アドバンテスト、最大70GHzのG-NR mmWaveデバイスをコスト効率よくテストするための新しい「V93000 Wave Scale」ミリメートル・ソリューションを発表

マルチバンド周波数のためのマルチサイトテスト機能と高並列性を実現するプラットフォームアーキテクチャー


東京発, May 07, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- 半導体テスト装置の大手サプライヤ、株式会社アドバンテスト (Advantest Corporation、東証一部上場コード: 6857) は、V93000システムを拡張し、次世代の5G-NR無線周波数デバイスおよびモジュールを単一のスケーラブルなプラットフォームでコスト効率よくテストできるようにした。新しい「V93000ウェーブ・スケール・ミリメートル (93000 Wave Scale Millimeter) 」ソリューションは、マルチバンドミリ波 (mmWave) 周波数に必要な高いマルチサイト並列性と汎用性を備えている。24GHz〜44GHzおよび57GHz〜70GHzの動作範囲により、ミリ波周波数で動作する新設計の市場投入までの時間を短縮できる。

高度に統合された同システムは、モジュール方式の実装に基づいて最大64個の双方向mmWaveポートを提供するという点で、他のソリューションとは構造的に異なっている。このことにより、異なる5GおよびWiGig周波数モジュールを使用できるだけでなく、新しい周波数帯域が世界中に展開されるにしたがって新たにモジュールを追加することもできる。最大8個のmmWave機器を搭載した革新的なmmWaveカードケージをベースにした、この汎用性が高くコスト効率に優れたATEソリューションプラットフォームは、ハイエンドのベンチ機器と同様な水準で機能する。拡張性の高いシステムの広帯域テスト機能により、ウルトラワイドバンド (UWB)、最大1GHzの5G-NR mmWave、最大2GHzのWiGig (802.11ad/ay) およびアンテナ・イン・パッケージ (AiP) デバイスのフルレートの変復調に対応する能力を備え、ビームフォーミングおよび無線テストにも対応している。

株式会社アドバンテストのATEビジネスグループのV93000ビジネスユニット担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるヨーゲン・セラー (Juergen Serrer) は次のように述べている。「業界初の統合型マルチサイトmmWave ATEテストソリューションを提供することで、現在および将来の5G-NRデバイスのテストコストを削減しながら、実績豊かなWave Scale RFへの既存の投資を活用するための経路をお客様に提供します。特に、OSAT企業はこの柔軟で拡張性の高いmmWave ATEソリューションから大きな効果を得ることができます。」

5GとWiGigの両方のマルチバンドデバイスをテストしている顧客への初期インストールは完了済みである。アドバンテストは現在、新しいmmWaveソリューションの注文を受け付け中である。

株式会社アドバンテストについて

世界トップクラスのテクノロジー企業である株式会社アドバンテストは、半導体業界向けの自動試験装置 (ATE) のリーディング生産業者であり、電子機器やシステムの設計および製造に使用される計測機器の一流のメーカーである。その最先端のシステムと製品は、世界で最も先進的な半導体製造ラインに統合されている。同社はまた、ナノテクノロジーやテラヘルツ技術の進歩から恩恵を受ける新興国市場向けの研究開発に焦点を合わせ、フォトマスク製造に不可欠なマルチビジョン計測走査型電子顕微鏡、画期的な3Dイメージングおよび分析ツールを導入している。1954年に東京で設立されたアドバンテストは、1982年に米国で第一号の子会社を設立し、現在は世界中に子会社を有している。詳細については、www.advantest.comを閲覧されたい。

ADVANTEST CORPORATION
3061 Zanker Road
San Jose, CA 95134, USA
ジュディ・デイビーズ (Judy Davies)
Judy.davies@advantest.com

本発表に付随するビデオは、以下から入手可能である。http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/e3f91f39-4d40-4011-92c7-212193262007