スパイア・グローバル、気象データと分析の推進に向けて新たな資金調達を発表

宇宙 - クラウドデータ分析企業が新たな資金調達を発表


サンフランシスコ発, Sept. 25, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- 世界最大の地球観測衛星群を擁し、最先端の気象データ、海事分析、航空機追跡を提供するスパイア・グローバル (Spire Global) は本日、伊藤忠 (ITOCHU)、三井 (Mitsui)、スコットランド投資銀行 (Scottish Investment Bank)、およびGPOファンド (GPO Fund) 率いる金融投資家、ペレニアル・バリュー・マネジメント・リミテッド (Perennial Value Management Limited)、ベッセマー・ベンチャー (Bessemer Ventures) などの戦略的パートナーから新たに4,000万ドル (約43億752万円) を超える資金を調達すると発表した。RREキャピタル (RRE Capital)、エクスポン・キャピタル (Expon Capital)、セラフィム・キャピタル (Seraphim Capital)、クアルコム・ベンチャーズ (Qualcomm Ventures) などの既存の投資家もこれに参加する。

「戦略的関係の成立を大変喜ばしく思います。尊敬する金融投資家の皆様のお力添えで資金が注入されることにより、スパイアは今後も検証活動を継続できます。今後も本業の成長に収益を充当していくとともに、新たな投資を得て、国際的な成長の実現に向けた道筋が整いました」と、スパイアのCEOであるピーター・プラッツァー (Peter Platzer) は述べている。 

今回の投資により、独自の宇宙ベースのデータと分析情報をさらに大量に生成して、航空、重要な気象データ、異常気象予報分析の精度が新たなレベルまで高めることができる。グローバル・パブリック・オファリング・ファンド (The Global Public Offering Fund、GPOファンド) のマネージングディレクターであるキー・コンプトン (Key Compton) は次のように述べている。「特にアジア太平洋の成長著しい地域では、スパイアのデータと分析が非常に高い潜在力を秘めています。このような地域が世界のGDPと人口の半数を占めるにも関わらず、従来高度な気象、経済活動モニタリングツールにアクセスできませんでした。」

米国三井物産 (Mitsui USA) の米州本部金融・新事業商品本部長兼シニアバイスプレジデントの戸谷重之 (Shigeyuki Toya) は、次のように述べている。「スパイアに投資し、パートナーとなることをとても嬉しく思います。これは次世代の気象予報をグローバル市場にもたらす、すばらしい機会です。」

スパイアは4月に100基目の衛星を打ち上げた。これにより世界初の商用気象衛星群を実現し、高精度の大気電波掩蔽測定の世界的な利用範囲を3倍まで拡張して、貴重な気象予報サービス推進に向けたネットワークを構築するというマイルストーンを達成した。

スパイアの取締役会の一員でもあるベッセマー・ベンチャー・パートナーズ (Bessemer Venture Partners) のテス・ハッチ (Tess Hatch) は、特にスパイアの技術の柔軟性を高く評価する。「スパイアの多目的衛星群は、宇宙から可能になる活動の範囲を大きく拡張します。海運や航空機の追跡から気象観測、気象予報までの幅広い用途で、スパイアの衛星からデータが独自の分析へと低コストで直接送られ、従来以上のカバー範囲、容量、信頼性を実現しています。」

スパイアは、商用宇宙航空セクターの業界標準となっており、世界第2位の規模の衛星群と地上局を所有、運用する。今年は、NASA、ESA、アマゾン (Amazon)、および気象、海運、航空機セクターの主要なグローバル企業など、複数のパートナーシップを新たに締結した。

RREキャピタルのCOO兼マネージングパートナーのウィル・ポーティアス (Will Porteous) は、次のように述べている。「気象と商業に関連して、衛星を使った地球観測データと分析に対する需要が世界的に高まっています。  スパイアは、この需要に対応するのに十分な資金を有する数少ない新興企業の1つです。」

投資ファンドを利用することにより、スパイアの分析と宇宙技術がさらに拡張し、世界的に製品、販売、マーケティングを展開できるようになる。

スパイア・ウェザー (Spire Weather) のディレクター、アレクサンダー・サンディ・マクドナルド (Alexander “Sandy” MacDonald) 博士は次のように述べている。「当社は、世界で最も貴重な気象予報を配信し、世界的な気象関連企業間で素晴らしいパートナーシップを構築できるよう貢献したいと考えています。  気候変動の時代に頻繁に発生する異常気象に対して、各業界のお客様と政府が対処できるよう支援することが、日々の活動の原動力です。」 

ベッセマー・ベンチャー・パートナーズのデイビッド・コーワン (David Cowan) は、次のように述べている。「スパイアの素晴らしいチームは、人類に極めて重要な使命を共有しており、その使命はスパイア・グローバルの社名にふさわしいものです。」

スパイア・グローバルについて
スパイア・グローバル・インク (Spire Global Inc.) は、独自の衛星データとアルゴリズムを活用する宇宙 - クラウド分析企業で、最先端の海運、航空機、気象追跡サービスを世界各地で提供する。同社のデータ分析は、自社で開発、所有する超小型衛星群と世界的な地上局ネットワークに支えられており、24時間年中無休で運用し、ほぼリアルタイムで地球上の各観測点をカバーする。詳しくは、www.spire.comを閲覧されたい。

スパイア・グローバル
ジェームズ・A・ピアソン (James A. Pearson)
グローバルコミュニケーション責任者
電話: +1 646 522 4297
メール: james.pearson@spire.com