イングレディオン・インコーポレーテッド (Ingredion Incorporated)、好調な第2四半期決算を報告し、通期見通しを上方修正

Westchester, IL


  • 2023年度第2四半期の報告営業利益*および調整後営業利益*は、前年同期比でそれぞれ18%増および17%増
  • 2023年度第2四半期の報告EPS*は2.42ドル (約XXX円)、調整後EPS*は2.32ドル (約XXX円) で、それぞれ14%増および9%増
  • 同社は、2023年通期の調整後EPS見通しを、8.70~9.40ドル (約XXX~XXX円) の範囲から、8.80~9.40ドル (約XXX~XXX円) の範囲に引き上げている

イリノイ州ウエストチェスター発, Aug. 13, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- 食品飲料製造業を対象とした原材料ソリューションの世界トップクラスのプロバイダーであるイングレディオン・インコーポレーテッド (NYSE: INGR) は本日、2023年度第2四半期の決算報告を行った。米国で一般に公正妥当と認められている会計原則 (GAAP) に従って報告された2023年第2四半期および2022年の結果には、同社が提示したNon-GAAP (非GAAP) 財務指標からは除外されている項目が含まれる。

イングレディオンの社長兼CEOであるジム・ザリー (Jim Zallie) は次のように述べている。「今回もまた、弊社のチームは、強力な利益成長を継続させながら、変化しつつある市場ダイナミクスに適応する能力を実証しました。お客様の需要の予想される変化に合わせて生産量を調整する弊社のチームの機敏さが、堅調な利益成長と営業キャッシュの増加につながりました。当四半期の業績は、弊社の多様な原料ポートフォリオの価値をさらに実証するものであり、北米では主力原料が好調で、欧州・中東・アフリカではスペシャリティ製品が好調であったことから、第2四半期の売上高で過去最高を記録できました。

特殊原料の売上高は、価格と顧客ミックスによって伸びました。全体として、イングレディオンの特殊原料は、糖分削減を可能にするソリューションなど、健康に良く自然な原料への継続的な需要を反映し、弊社の総売上高の伸びを牽引しました。低カロリーまたはノンカロリー製品向けの、弊社の差別化された高強度天然甘味料は、その妥協のない甘味と風味プロフィールで評価され続けています。販売数量は引き続き、食品サプライチェーン全体の在庫調整と消費者の消費行動の変化による影響を受けています。」

ザリーは次のように締めくくっている。「通期見通しの更新は、今年も引き続き利益ある成長を実現し、『成長を牽引するロードマップ』を実行し、株主の方々のために長期的な価値を創造していくという弊社の自信を反映したものです。」

*調整および希薄化後1株あたり利益 (以下「調整後EPS」)、調整後営業利益、調整後実効税率、調整および希薄化後加重平均普通株式数は、Non-GAAPの財務指標である。これらNon-GAAP指標に最も近いGAAP指標については、本ニュースリリースに記載されている要約連結財務諸表に続く「Non-GAAP情報」と題する補足財務情報のII項を参照のこと。

希薄化後1株あたり利益 (EPS)

 2Q222Q23
Reported EPS$2.12 $2.42 
Restructuring/Impairment costs 0.01  - 
Tax items and other matters (0.01) (0.10)
Adjusted EPS**$2.12 $2.32 

今期の報告EPSおよび調整後EPSの変動に影響したと推察される諸要因

 2Q23
Total items affecting EPS**0.20 
Total operating items0.40 
Margin0.75 
Volume(0.21)
Foreign exchange(0.08)
Other income(0.06)
Total non-operating items(0.20)
Other non-operating income(0.02)
Financing costs(0.15)
Tax Rate(0.03)
Shares outstanding(0.01)
Non-controlling interests0.01 

**端数処理のため合計は計数の総和と必ずしも一致しない。

決算概要

  • 2023年6月30日時点での負債総額は25億ドル (約XXXX億円)、短期投資を含むキャッシュは2億6,300万ドル (約XXX億円) で、それに対して2022年12月31日時点での負債総額は25億ドル (約XXXX億円)、キャッシュは2億3,900万ドル (約XXX億円) であった。
  • 報告された第2四半期の純資金調達コストは3,000万ドル (約XX億円) で、それに対し前年同期は1,700万ドル (約XX億円) であった。
  • 今四半期の報告実効税率および調整後実効税率はそれぞれ25.1%および28.3%であった (前年同期の報告実効税率および調整後実効税率はそれぞれ26.0%および26.8%)。報告実効税率の低下は、主に2023年6月30日に終了した3ヵ月間におけるメキシコ・ペソの対米ドル相場によるものであった。この減少は、パキスタンのスーパー税率の引き上げにより一部相殺された。
  • 純資本支出は1億5,300万ドル (約XXX億円) で、前年同時期に比べて1,600万ドル (約XXX億円) 増加した。

ビジネスレビュー

イングレディオン合計
純売上高

$ in millions2022FX
Impact
VolumePrice/mix2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter2,044(47)(225)2972,0691%4%
Year-to-Date3,936(110)(341)7214,2067%10%

報告営業利益

$ in millions2022FX
Impact
Business DriversAcquisition /
Integration
Restructuring / ImpairmentOther2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter213(7)43-2- 25118%21%
Year-to-Date423(19)13814(5)54228%33%

調整後営業利益

$ in millions2022FX
Impact
Business Drivers2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter215(7)4325117%20%
Year-to-Date428(19)13854728%32%

純売上高

  • 第2四半期および今年度累計の純売上高は、前年同期比でそれぞれ1%増および7%増となった。この増加は価格と製品ミックスの両方によるもので、積極的な顧客ミックス管理を含む販売数量の減少や為替の影響により一部相殺された。外国為替による影響を除くと、同四半期および年初来の純売上高はそれぞれ4%増および10%増となった。

営業利益

  • 第2四半期の報告・調整後営業利益はどちらも2億5,100万ドル (約XXX億XXXX万円) であり、前年同期比でそれぞれ18%増および17%増となった。この増加は、有利な価格ミックスによるものであったが、原材料価格および投入原価の上昇や販売数量の減少により一部相殺された。外国為替変動要因を除くと、報告営業利益と調整後営業利益は、前年同期比でそれぞれ21%増および20%増となった。
  • 年初来の報告営業利益と調整後営業利益は、それぞれ5億4,200万ドル (約XXX億円) および5億4,700万ドル (約XXX億円) と、前年同期比でどちらも28%増となった。報告営業利益および調整後営業利益の増加は、有利な価格ミックスに起因するものであったが、原材料および投入原価の上昇と販売量の減少により一部相殺された。外国為替変動要因を除くと、報告営業利益と調整後営業利益は、前年同期比でそれぞれ33%増および32%増となった。

北米
純売上高

$ in millions2022FX
Impact
VolumePrice
Mix
2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter1,284(7)(124)1891,3425%5%
Year-to-Date2,458(15)(206)4612,69810%10%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX
Impact
Business Drivers2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter161(1)3719722%23%
Year-to-Date317(3)9040427%28%
  • 北米の第2四半期の営業利益は、前年同期比3,600万ドル (約XX億円) 増の1億9,700万ドル (約XXX億円)、年初来の営業利益は、前年同期比8,700万ドル (約XX億円) 増の4億400万ドル (約XXX億万円) となった。両期のこの増加は、有利な価格ミックスによるものであったが、投入原価の上昇や販売数量の減少により一部相殺された。外国為替による影響を除くと、第2四半期および年初来のセグメント別営業利益はそれぞれ23%増および28%増となった。

南米
純売上高

$ in millions2022FX
Impact
VolumePrice
mix
2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter290(10)(42)19257-11%-8%
Year-to-Date542(23)(49)56526-3%1%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX
Impact
Business Drivers2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter39(1)(15)23-41%-38%
Year-to-Date77(5)(8)64-17%-10%
  • 南米の第2四半期の営業利益は、前年同期比1,600万ドル (約X億円) 減の2,300万ドル (約X億円)、年初来の営業利益は、前年同期比1,300万ドル (約X億円) 減の6,400万ドル (約XXX億円) となった。両期間とも減額となったのは、主に販売数量の減少と投入コストの上昇、およびアルゼンチン合弁事業の業績における為替の悪影響によるものである。外国為替による影響を除くと、第2四半期および年初来のセグメント別営業利益はそれぞれ38%減および10%減となった。

アジア太平洋地域
純売上高

$ in millions2022FX
Impact
VolumePrice
mix
2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter275(8)(29)29267-3%0%
Year-to-Date547(21)(54)72544-1%3%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX
Impact
Business Drivers2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter21(1)72729%33%
Year-to-Date43(2)145528%33%
  • アジア太平洋地域の第2四半期の営業利益は2,700万ドル (約XX億円) と、前年同期比で600万ドル (約X億円) 増となった。年初来の営業利益は前年同期比で1,200万ドル (約XX億円) 増の5,500万ドル (約XX億円) となった。両期のこの変化は、有利な価格ミックスによるものであったが、販売数量の減少により一部相殺された。外国為替による影響を除くと、第2四半期および年初来のセグメント別営業利益はともに33%増となった。

ヨーロッパ、中東、アフリカ (EMEA)
純売上高

$ in millions2022FX
Impact
VolumePrice
mix
2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter195(22)(30)602034%15%
Year-to-Date389(51)(32)13243813%26%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX
Impact
Business Drivers2023ChangeChange
excl. FX
Second Quarter29(4)174245%59%
Year-to-Date60(9)489965%80%
  • EMEAの第2四半期の営業利益は4,200万ドル (約XX億円) と、前年同期比で1,300万ドル (約X億円) 増となった。年初来の営業利益は9,900万ドル (約XX億円) と、前年同期比で3,900万ドル (約XX億円) 増となった。この変化は、有利な価格ミックスによるものであったが、販売数量の減少、投入原価の上昇および外国為替による影響により一部相殺された。外国為替による影響を除くと、第2四半期および年初来のセグメント別営業利益はそれぞれ59%増および80%増となった。

配当、株式買い戻し

2023年上半期には、9,500万米ドル (約XXX億円) の配当金を支払い、1株当たり0.71米ドル (約XXX円) の四半期配当金を支払うことを発表し、2023年7月25日に支払った。イングレディオンは、総株主利益を支援するための資本配分戦略の一環として、現金配当と自社株買いによる株主への価値還元を考慮している。

第3四半期および2023年通期見通しの更新

2023年度第3四半期については、2022年度第3四半期と比較して、純売上高は1桁台半ば、営業利益は1桁台後半から2桁台前半の増加を見込んでいる。

同社は、2023年通期の報告・調整後EPSは、それぞれ8.95~9.55ドル (約XXX~XXX円) および8.80~9.40ドル (約XXX~XXX円) の範囲に収まると予想している。この予想は、買収関連の統合および再編費用、ならびに潜在的な減損損失を考慮していない。

2023年通期の売上高は、数量需要の軟化を反映し、1桁台半ばから後半の増加を見込んでいる。報告営業利益および調整後営業利益は、いずれも2桁台の高水準で増加する見込みである。

昨年度と比較して、2023年度通期の見通しは以下の通りである。北米の営業利益は、価格ミックスが引き続き販売数量の減少や原価上昇を上回り、20%~25%増加する見込みである。南米の営業利益は、有利な価格ミックスを投入原価の上昇で一部相殺し、1桁台半ばから後半の減少を見込んでいる。アジア太平洋地域の営業利益は、有利な価格ミックスとピュアサークル (PureCircle) の成長により、二桁台後半の増加を見込んでいるが、投入原価の上昇により負の値になる見込みである。EMEAの営業利益は、有利な価格ミックスにより40%から50%増加する見込みである。企業コストは、一桁台後半の上昇になると予想される。

2023年通期については、報告後実効税率および調整後実効税率がそれぞれ25.5%~27.0%および27.0%~28.5%になると予想している。

2023年度通期の営業キャッシュフローは、6億ドル (約XXX億円) から7億ドル (約XXX億円) の範囲となる見込みである。通期の資本的支出は3億ドル (約XXX億円) を見込んでいる。

カンファレンスコールおよびウェブキャストの詳細

イングレディオンは、2023年8月8日 (火曜日) の米国中部時間午前8時/米国東部時間午前9時に、社長兼最高経営責任者のジム・ザリーと執行副社長兼最高財務責任者のジム・グレイ (Jim Gray) が主催するカンファレンスコール(電話会議) を開催する。会議はリアルタイムでウェブキャストされ、https://ir.ingredionincorporated.com/events-and-presentationsからアクセスできる。追加の財務・営業情報が記載されているプレゼンテーション資料は、同社ウェブサイトからアクセスでき、会議開始の数時間前からダウンロードできる。録画は、期間限定でhttps://ir.ingredionincorporated.com/financial-information/quarterly-resultsにて再生できる。

会社について
イングレディオン・インコーポレーテッド(NYSE: INGR) は、シカゴ近郊に本社を置く、世界トップクラスの原料ソリューションプロバイダーで、120以上の国に製品とサービスを提供している。2022年の年間純売上高は約79億ドル (約XXXX億円) で、同社は、食品、飲料、動物栄養、醸造、産業市場に対して、穀物、果物、野菜、およびその他の植物性の素材を付加価値のある原料ソリューションに加工して提供している。世界各地にIngredion Idea Labs®イノベーションセンターを置くほか、約12,000人の従業員を擁し、開発過程で顧客と協力し合い、人、自然、テクノロジーの可能性を集結して目的を達成し、生活の向上に貢献している。同社の詳細情報と最新ニュースについては、ingredion.comを閲覧されたい。

将来の見通しに関する記述

このニュースリリースには、1933年証券法第27A条 (改正) および1934年証券取引法第21E条 (改正) の意味における将来の見通しに関する記述が含まれるか、または含まれる場合がある。同社は、これらの将来の見通しに関する記述が、このような記述に関する免責条項の対象となることを意図している。

将来予想に関する記述には、とりわけ、2023年度第3四半期の純売上高および営業利益に関する同社の予想、2023年度通期の報告・調整済みEPS、純売上高、調整後営業利益、セグメント別営業利益、企業としてのコスト、報告および調整後実効税率、運営からのキャッシュ、資本支出に関する記述および上記のいずれかに関する経営陣の計画または戦略および目標および上記のいずれかの根底にある前提条件、期待事項または信念など同社の見通し、将来の事業、財務状況、純売上高、営業利益、販売量、企業コスト、税率、資本支出、キャッシュフロー、費用またはその他の財務項目に関するその他の記述が含まれる。

これらの記述は、「可能性」、「予定する」、「すべき」、「予想する」、「想定する」、「信じる」、「計画する」、「推定する」、「見積もる」、「期待する」、「意図する」、「継続する」、「プロフォーマ」、「予測」、「展望」、「推進」、「機会」、「見込み」、「暫定的」、またはその他の同様の表現、あるいはそれらの否定的表現により特定できることがある。本書における、過去についての記述でないものは全て、将来見通しに関する記述である。

これらの記述は、現在の状況または期待に基づいているが、特定の固有のリスクや不確実性に影響される可能性があり、その多くは予測が困難で、同社が支配できる範囲を超えている。これらの将来の見通しに関する記述に反映された同社の期待は合理的な仮定に基づいていると同社は考えているが、投資家は、同社の期待が正しいことを証明する保証がないことに注意すべきである。

実際の結果や展開は、次のような様々なリスクや不確実性に基づき、これらの記述で明示または黙示されている予想とは大きく異なる場合がある。原材料やエネルギー供給の可用性や価格への影響を含むロシアとウクライナの紛争の影響、外国為替や金利の変動など、高フルクトース・コーンシロップおよび当社が製造するその他の製品に関する消費者嗜好の変化;世界経済情勢、ならびに当社が原材料を購入し、または製品を製造もしくは販売する様々な地域および国の顧客および消費者に影響を与える一般的な政治、経済、事業および市場環境の影響、ならびにこれらの要因が当社の販売数量、製品の価格および顧客に対する債権回収能力に与える可能性のある影響;食品、飲料、動物栄養、醸造業などを初めとするがそれらには限定されない、当社がサービスを提供し、売上の大部分を占める主要産業による当社製品の将来的な購入;新型コロナウイルス感染症が当社の事業、製品需要および財務状況に与える影響;遺伝子組換えおよびバイオテクノロジーにより開発された製品が受け入れられるかどうかの不確実性;市場に受け入れられるのに十分な価格または品質で新製品およびサービスを開発または獲得する当社の能力;当社の主要製品および副産物(特にトウモロコシ油)の市場および価格に関するものを含む、トウモロコシ精製業界および関連業界における競争圧力および/または顧客圧力の増大;価格変動、サプライチェーンの混乱、および原材料、エネルギーコストおよび利用可能性、運賃および物流を含む当社の生産工程および配送チャネルへの投入物に影響を及ぼす不足;当社がコストを抑制し、予算を達成し、期待されるシナジーを実現する能力(計画された保守・投資プロジェクトを期限内かつ予算内で完了する能力、および運賃・輸送費に関するものを含む);製造施設における操業上の困難および製品の安全性・品質に関連する責務; 気候変動および気候変動に対処するための法律、規制および市場の施策の影響;有利な条件で買収や戦略的提携を成功させる当社の能力、ならびに買収した事業の統合や戦略的提携の実施・維持に成功し、前述のすべてに関して期待されるシナジーを達成する当社の能力;外国および外国通貨で事業を行うことに内在する経済的、政治的およびその他のリスク;外貨の変動、金利・為替レートの変動、市場のボラティリティおよびそのような変動に対するヘッジの関連も含めた、金融・資本市場の動向;満足のいく労使関係を維持することができないこと;従業員を惹きつけ、育成し、動機づけ、良好な関係を維持する当社の能力;自然災害、戦争、テロの脅威や行為、新型コロナウイルス感染症などのパンデミックの発生や継続、その他当社の支配が及ばない重大な出来事の発生が当社のビジネスに与える影響;のれんや長期資産の減損の影響;政府の政策、法律、規制の変更、および環境規制の遵守を含めた法令遵守のための費用;税率変更または追加的な所得税負担の発生;金利の上昇により生じうる借入コストの増加;合理的な利率で資金を調達する能力、および将来の成長・拡大のための十分な資金へのアクセスに影響を与えるその他の要因;情報技術システム、プロセスおよびサイトに関するセキュリティ侵害;株式市場の変動および当社の株価に悪影響を及ぼしうるその他の要因;当社の配当方針の継続に影響を与えるリスク;および財務報告に係る有効な内部統制を維持する当社の能力。

同社の将来の見通しに関する記述は、作成日時点の状況でのみ述べられており、同社は、新しい情報または将来の出来事や開発の結果として、作成日以降に発生した出来事や状況を反映するために、将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わないものとする。同社がこれらの記述の1つ以上を更新または修正した場合でも、投資家は同社がさらなる更新または訂正を行うと判断すべきではない。これらのリスクおよびその他のリスクの詳細については、証券取引委員会 (SEC) に提出された2022年12月31日に終了した年度のForm 10-Kによる年次報告書、およびForm 10-Qおよびフォーム8-Kによるその後の報告書に含まれる「リスク要因」およびその他の情報を参照されたい。

イングレディオン・インコーポレーテッド
連結損益計算書 (要約)
(未監査)
 
(in millions, except per share amounts) Three Months Ended
June 30,
 Change
%

 Six Months Ended
June 30,
 Change
%
   2023  2022    2023  2022  
Net sales $2,069 $2,044  1% $4,206 $3,936  7%
Cost of sales  1,628  1,654     3,278  3,167   
Gross profit  441  390  13%  928  769  21%
             
Operating expenses  188  179  5%  375  348  8%
Other operating expense (income)  2  (4)    11  (6)  
Restructuring/impairment charges    2       4   
Operating income  251  213  18%  542  423  28%
Financing costs  30  17     62  41   
Other non-operating expense (income)  2       2  (1)  
Income before income taxes  219  196  12%  478  383  25%
Provision for income taxes  55  51     120  105   
Net income  164  145  13%  358  278  29%
Less: Net income attributable to non-controlling interests  1  3     4  6   
Net income attributable to Ingredion $163 $142  15% $354 $272  30%
             
Earnings per common share attributable to Ingredion common shareholders:            
             
Weighted average common shares outstanding:            
Basic  66.3  66.4     66.2  66.6   
Diluted  67.3  67.1     67.2  67.3   
             
Earnings per common share of Ingredion:            
Basic $2.46 $2.14  15% $5.35 $4.08  31%
Diluted $2.42 $2.12  14% $5.27 $4.04  30%
                     


イングレディオン・インコーポレーテッド
要約連結貸借対照表
 
(in millions, except share and per share amounts) June 30, 2023 December 31, 2022
  (未監査)  
Assets    
Current assets    
Cash and cash equivalents $257  $236 
Short-term investments  6   3 
Accounts receivable – net  1,366   1,411 
Inventories  1,618   1,597 
Prepaid expenses  64   62 
Total current assets  3,311   3,309 
     
Property, plant and equipment – net  2,414   2,407 
Intangible assets – net  1,311   1,301 
Other assets  564   544 
Total assets $7,600  $7,561 
     
Liabilities and equity    
Current liabilities    
Short-term borrowings $522  $543 
Accounts payable and accrued liabilities  1,198   1,339 
Total current liabilities  1,720   1,882 
     
Long-term debt  1,939   1,940 
Other non-current liabilities  466   477 
Total liabilities  4,125   4,299 
     
Share-based payments subject to redemption  43   48 
Redeemable non-controlling interests  43   51 
     
Equity    
Ingredion stockholders' equity:    
Preferred stock — authorized 25,000,000 shares — $0.01 par value, none issued  -   - 
Common stock — authorized 200,000,000 shares — $0.01 par value, 77,810,875 issued at June 30, 2023 and December 31, 2022  1   1 
Additional paid-in capital  1,142   1,132 
Less: Treasury stock (common stock: 11,688,205 and 12,116,920 shares at June 30, 2023 and December 31, 2022, respectively) at cost  (1,116)  (1,148)
Accumulated other comprehensive loss  (1,119)  (1,048)
Retained earnings  4,469   4,210 
Total Ingredion stockholders' equity  3,377   3,147 
Non-redeemable non-controlling interests  12   16 
Total equity  3,389   3,163 
     
Total liabilities and equity $7,600  $7,561 


 
イングレディオン・インコーポレーテッド
要約連結キャッシュフロー計算書
(未監査)
 
(in millions)

 Six Months Ended June 30,
  2023   2022 
Cash provided by (used for) operating activities:    
Net income $358  $278 
Adjustments to reconcile net income to net cash provided by operating
activities:
    
Depreciation and amortization  109   107 
Mechanical stores expense  33   27 
Margin accounts  (10)  (5)
Changes in other trade working capital  (218)  (454)
Other  7   43 
Cash provided by (used for) operating activities  279   (4)
     
Cash used for investing activities:    
Capital expenditures and mechanical stores purchases  (154)  (144)
Proceeds from disposal of manufacturing facilities and properties  1   7 
Other  (7)  1 
Cash used for investing activities  (160)  (136)
     
Cash (used for) provided by financing activities:    
Proceeds from borrowings, net  (17)  38 
Commercial paper borrowings, net     308 
Repurchases of common stock, net     (83)
Issuances (settlements) of common stock for share-based compensation, net  15   (1)
Purchases of non-controlling interests     (27)
Dividends paid, including to non-controlling interests  (95)  (90)
Cash (used for) provided by financing activities  (97)  145 
     
Effect of foreign exchange rate changes on cash  (1)  (15)
Increase (decrease) in cash and cash equivalents  21   (10)
Cash and cash equivalents, beginning of period  236   328 
Cash and cash equivalents, end of period $257  $318 


イングレディオン・インコーポレーテッド
補足財務情報
(未監査)
 
I. Geographic Information of Net Sales and Operating Income
 
(in millions, except for percentages)Three Months Ended
June 30,
 Change

 Change
Excl. FX
 Six Months Ended
June 30,
 Change

 Change
Excl. FX
  2023   2022     2023   2022   
Net Sales               
North America$1,342  $1,284  5% 5% $2,698  $2,458  10% 10%
South America 257   290  (11)% (8)%  526   542  (3)% 1%
Asia-Pacific 267   275  (3)% %  544   547  (1)% 3%
EMEA 203   195  4% 15%  438   389  13% 26%
Total Net Sales$2,069  $2,044  1% 4% $4,206  $3,936  7% 10%
                
Operating Income               
North America$197  $161  22% 23% $404  $317  27% 28%
South America 23   39  (41)% (38)%  64   77  (17)% (10)%
Asia-Pacific 27   21  29% 33%  55   43  28% 33%
EMEA 42   29  45% 59%  99   60  65% 80%
Corporate (38)  (35) (9)% (9)%  (75)  (69) (9)% (9)%
Sub-total 251   215  17% 20%  547   428  28% 32%
Acquisition/integration costs              (1)    
Restructuring/impairment charges    (2)         (4)    
Other matters           (5)       
Total Operating Income$251  $213  18% 21% $542  $423  28% 33%

II.Non-GAAP情報

米国で一般に公正妥当と認められた会計原則 (「GAAP」) に基づいて作成された連結財務結果を補完するために、取得コストや統合コスト、構造改革および減損コスト、メキシコ税制 (優遇)、およびその他の特定の特別項目などの特定GAAP項目を除外する過去のNon-GAAP財務指標を使用している。これらのnon-GAAPの金額を参照する場合は、一般的に「調整済み」という用語を使用する。

同社の経営陣は、内部ではnon-GAAP財務指標を使用して、戦略的意思決定、将来の業績予想、現在の業績評価を行う。また、経営陣がnon-GAAP財務指標を開示する目的は、投資家に対し、提示した期間における当社の業績と動向に関して、より有意義かつ一貫性のある比較を提供することにある。これらのnon-GAAP財務指標は、GAAPに従って提示された結果に加えて、および関連して使用されており、当社の事業を別の側面から見ることができるが、GAAPの結果と合わせて見ることによって、当社の事業に影響を与える要因や動向の全体像を把握することができる。これらのnon-GAAP指標は、GAAPに従って計算された対応する指標の代わりとしてではなく、補足として考慮されるべきである。

Non-GAAP財務指標は、GAAPに従って作成されていないため、当社のNon-GAAP情報は、他社が発表する同様なタイトルの指標に必ずしも対応していない。従来の各non-GAAP財務指標と比較し、最も類似するGAAP指標は、以下の表に示されている。

イングレディオン・インコーポレーテッド
GAAP方式の純利益(イングレディオンに帰属)および希薄化後1株当たり利益(「EPS」)および
イングレディオンに帰属するNon-GAAP調整後純利益および調整後希薄化EPSへの調整
(未監査)
 
 Three Months Ended
June 30, 2023
 Three Months Ended
June 30, 2022
 Six Months Ended
June 30, 2023
 Six Months Ended
June 30, 2022
 (in millions) Diluted EPS (in millions) Diluted EPS (in millions) Diluted EPS (in millions) Diluted EPS
Net income attributable to Ingredion$163  $2.42  $142  $2.12  $354  $5.27  $272  $4.04 
                
Add back:               
                
Acquisition/integration costs (i)                   1   0.01 
                
Restructuring/impairment charges (ii)       1   0.01         3   0.03 
                
Other matters (iii)             4   0.06       
                
Tax item - Mexico (iv) (7)  (0.10)        (14)  (0.21)  (1)  (0.01)
                
Other tax matters (v)       (1)  (0.01)        (1)  (0.01)
                
Non-GAAP adjusted net income attributable to Ingredion$156  $2.32  $142  $2.12  $344  $5.12  $274  $4.06 

純利益、EPSおよび税率は、四捨五入のため加算したり再計算したりできない場合がある。

II.Non-GAAP情報 (続き)

注記
(i) 2022年6月末日までの6ヵ月間に、同社は、KaTechの買収と統合、ならびにアルゼンチンでの合弁事業への投資に関連する100万ドル (約XXX億円) の税引前買収および統合費用を計上した。

(ii) 2022年6月30日に終了した3ヵ月および6ヵ月期間中に、当社は、Cost Smart (コストスマート) プログラムのために、それぞれ200万ドル (約2億5,900万円) および400万ドル (約4億9,100万円) という残りの税引前リストラ関連費用を計上した。

(iv) 2023年6月30日に終了した6ヵ月の期間に、主に米国における業務中止による影響に関連する税引前費用500万ドル (約XX億円) を計上した。

(vi) 同社は、米ドルに対するメキシコペソの変動および当該期間中の当社のメキシコでの財務諸表の再測定への影響の結果として、2023年12月30日に終了した3ヵ月および6ヵ月の期間におけるそれぞれ700万ドル (約X億円) および1,400万ドル (約XX億円) の税効果および2022年6月30日に終了した6ヵ月の期間における100万ドル (約X億円) の税引当を計上した。

(v) この項目は、前年度の純租税債務および偶発債務、パキスタン・スーパー税による影響、および上記の非GAAP基準のアドバック項目の税効果に関連する。これらは、ブラジルの地方優遇措置のうち、従来は課税対象であったものに対して過去に認識された税制優遇措置の利息によって相殺された。

イングレディオン・インコーポレーテッド
GAAP営業利益のNon-GAAP調整後営業利益への調整
(未監査)
 
(in millions, pre-tax)

Three Months Ended June 30, Six Months Ended June 30,
2023 2022 2023 2022
Operating income$251 $213 $542 $423
        
Add back:       
        
Acquisition/integration costs (i)       1
        
Restructuring/impairment charges (ii)   2    4
        
Other matters (iii)     5  
        
Non-GAAP adjusted operating income$251 $215 $547 $428

注記(i)~(iii)については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益および希薄化後EPSから、イングレディオンに帰属するNon-GAAP調整後純利益および調整後希薄化後EPSへの調整に含まれる注記(i)~(iii)を参照のこと。

II.Non-GAAP情報 (続き)

イングレディオン・インコーポレーテッド
GAAP実効所得税率のNon-GAAP調整後実効所得税率への調整
(未監査)
 
(in millions)

 Three Months Ended June 30, 2023 Six Months Ended June 30, 2023
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported $219 $55 25.1% $478 $120 25.1%
             
Add back:            
             
Other matters (iii)        5  1  
             
Tax item - Mexico (iv)    7      14  
             
Adjusted Non-GAAP $219 $62 28.3% $483 $135 28.0%


(in millions)

 Three Months Ended June 30, 2022 Six months ended June 30, 2022
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported $196 $51 26.0% $383 $105 27.4%
             
Add back:            
             
Acquisition/integration costs (i)  -  -    1  -  
             
Restructuring/impairment charges (ii)  2  1    4  1  
             
Tax item - Mexico (iv)  -  -    -  1  
             
Other tax matters (v)  -  1    -  1  
             
Adjusted Non-GAAP $198 $53 26.8% $388 $108 27.8%

注記 (i)~(v)については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益、イングレディオンに帰属する希薄化後EPSのNon-GAAP調整後純利益、調整後希薄化後EPSを調整した表の注記(i)~(v)を参照のこと。

II.Non-GAAP情報 (続き)

イングレディオン・インコーポレーテッド
予想GAAP希薄化後1株あたり利益 (「GAAP EPS」) の
予想調整後希薄化後1株あたり利益 (「調整後EPS」) への調整
(未監査)
 
 

Expected EPS Range
for Full-Year 2023
Low End of
Guidance
 High End of
Guidance
GAAP EPS$8.95  $9.55 
    
Add:   
    
Other matters (i) 0.06   0.06 
    
Tax item - Mexico (ii) (0.21)  (0.21)
    
Adjusted EPS$8.80  $9.40 

上記は、2023年通期の予想希薄化後EPSの、2023年通期の予想調整後希薄化後EPSへの調整である。上記の金額は、未知の時期、効果、有意性により、本質的に予測および推定が難しい特定の将来の費用、コストおよび利益を反映していないことがある。これらの金額には、買収・統合費用、減損・リストラ費用およびその他の特定項目でのGAAP EPSへの調整が含まれるが、それらには限定されない。当社では、通常はこれらの調整を調整後EPSガイダンスから除外している。そのため、当社はGAAP EPSを予測する能力よりも、調整後EPSを予測する能力に対してより大きな自信を抱いている。

2023年におけるこれらのGAAP EPSへの調整には、以下のようなものが含まれる。

  1. 変化は、主に米国における業務停止による影響に関連する。
  2. 当該期間中における米ドルに対するメキシコペソの変動と、当社のメキシコでの財務諸表の再測定に対するその影響の結果として生じた税優遇。

II.Non-GAAP情報 (続き)

イングレディオン・インコーポレーテッド
予想米国GAAP実効税率 (「GAAP ETR」) から
予想調整後実効税率 (「調整後ETR」) への照合
(未監査)
 
 

Expected Effective Tax Rate Range
for Full-Year 2023
Low End of
Guidance
 High End of
Guidance
GAAP ETR25.5% 27.0%
    
Add:   
    
Other matters (i)% %
    
Tax item - Mexico (ii)1.5% 1.5%
    
Adjusted ETR27.0% 28.5%

上記は、当社予想2023年通期GAAP ETRの当社予想2023年通期調整後ETRへの調整である。上記の金額は、未知の時期、効果、有意性により、本質的に予測および推定が難しい特定の将来の費用、コストおよび利益を反映していないことがある。これらの金額には、その他の事項や特定のその他の税項目に関するGAAP ETRの調整額が含まれるが、これらに限定されるものではない。当社では、通常はこれらの調整を調整後ETRガイダンスから除外している。そのため、当社はGAAP ETRを予測する能力よりも、調整後ETRを予測する能力に対してより大きな自信を抱いている。

2023年におけるこれらのGAAP ETRへの調整には、以下のようなものが含まれる。

  1. 米国における業務停止による影響に関連するこれまでの費用に対する税の影響。
  2. (iv) 当該期間における米ドルに対するメキシコペソの変動の結果としての税制優遇(経費) と、当社のメキシコでの財務諸表の再測定に対するその影響。

問い合わせ先:
投資家向けの問い合わせ先:ノア・ワイス (Noah Weiss)、773-896-5242
報道陣向けの問い合わせ先:ベッカ・ハリー (Becca Hary)、708-551-2602