ソウル・マシンズ、人とマシンのコラボレーションをより進化させるため、国際的な投資コミュニティからシリーズbラウンドの資金4,000万米ドル (約43億8,000万円) を調達

テマセク主導の資金調達ラウンドは、ホライズンズ・ベンチャーズからの追加投資に加え、レイクスターとセールスフォース・ベンチャーズも参加


ニュージーランド、オークランド発 , Jan. 10, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 人とマシンのコミュニケーション方法の再構築を目指す革新的な新興企業、ソウル・マシンズ (Soul Machines) は本日、シリーズBラウンドにおける4,000万米ドル (約43億8,000万円) の資金調達を発表した。同社は、ブランドを人格化し、人とブランドとの関わり方を擬人化するための世界最先端の自律型アニメーションプラットフォームの開発を行うAGI (汎用人工知能) 研究企業である。今回の投資ラウンドは、シンガポールのテマセク (Temasek) が主導するものであり、ホライズンズ・ベンチャーズ (Horizons Ventures) やオークランド大学のインベスターズ・ファンド (University of Auckland Inventors Fund)、および初期ラウンドからの他の既存投資家からの資金に加えて、ヨーロッパ有数のベンチャー投資企業であるレイクスター (Lakestar) やセールスフォース・ベンチャーズ (Salesforce Ventures) も参加している。この調達資金によって、ソウル・マシンズは引き続き、研究調査への重点的な取り組みを拡大し、増え続ける需要に応えるべく世界中にその足掛かりを増やすことを計画している。

ソウル・マシンズは、アカデミー賞受賞のマーク・セイガー (Mark Sagar) と起業家のグレッグ・クロス (Greg Cross) によって、オークランド大学からのスピンアウトとして、2016年に創設された。テクノロジーのパイオニアであるセイガーとクロスは、AI、脳の計算モデル、体験学習を結合して、顧客体験の新たな時代を切り拓こうとしている。このテクノロジーによって、同社クライアントのデジタル・ヒーローズ (Digital Heroes) は以前では考えられないようなパーソナルな体験を一般社会に普及させることができる。

ソウル・マシンズの共同設立者兼最高ビジネス責任者であるグレッグ・クロスは、次のように述べている。「当社は、テマセク、レイクスター、セールスフォース・ベンチャーズの各チームとの共同作業を楽しんでいます。ビジネス、テクノロジー、クライアントベースを世界的に拡大していくうえで、彼らこそ最高のパートナーであると確信しています。ホライズンズ・ベンチャーズからの継続支援については大変感謝しています。最高のテクノロジービジネスの構築方法を理解している、優れたパートナーです。」

ソウル・マシンズはHumanOS™プラットフォームを配備し、プロクター・アンド・ギャンブル (Procter & Gamble)、バンクABC (Bank ABC)、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド (The Royal Bank of Scotland) などの顧客とともに、リテール、自動車、銀行、金融分野の有名国際ブランド向けのデジタル・ヒーローズを開発した。ソウル・マシンズは教育や医療分野における主要イニシアティブも発揮している。同社のテクノロジーは、まったく新しい顧客体験と総合的なエンゲージメントを作り出す。その結果、ブランドは、デジタルバージョンの親善大使や、サービスエージェントのような仮想のデジタル従業員を作り出して、お客様やブランドのファンらとの効果的な交流を実現できるようになる。

セールスフォース・ベンチャーズのオーストラリア担当責任者であるロブ・キース (Rob Keith) は、次のように述べている。「セールスフォース・ベンチャーズは、AI技術の積極的な活用による顧客体験の改善に深くコミットしてきた投資会社であり、今回、ソウル・マシンズへの投資を発表できたことを誇りに思います。今後も成長し、その国際的な野望を実現させていくであろう同社との今後の連携を楽しみにしています。」

ソウル・マシンズについて
ソウル・マシンズ (Soul Machines™) は、AI研究者、神経科学者、心理学者、アーティスト、革新的な思想家が集い、人とマシンの関わり方の再構築を目指す新世代のハイテク企業である。個性や性格を備えて感情的に反応するデジタル・ヒーローズを作り出すことで、マシンと人とが1対1で対話することを可能にする技術の実用化を目指している。人工知能を本物の人間により近づけることが、同社のビジョンである。同社は、銀行・金融、ソフトウェア・テクノロジー、自動車、医療、エネルギー、教育分野における世界トップクラスの企業ブランドとともに、世界初のデジタルヒューマンの配備を進めている。サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン、東京、メルボルン、オークランドに支社を構え、120名以上の従業員を擁する。同社の研究およびエンジニアリング部門の人材プールは充実しており、教授4名と博士号所有者18名が所属。ソウル・マシンズについて詳しくは、www.soulmachines.comを閲覧されたい。

レイクスターについて
レイクスター (Lakestar) は、ヨーロッパの大手ベンチャー投資企業であり、卓越した起業家に率いられたテクノロジー企業への投資を行っている。これまでの投資先企業にはSkype、Spotify、Facebook、Airbnbなどが挙げられる。2013年に初めての資金調達を行って以来、3件の初期段階の投資ファンドおよび最近の成長ファンドにおいて累積10億ユーロ (約1,217億円) の資金を管理している。同社のポートフォリオは質量ともに拡大し続け、最近の主な投資先としては、ハリーズ (Harry's)、オープンドア (Opendoor)、オスカー (Oscar)、GYG、グロボ (Glovo)、Sennder、エイゲン (Eigen)、FiveAI、Revolutなどが挙げられる。レイクスターはベルリン、チューリッヒ、ロンドンに拠点を置く。米国とヨーロッパを主要な活動領域として、そこで新しい市場を特定し、ビジネスの迅速な展開を目指す企業を支援している。同社のチームはポートフォリオ企業のビジネス開発、リクルート、テクノロジー、マーケティングに関してアドバイスとサポートを提供する。その投資先は、設立間もない企業から成長期の企業が対象である。

セールスフォース・ベンチャーズについて
セールスフォースの企業投資グループであるセールスフォース・ベンチャーズ (Salesforce Ventures) は、企業とその顧客とがまったく新しい方法でつながれるように支援する次世代のエンタープライズテクノロジーに投資を行っている。ポートフォリオ企業は、資金だけでなく、世界最大のクラウドエコシステムへのアクセスや、セールスフォースのイノベーターや経営陣によるガイダンスを受け取ることになる。さらにセールスフォース・ベンチャーズのポートフォリオ企業は、Pledge 1%に参加して企業収益の一部を社会還元することで、セールスフォースの企業フィランソロピーの専門知識を活用することも可能だ。セールフォースは2009年以来、150社を超えるエンタープライズクラウド新興企業に投資を行っている。詳しくは、www.salesforce.com/venturesを閲覧されたい。

問い合わせ先:
ソウル・マシンズ
アリッサ・ロス (Alyssa Ross)
+1 732-221-9036
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