VAST DataがシリーズE資金調達ラウンドを終了、評価額はほぼ3倍の91億ドル (約1兆3,290億円) に

VAST Dataのグローバルな勢いと需要により、ディープラーニングとAIインフラストラクチャの市場リーダーとしての地位を確立


本拠 | ニューヨーク発 , Dec. 08, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- AIデータプラットフォーム企業である VAST Dataは本日、フィデリティ・マネジメント&リサーチ・カンパニー (Fidelity Management & Research Company) が主導し、ニュー・エンタープライズ・アソシエーツ (New Enterprise Associates、NEA)、ボンド・キャピタル (BOND Capital)、ドライブ・キャピタル (Drive Capital) の協賛を得て、シリーズE資金調達で1億1,800万ドル (約262億円) を確保したことを発表した。

今回の資金調達は、システムが考え、反応し、発見する方法の中心にデータを据える新しいカテゴリのインフラストラクチャを提供するというVAST Dataの使命を前進させるものだこの飛躍的な進歩により、組織は最も差し迫ったデータの課題に効果的に対処できるようになり、技術、経済、社会力学、科学研究においてかつてない進歩を遂げることができるようになる。

VAST Data Platform は、ストレージ、データベース、コンテナ化されたコンピューティング・エンジン・サービスを、単一のスケーラブルなソフトウェア・プラットフォームに統合し、最新のデータセンターやクラウドにおけるAIやGPUアクセラレーテッド・ツールを強化するためにゼロから設計されている。このプラットフォームにより、組織は構造化、非構造化を問わず、自然界に存在するあらゆるデータを独自に理解し、優れた洞察を生み出し、新たな価値を解き放つことができる。

「新しいAIデータスタックが必要です」と、VAST DataのCEO兼共同設立者であるレネン・ハラック (Renen Hallak) は述べている。「このAIとディープラーニングの時代に真の影響力を発揮するには、大量のデータを持つだけでなく、適切に整理され、適切な場所で適切なタイミングで利用できる質の高いデータが必要なのです。VAST Data Platformは、人類の最も複雑な課題のいくつかを解決できる自動検出への扉を開くAIインフラストラクチャを提供します。」

NEAの会長兼CEO兼CIOであるスコット・サンデル (Scott Sandell) 氏は次のように述べている。「私たちは、VAST DataがAI GPU分野のパイオニアであると信じています。」「私たちが経験している大規模なAIムーブメントの中心にディープラーニングがあることで、VAST Dataへの関心と投資意欲が高まっており、グローバルなAI技術分野で影響力とイノベーションを推進するVAST Dataチームと提携できることを大変嬉しく思っています。」

この資金調達は、重要な2023年暦年に続き、以下の点で顕著であった:

  • 目覚ましいビジネスの勢い: 第3四半期末時点で、VAST Dataのソフトウエアの累計予約額は10億ドル (約1,450億円) を突破した。同社は前年同期比 (YoY) 3.3倍の成長を達成し、過去12四半期にわたりプラスのキャッシュフローを維持し、売上総利益率はほぼ90%となった。
  • あらゆる業界の組織がVAST Dataを信頼: VAST Dataは、ブッキング・ホールディングス (Booking Holdings, Inc.)、米国空軍 (U.S. Air Force)、米国エネルギー省 (U.S. Department of Energy)、ベライゾン (Verizon)、ボストン小児病院 (Boston Children’s Hospital)、 ピクサー (Pixar)そして ズーム (Zoom)などを含むグローバル企業の顧客名簿を増やしており、市場での強力な検証を示すものである。
  • AIクラウドインフラストラクチャの再構築: VAST Dataは、 コアウィーブ (CoreWeave)ラムダ (Lambda) や コア42 (Core42) (旧G42クラウド (G42 Cloud)) などの企業との革新的な顧客パートナーシップを通じて、次世代AIクラウド向けに構築されたインフラストラクチャを提供している。
  • パートナーへのコミットメントの強化: VAST Dataは設立以来、パートナーと緊密に連携し、技術的なトレードオフや障壁を取り除くと同時に、全体的な顧客体験を向上させてきた。2023年5月、VAST Dataは、VAST Data Platformが NVIDIA DGX SuperPOD 認証を取得したことで、この使命をさらに推進し、大規模なAIの導入をよりシンプルに、より高速に、より信頼性を高め、管理を容易にしたのである。2023年4月、VAST Dataは HPEと戦略的パートナーシップを締結し、企業顧客が大規模で高性能な非構造化データを管理し、データの洞察を得るまでの時間を短縮できるよう支援を行っている。
  • グローバルな展開: 現在、世界中に700名を超える従業員を擁するVAST Dataは、アジア太平洋、中東、ヨーロッパの新しい地域に進出し、積極的に事業展開を拡大している。

裏付けとなる引用

比類ない規模と処理速度で大量のデータを処理するVAST Data Platformの能力は、業界運営における変革的転換を意味し、将来の進歩を形成する上でディープラーニングAIが極めて重要な役割を果たすことを強調しているといえる。こうした思いは、次のような業界全体の顧客やパートナーによって共有されている:

「データはあらゆる企業にとって最も貴重な資産です」と、エヌビディア (NVIDIA) のエンタープライズ・コンピューティング担当バイス・プレジデントであるマヌビル・ダス (Manuvir Das) 氏は述べている。「エヌビディアとVast Dataは、企業がアクセラレーテッド・コンピューティングとクラウドベースのAIソリューションを使ってデータを活用し、最大の課題に取り組むことができるように協力しています。」

「地球上で最もデータ集約型であり、計算能力の高い顧客の一部は、業界最速で最も柔軟なAIインフラストラクチャ上に最も安全でスケーラブルなソリューションを提供するコアウィーブ、エヌビディア、VASTを信頼しています」と、コアウィーブの共同設立者でCEOのマイケル・イントレーター (Michael Intrator) 氏は述べている。「VASTと提携し、企業が現在および将来にわたって直面する複雑なAIとデータの課題を解決する、目的に特化したアクセラレーテッド・コンピューティング・ソリューションを提供できることを光栄に思います。」

「AIにおける唯一の競争上の優位性はデータであるため、AIモデルを育成するあらゆる組織にとって、データアクセスを簡素化し、拡張できるインフラストラクチャは極めて重要なのです」と、サンジーモ (SanjMo) のプリンシパルであるサンジーブ・モーハン (Sanjeev Mohan) 氏は述べている。「AIが必要とする性能と規模に合わせて微調整された最新のデータプラットフォームにより、VAST Dataは大きなビジネスチャンスを掴むのに有利な立場にあります。」

追加資料:

VAST Dataについて:
VAST DataはAI時代に向けて構築されたデータプラットフォーム企業である。エンタープライズAIインフラストラクチャの新しい標準として、組織はVAST Data Platformを信頼して、最もデータ集約型のコンピューティング ニーズに対応している。VAST Dataは、ディープラーニングとGPUアクセラレーテッド・データセンターとクラウドを強化するために、シンプルかつスケーラブルで、ゼロから設計されたAIインフラストラクチャを提供することで、企業がデータの可能性を最大限に引き出せるよう支援する。2019年に設立されたVAST Dataは、史上最も急成長を遂げているデータインフラストラクチャ企業である。詳細については、https://vastdata.com にアクセスし、(旧Twitter) および LinkedInでVAST Dataをフォロされたい

報道関係者向けの問い合わせ先:

オースティン・ウィードフォール (Austin Weedfall)
VAST Data
press@vastdata.com