248万円) および300万ドル (約3億9,372万円) の税引前買収・統合による費用を計上した。

(ii) 2022年12月31日に終了した12ヵ月の期間中に、当社は、コストスマート (Cost Smart) プログラムのために、それぞれ400万ドル (約5億2,489万円) の残りの税引前リストラ関連費用を計上した。2021年12月31日に終了した3ヵ月および12ヵ月の期間中に、当社は、主に超すとスマートプログラムに関連して、Cost Smartスマートプログラムのためにそれぞれ2,500万ドル (約32億8,056万円) および4,700万ドル (約61億6,745万円) の税引前リストラ関連費用を計上した。

(iii) 2021年12月31日に終了した12ヵ月の期間において、同社のアルゼンチン事業のアルゼンチン合弁事業への拠出に関連して、3億4,000万ドル (約446億1,565万円) の純資産減損を計上した。

(iv) 2022年12月31日に終了した3ヵ月月および12ヵ月の期間に、主に米国における業務中止による影響に関連する税引前費用をそれぞれ1,100万ドル (約14億4,344万円) および2,000万ドル (約26億2,487万円) を計上した。2021年12月31日に終了した12ヵ月間において、ブラジルの最高裁判所が2021年5月に承認した、当社が受領する権利のある特定の間接税額控除に関する税引前利益を1,500万米ドル (約19億6,865万円) 計上した。

(v) 2021年12月31日に終了した3ヵ月間および12ヵ月の期間に、持分法投資に対して税引前の公正価値調整額 (純額) 600万ドル (約78億7,461万円) を計上した。

(vi) 同社は、米ドルに対するメキシコペソの変動および当該期間中の当社のメキシコでの財務諸表の再測定への影響の結果として、2022年12月31日に終了した3ヵ月および12ヵ月の期間におけるそれぞれ200万ドル (約2億6,246万円) および400万ドル (約5億2,493万円) の税効果および2021年12月31日に終了した3ヵ月および12ヵ月の期間におけるそれぞれ200万ドル (約2億6,246万円) および600万ドル (約78億7,461万円) の税引当を計上した。

(vii) 2022年第4四半期に、2018年から2021年の間に受領した、従来は課税対象であった特定のブラジルの国の補助金について、所得税優遇を2,000万ドル (約26億2,487万円) 認識した。その他の調整は、前年の租税債務および偶発債務の影響、ならびに上記のNon-GAAPベースの追加の税効果に関連するものである。

イングレディオン・インコーポレーテッド
GAAP営業利益のNon-GAAP調整後営業利益への調整
(未監査)

(in millions, pre-tax)

Three Months Ended
December 31,
 Twelve Months Ended
December 31,
2022 2021 2022  2021 
Operating income$157 $86 $762 $310 
        
Add back:       
        
Acquisition/integration costs (i) -  2  1  3 
        
Restructuring/impairment charges (ii) -  25  4  47 
        
Impairment on disposition of assets (iii) -  -  -  340 
        
Other matters (iv) 11  -  20  (15)
        
Non-GAAP adjusted operating income$168 $113 $787 $685 

注釈 (i) から (vii) の項目については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益および希薄化後EPSから、イングレディオンに帰属するNon-GAAP調整後純利益および調整後希薄化後EPSへの調整に含まれる注釈 (i)~(iv) を参照のこと。

イングレディオン・インコーポレーテッド
GAAP実効所得税率のNon-GAAP調整後実効所得税率への調整
(未監査)

(in millions)

 Three Months Ended December 31, 2022 Twelve Months Ended December 31, 2022
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported $124 $9 7.3% $668 $166 24.9%
             
Add back:            
             
Acquisition/integration costs (i)  4  -    5  -  
             
Restructuring/impairment charges (ii)  -  -    4  1  
             
Other matters (iv)  11  3    20  5  
             
Tax item - Mexico (vi)  -  2    -  4  
             
Other tax matters (vii)  -  14    -  12  
                 
Adjusted Non-GAAP $139 $28 20.1% $697 $188 27.0%

 

(in millions)

 Three Months Ended December 31, 2021 Twelve months ended December 31, 2021
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported $78  $10  12.8% $248  $123  49.6%
             
Add back:            
             
Acquisition/integration costs (i)  2   1     3   (3)  
             
Restructuring/impairment charges (ii)  25   6     47   11   
             
Impairment on disposition of assets (iii)  -   -     340   -   
             
Other matters (iv)  -   12     (15)  7   
             
Fair value adjustments to equity investments (v)  (6)  (1)    (6)  (1)  
             
Tax item - Mexico (vi)  -   (2)    -   (6)  
             
Other tax matters (vii)  -   (2)    -   27   
             
Adjusted Non-GAAP $99  $24  24.2% $617  $158  25.6%
                       

注釈 (i) から (vii) の項目については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益、イングレディオンに帰属する希薄化後EPSのNon-GAAP調整後純利益、調整後希薄化後EPSを調整した表の注釈 (i) から (vii) を参照のこと。

問い合わせ先:
投資家向けの問い合わせ先:Noah Weiss, 773-896-5242
報道関係者向けの問い合わせ先:Becca Hary, 708-551-2602