フェニックス・ソフトウェア・インターナショナルがJES3plus™ V1R0の正規版を発表


カリフォルニア州エル・セグンド, April 16, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- フェニックス・ソフトウェア・インターナショナル (Phoenix Software International, Inc.) は本日、IBMのz/OS JES3スプーリングサブシステムをベースとした派生プロダクトの第一弾、JES3plus V1R0の正規版の一般提供を発表した。昨年10月、フェニックス・ソフトウェアはJES3のソースコードのライセンス供与を行い、JES3に留まることを望むクライアントへのソリューションを提供していた。

この初回リリースは、プラグ互換のソリューションであり、実質的にあらゆる面でz/OS JES3 V2R4と同様に機能する。具体的には次の通りである。

  • ユーザー出口は従来と変わらず動作する
  • ソースの変更(ある場合)は従来と変わらず動作する
  • メッセージ自動化は従来と変わらず動作する
  • オペレーターコマンドは未変更である
  • ジョブ、デバイス、テープの高水準点の設定は従来と変わらず動作する
  • NJEとRJPパートナーとシステムとのインタラクションは未変更である
  • DevTestおよび本番JCLは従来と変わらず動作する
  • 本番制御プロシージャは従来と変わらず動作する
  • 出力ポストプロセッシングスクリプトは従来と変わらず動作する
  • JES3の優れた性能面での特性は未変更である

フェニックス・ソフトウェア・インターナショナルの最高技術責任者であるエド・ジャッフェ (Ed Jaffe) は次のように語っている。「本日は、JES3コミュニティにとって記念すべき瞬間です。JES3plus V1R0は現在、世界中の大規模および小規模なテスト環境で動作中です。フェニックス・ソフトウェアを代表して、今回の公開の成功に貢献いただいた初期のお客様およびISVパートナーの皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。このユニークな取り組みの中で、今後、長期にわたる良好なパートナーシップを構築できることを楽しみしています。」

IBMのJES3からフェニックス・ソフトウェアのJES3plusへの移行を希望する組織は、現行のJES3インストールと同様、sysplex/JESplexでのJES3plusのインストールが可能となる予定であり、実装や環境の複雑さにかかわらず、最小のマイグレーションが実現する。JES3plus V1R0は、すべてのIBM対応z/OSリリースでサポートされており、従来のSMP/Eインストールまたはz/OSMFソフトウェアマネージメントを使ったインストールが可能となる。

JES3plusは、JES3テクノロジーとのインターフェイスが可能な独立系ソフトウェアベンダー (ISV) 製品をサポートしている。ISV製品は、一切の変更を加えることなく、直ちにJES3plus V1R0との連携を継続できる。フェニックス・ソフトウェアは、ISVが、JES3plusのサポートを維持できるようにすることで、それぞれの製品のさらなる進化を可能にしている。

JES3plusの公開は、お客様に便利なゲートウェイを提供する、安全なフェニックス・ソフトウェアのサポートポータルと連動している。このポータルでは、サポート事例を公開、検証、更新したり、パーソナル化されたx.509証明書を作成、ダウンロードしたり、その他のサポートタスクを実行できる。さらにお客様は、フェニックス・ソフトウェアの新たなRECEIVE ORDERサーバーを使った、JES3plusの自動化され、安全で、継続性のあるアップデートサービス、さらにはフェニックス・ソフトウェアのJES管理ソリューション、(E)JESの設定も可能となる予定である。

フェニックス・ソフトウェアは、継続的なデリバリーを通じ、今年度のJES3plusの機能強化をまもなく開始する。2021年に予定している第2弾のリリースでは、他のフェニックス・ソフトウェア製品と同様の年間リリーススケジュールを計画している。2021年のJES3plusのリリースからは、9月に年次アップデートが実施され、正規版の一般提供が行われる新規z/OSリリースのデイワン・サポートが確保される。

フェニックス・ソフトウェアの製品について詳しくは、www.PhoenixSoftware.com/jes3plus.htmを閲覧されたい。

フェニックス・ソフトウェア・インターナショナルについて

フェニックス・ソフトウェア・インターナショナル (Phoenix Software International, Inc.) は、世界中の企業に高度なソフトウェアアプリケーションを提供するシステムソフトウェア開発会社である。現代における経営課題に対して広範なソリューションを提供している。

報道関係者向けの問い合わせ先
news@phoenixsoftware.com

+1 310 338 0400