メリーランド州ベセスダ発 , May 03, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- 産業用インフラのサイバーセキュリティ保護のリーディングプロバイダーであるベイショア･ネットワークス （Bayshore Networks）は本日、ベイショア産業用サイバー保護（ICP）プラットフォームの提供開始を発表した。このプラットフォームは、最重要となる産業用アセットやシステムの破壊が生じる前にサイバー攻撃を阻止し、産業用モノのインターネット（IIoT）へのセキュアな接続を可能にするための業界初の包括的ソリューションである。
最近実施された数件の調査では、産業用サイバーセキュリティの欠如により、産業用インターネットの大規模な導入が遅れていることが判明している。モルガン･スタンレー （Morgan Stanley）/オートメーション･ワールド（Automation World）の調査1によると、サイバーセキュリティについての不安は、IIoT採用における最大の障壁であるという。
調査会社のガートナー（Gartner）によると、「セキュリティの体制とアセットの可視性の欠如、効果の悪いセキュリティ対策、コンプライアンスと相互動作の問題が、IIoTにおけるセキュリティ採用を遅らせている主な懸念である。IIoTを担うセキュリティとリスクマネジメントのリーダーは、実用主義の戦略を採用してこれらの課題を解決していく必要がある。」2という。
ベイショアICPプラットフォームは、高度で複雑な攻撃システムに対する保護･防御に必要な能力を包括的に提供する。ベイショア（Bayshore）は安全かつ効率の良い生産、運営上のインサイト、事業のアウトカム向上を確保しながら、同時に産業施設、機械や人員に対するサイバー攻撃を阻止できる能力を産業企業に提供する。工場、送電線網、その他の産業インフラを産業用インターネットに接続する前に、まずサイバー脅威を特定して保護を行うことが必須である。
ベイショア（Bayshore）のCEO、マイク･デイジャー（Mike Dager）は次のように述べている。「ベイショア産業用サイバー保護プラットフォームは、産業企業が広範囲にわたるベストプラクティス保護戦略を確立するために役立ちます。この画期的なテクノロジーをご利用いただくことで、深部まで防御できる予防的対策アプローチを導入し、産業サイバー攻撃が起こる前に阻止することができ、産業用インターネットがもたらす事業上の利益や運営上の効率を活用できるようになります。」
産業企業のエンパワーメント
ベイショアICPプラットフォームは、産業用サイバー保護のライフサイクル全体で顧客をサポートして事業のアウトカムを向上させるように設計されている。まず、ネットワーク･アセットのマッピングを行い、次に異常を検出し、攻撃やインシデントを防止し、事業の効率を最適化し、最終的に、新しい収入源や製品市場などの革新とデジタル･トランスフォーメーションを実現する。
ベイショア産業用サイバー保護プラットフォーム
包括的な産業用サイバー保護プラットフォームは、以下の能力や機能を統合の行き届いた拡張可能･スケーラブルな単一のアーキテクチャで提供することにより、顧客に長期的ソリューションを提供する。
可視性
- ディスカバリー － オペレーショナル･テクノロジー（OT）環境全体におけるデバイス、ネットワーク、システムを、邪魔にならない自動化された方法で特定することにより、対応可能な可視性と報告を実現する。
- 検出 － 産業用プロトコルのリアルタイム･モニタリングとディープ･コンテンツ･フィルタにより、アセットやトラフィックの変更、ベースライン動態と比較しての異常、特定の既定ポリシーの違反を識別することで、対応可能なインサイトを提供する。
保護
- 予防 － アクティブ･アラートや問題のあるコミュニケーションやコマンドの阻止（任意）により、サイバー攻撃の標的のオブジェクトやデータへの影響を予防する。ベイショアはワイヤスピードで動作し、保護が微粒子的トランザクション･レベルで提供されているため、有承認のトラフィックは妨害なく流れ続け、サイバー攻撃中でも通常の動作を継続することができる。
接続
- 最適化 － 産業データをビジネス･アナリティクス･プログラムで利用できる形式に変換することで、デジタル･トランスフォーメーションやシックスシグマ･プロセス改善施策をサポートし、コスト、無駄、電力消費量の節減や安全性、効率、品質、納期の改善につなげることができる。
- 革新 － ベイショアでは、工場外にも保護を拡張することで、社外とも信頼の置ける通信経路を確立し、同時にこれらの経路で伝送されるコンテンツをコントロールすることが可能である。例えば社外の請負業者が特定の機械にアクセスできるようにしながら、ポリシーで保護することにより無許可の操作を行えないようにすることが可能である。同様に、社外のパートナー、サプライヤー、サービスプロバイダーとのコミュニケーションを確立･コントロールし、産業用インターネットに安心して利用できるセキュアな接続を可能にする。
ベイショア産業用サイバー保護プラットフォームについて詳しくは、www.bayshorenetworks.com/platformを参照のこと。
マネージド･リモート･アクセスおよび産業用インターネット接続
ベイショア（Bayshore）のマネージド･リモート･アクセス･ソリューションは、ベイショアICPプラットフォームを全面的に活用し、リモート･ユーザーと産業用インフラ間で、従来のVPNを超えたオンデマンドのポリシーによる保護対象の双方向トンネルを形成する。有承認のユーザーやアセットのみによるアクセスが可能であるだけでなく、管理者はリンク経由で行われる操作を完全にコントロールすることができる。このソリューションでは認証、承認、コンテンツ･ポリシー、その他のセキュリティ･コントロールをデバイス･コマンドおよび個別の取引レベルで行うため、管理者は承認済みのコマンドを使用して、社外のベンダーが承認済みのアセットのモニタリング、管理、トラブルシューティングを行えるようにしながらも、個別のベンダーのアクセス、可視性、コントロールがインフラ上の他の部分では阻止されるように、安全に設定できる。
ベイショアは、セキュアな産業用インターネットの開発におけるリーダーである
ベイショア（Bayshore）は、セキュアな産業用インターネットを作り出すために、パートナーや顧客と共同で、積極的に産業リーダーの役割を果たしている。ベイショアは、ザ･リナックス･ファウンデーション（The Linux Foundation）の「エッジXファウンドリー （EdgeX Foundry）」プロジェクトの唯一の産業用サイバー保護ベンダーである。また、ベイショアは産業用インターネット･コンソーシアム（Industrial Internet Consortium）の主要参加企業でもある。さらに、ベイショアは横河電機（Yokogawa）と提携して、フォグホーン（Foghorn）、テリット（Telit）、マイクロソフト（Microsoft）の協力のもとで、サイバーセキュリティ保護が極めて重要となる横河電機の画期的産業用IoTアーキテクチャの開発に取り組んでいる。
産業用インターネットのセキュリティ確保におけるベイショアのリーダーシップについて詳しくは、以下を参照のこと。www.bayshorenetworks.com/solutions/industrial-iot-market/
1 モルガン･スタンレーによる報告書、「Insight: Cloud Control - The Future of Industrial Automation」
2 ガートナー、「Pragmatic Strategies to Improve Industrial IoT Security」、2016年11月7日
ベイショア･ネットワークス（Bayshore Networks）について
ベイショア･ネットワークス （Bayshore Networks）は、産業用サイバーセキュリティ保護のリーディングプロバイダーである。受賞歴に輝く同社のベイショア産業用サイバー保護プラットフォームは、産業用モノのインターネット（IIoT）のパワーを解き放ち、オペレーショナル･テクノロジー･インフラについての前例のない可視性を企業に提供すると同時に、ICSシステム、産業用アプリケーション、ネットワーク、機械、人員をサイバー攻撃から安全かつ確実に守っている。ベイショア（Bayshore）の戦略的パートナーには、アリスタ （Arista）、AT&T、BAE、シスコ （Cisco）、デル （Dell）、SAP、VMウェア （VMware）、横河電機 （Yokogawa）などが含まれる。ベイショア（Bayshore）はワシントンDCに本社を構える非上場企業であり、トライデント･キャピタル･サイバーセキュリティ （Trident Capital Cybersecurity）、横河電機、サムスン･ネクスト（Samsung Next）、BGVキャピタル （BGV Capital）から後援を受けている。詳しくは、www.bayshorenetworks.comを参照のこと。