テネシー州ナッシュビル, Sept. 18, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- 人間の考えや行動を理解する人工知能 (AI) 分野のトップ企業であるデジタル・リーズニング (Digital Reasoning) は本日、スタンダードチャータード銀行 (Standard Chartered Bank) のイノベーション、ベンチャー、フィンテック投資部門であるSCベンチャーズ (SC Ventures) からの戦略的投資により、シリーズD-1資金調達ラウンドで総額4,000万ドル (約43億円) を獲得したことを発表した。今回の投資に加えて、デジタル・リーズニングは今後スタンダードチャータード銀行との提携を通じて、アジア太平洋、中東、その他の国際市場で通信監視に関する金融サービス向け製品を展開する。
「デジタル・リーズニングは通信分析におけるトップ企業であり、人間の言語や行動から重要なリスクと知見を特定および発見しています。これを実施するには、さまざまな文化で使用される多様な言語や状況に対する理解を深めることが必要です」と、デジタル・リーズニングの創設者兼社長であるティム・エステス (Tim Estes) は述べている。続けて、「スタンダードチャータードは世界トップクラスの銀行であり、多様な地域で事業を展開しています。今回の提携を通じて、アジア、中東、アフリカにおける当社のソリューションの適用性が高まると確信しています。また、AIの使用をさらに民主化して、これらの新しいソリューションが適正に使用される市場において言語の理解に取り組みます。」
SCベンチャーズの投資により、デジタル・リーズニングはコンプライアンスのための電子通信および音声の監視における市場リーダーとしての地位を維持できるとともに、金融機関での隣接するユースケースへの拡大がグローバルに可能となる。さらに今回の投資は、事前にトレーニングされたモデルカタログを拡大してアジア、中東、アフリカの金融市場の成長に対応するという同社の試みに対する支援にもなる。
SCベンチャーズのグローバル責任者であるアレックス・マンソン (Alex Manson) は次のように述べている。「金融サービスにおける不正かつ非倫理的な行為との戦いは、銀行として選択の余地のない義務であり、デジタルに接続された金融システムによりさらに複雑化しています。デジタル・リーズニングは監視業務のトップ企業であり、優れた体制で当業界の不正行為との戦いを支援してくれます。」
デジタル・リーズニングのシリーズD-1の資金調達ラウンドは、昨年初回クローズを迎えており、その際は、BNPパリバ (BNP Paribas) 主導のもとバークレイズ (Barclays)、スクエア・キャピタル (Square Capital)、ゴールドマン・サックス (Goldman Sachs)、ナスダック (Nasdaq)、レムヒ・ベンチャーズ (Lemhi Ventures)、HCA、パートナーシップ・ファンド・フォー・ニューヨークシティ (Partnership Fund for New York City) が参加した。この資金調達ラウンドではその後マッコーリー (Macquarie) も投資を行い、今回新たにSCベンチャーズが投資家として参加したことになる。
報道関係者向けの問い合わせ先
ランディ・ショチェット (Randi Schochet) | randi.schochet@digitalreasoning.com | +1 212-402-6113
デジタル・リーズニングについて
デジタル・リーズニング (Digital Reasoning) は人間の考えや行動を理解する人工知能 (AI) 分野のトップ企業である。受賞歴のあるAIプラットフォームは世界的な金融サービス機関やヘルスケア団体の多くで採用されており、膨大なヒューマンコミュニケーションにおいて重要なタスクを自動化し、斬新な知見を明らかにする。詳しくはwww.digitalreasoning.comを閲覧するか、Twitterで@dreasoningをフォローされたい。
SCベンチャーズについて
SCベンチャーズ (SC Ventures) はスタンダードチャータード銀行のイノベーション、フィンテック投資、ベンチャー部門である。「銀行のDNAを組み換える」ことに注力し、人材とパートナーシップのオープンなプラットフォームとネットワークを通じて、革新的なカルチャーとマインドセットの構築、新しいビジネスモデルに関する能力向上と実験的取り組みを推進している。同社はエクセラレーター (eXellerator) イノベーションラボのネットワークをシンガポール、上海、香港、ロンドン、ナイロビ、サンフランシスコに展開している。
詳しくはhttp://scventures.io/を閲覧されたい。