NetSpeedがOrion AIを発表 – 次世代AIに対応するSoC向けに究極のパフォーマンスと効率を実現


カリフォルニア州サンノゼ発, June 21, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- NetSpeed Systemsは本日、AIに対応するSoCアプリケーションに明確に照準を合わせた業界初のSoCインターコネクトソリューション、Orion AIの発売を発表しました。マルチキャストやブロードキャストなどの高度な機能を備えており、データセンター、自律走行車、AR/VR、高度なビデオ分析に使用するAI対応のSoCやアクセラレータ用ASICのパフォーマンスと効率を向上させます。Orion AIは、シリコンで実績のあるNetSpeedのOrion IPをベースにしています。このOrion IPは、Horizon Robotics、Cambricon、Baidu、Esperantoなどの先駆的なAI企業にライセンス供与されています。

AIは、映像、音声、予測、ロボット工学、診断などのさまざまなアプリケーションに向かっています。これらの新しいアプリケーションには、まったく新しいレベルの処理機能が必要であり、計算アーキテクチャの根本的な変化とSOC設計の劇的な変化をもたらしています。 

「これらの新しいSOCの内部には、新しいデータフローがあります。一般に、ピアツーピアのデータ交換を迅速かつ効果的に実行する必要がある計算要素が大量にあります。古いアーキテクチャでは動作が異なり、中心部のメモリを中継システムとしてユニットの処理を行っていました。AIシステムでは、広範囲にわたるインターフェイスからメリットを享受して長時間のバーストをサポートしなければならない「Any to Any」のデータ交換が必要となります。Orion AIがもたらす主要なメリットの1つは、多数のマルチキャスト要求とブロックなし転送をサポートする機能です。」と、NetSpeedのCEOであるSundari Mitraは述べています。

Orion AIは、オンチップバンド幅がテラビットという優れたパフォーマンスを実現するよう設計されており、基盤となるアーキテクチャでは数千もの計算エンジンをサポートできます。内部構造にしては高い、最大1024ビットのインターフェイスをきわめて広範囲のデータパスに提供し、最大4Kバイトの長いバーストをサポートできます。

Orion AIを動かすのは、NetSpeedのTuring機械学習エンジンです。このエンジンでは、教師あり学習を使用して、SoC設計とアーキテクチャを探索し、最適化します。Linley Groupの首席アナリストであるLinley Gwennap氏が述べているように、「このAIサイドのアプローチは、設計上のアドバイスを必要に応じて与えてくれる、アーキテクチャ設計のプロフェッショナルがいるようなものです。プロセッサのアーキテクチャ設計者は、Turingのアドバイスを受けることで、SoC設計の他の困難な問題の解決に時間を費やすことができます。」

NetSpeed Systemsについて                                                                                         
NetSpeedは、互いの関わり合い方および世界とのつながり方を変革する次世代のシステムオンチップ(SoC)アプリケーションの中核を担っています。自身のアイデアをチップに具現化するためのキャッシュコヒーレンシソリューションを模索しているハードウェアアーキテクトであれ、高性能で効率的な相互接続を目指すSoC設計者であれ、回復力に優れた耐障害性のシステムを探し求める安全責任者であれ、NetSpeedは最適なソリューションを提案します。NetSpeedが人工知能の力をSoC設計およびアーキテクチャにどのように適用しているのか、ぜひ、www.netspeedsystems.comをご覧ください。

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