インターナショナル, Oct. 03, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- (Phoenix Software International, Inc.) は本日、JES3の使用継続を望むクライアントのニーズに応えるため、IBM®と契約を結び、IBMのz/OS JES3スプーリングサブシステムのソースコードをライセンス供与すると発表した。
「フェニックス・ソフトウェアは、SHARE JES3 Task Forceへと発展していったプロジェクトの創設メンバーとして、2017年中頃から顧客やIBMと協力し、JES2変換に代わる無料でシンプルな製品を追求してきました。今日、まさにそれをIBMとの契約を通じてJES3の利用者に提供できることを光栄に思います」と、フェニックス・ソフトウェア・インターナショナルの最高技術責任者 (CTO) であるエド・ジャッフェ (Ed Jaffe) は述べている。同氏は次のように続ける。「フェニックス・ソフトウェアの製品は、IBMのJES3を基盤としており、JES3に完全に対応するだけでなく、拡張のロードマップも用意されています。IBM JES3の利用者は、簡単な移行作業を行うだけで追加費用なく実装できます。」
ジョブ入力サブシステム (Job Entry Subsystem: JES) は、IBMのz/OSオペレーティングシステムのコンポーネントの1つで、バッチワークロードの管理を行う。最小限のJES機能には、システムへのジョブの読み込み、処理するジョブの選択、ジョブ出力の管理・印刷、システムからのジョブ出力のパージが含まれる。JES3の大きな特徴は、ベースオペレーティングシステムがSYSPLEXに対応するようになる20年近くも前に、複数システムのカップリング、インテリジェントなテープ共有、リソースルーティング、ロードバランシング、動的なイニシエータ、実行前のデバイスセットアップ、ジョブネットワーク、デッドラインスケジューリング、複数システムのコンソール、JESPLEX全体でマージしたログなど、疎結合で結びつけたシステムの操作や管理を単純化する機能を提供した点だ。この機能により、JES3は特に大容量のデータ処理を必要とする多くの顧客に採用された。
フェニックス・ソフトウェア・インターナショナルの最高経営責任者 (CEO)、フレッド・ホシェット (Fred Hoschett) は次のように述べている。「z/OSオペレーティングシステムのコンポーネントのライセンスを供与し、JES3を使い続けたいというお客様の要望に応える機会に恵まれ、大変嬉しいです。当社の40年の歴史のうち、およそ30年にわたってこのテクノロジーを使い、経験を積んでまいりました。それが、このイニシアチブにつながったと思います。」
IBM Zのゼネラルマネージャー、ロス・マウリ (Ross Mauri) は次のように述べている。「IBMが離れようとしているJES3を、フェニックス・ソフトウェアがライセンス供与してくれるのは大変喜ばしいことです。フェニックス・ソフトウェアは、数十年にわたるIBMのビジネスパートナーとしての経験を活用して、JES3の使用を続ける道をクライアントに提示してくれるでしょう。」
フェニックス・ソフトウェアの製品について詳しくは、www.PhoenixSoftware.com/spooler.htmを閲覧されたい。
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フェニックス・ソフトウェア・インターナショナル (Phoenix Software International, Inc.、www.phoenixsoftware.com) は、世界中の企業に高度なソフトウェアアプリケーションを提供するシステムソフトウェア開発会社である。現代における経営課題に対して広範なソリューションを提供している。
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