リチウム・ワークス、リチウム電池メーカーにNanophosphateカソード粉末販売


リチウム・ワークスは、リチウム電池に世界的に使用されているNanophosphate®カソード粉末をリチウム電池メーカーに販売を開始する計画を発表した。リチウム・ワークスはさらに、LFPの低コストな製造工程に関する特許を世界的に取得しており、申し出があれば特許の使用許可にも応じる。

テキサス州オースティン、オランダエンスヘーデ発, Sept. 17, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) --  リチウム・ワークス (Lithium Werks B.V.) は、同社が特許を取得済みで、専有権を有する世界をリードするNanophosphate®粉末の販売を発表した。この発表は即時に発効する。この技術は、当初MITが開発し、A123システムズ (A123 Systems, Inc.) が初めて商品化した。リチウム・ワークスは、この革新的なコバルトフリーのカソード材の権利を取得し、優れたLFP粉末をリチウム電池メーカーに販売することになった。現在、他の電池メーカーがリチウムイオン電池のコバルト量の削減に取り組んでいる一方で、リチウム・ワークスはコバルトだけでなく、高価な重金属であるニッケルの除去にも成功している。Nanophosphate®は、2014年から1万台以上のハイブリッド電気バスに採用されており、走行距離数百万マイルの実績がその有効性を実証している。さらに、最近10年間には、医薬品、工業製品、エネルギー貯蔵製品など多くの用途にも採用されている。

リチウム・ワークスの共同創設者でCEOのジョー・フィッシャー (Joe Fisher) は、次のように述べている。「世界最高クラスのリン酸鉄リチウム(LFP)粉末であるNanophosphate®カソード粉末を販売することになり、とても喜ばしく思っています。他の大手電池メーカーは、リチウム電池のコバルト量削減に取り組んでいますが、当社は既にこれを達成しています。当社の製品は「パワー。セーフティ。ライフ。(Power.Safety.Life.)」という商標と、総所有コストの低さで世界的に知られています。」

また、リチウム・ワークスは、LFPの製造工程に関する特許の使用許可を供与することも発表した。使用を許可する特許ポートフォリオは、リン酸鉄リチウム (LFP) カソード材の低コストな製造方法で構成される。以上の技術は、当初ヴァレンス・テクノロジー (Valence Technology, Inc.) が開発して特許を取得したもので、後日リチウム・ワークスが買収し、LFP材料と関連技術に関する世界最大の特許ポートフォリオを所有している。

この特許取得済みの工程は、リン酸鉄リチウム (LFP) カソード材を大量に生産する最もコスト効率に優れた方法として、世界的に認知されている。LFPは現在、世界で2番目に多く採用されているリチウムイオン電池カソード材である。LFPはコバルトを一切含有していないため、現在特に注目されており、出力、安全性、寿命の点で他のリチウムイオンカソード材よりも優れていると世界的に認められている。

リチウム・ワークスCTOで、複数のLFP技術関連特許権者のヤジド・サイディ (Yazid Saidi) 博士は、次のように述べている。「LFPはコバルトとニッケルを一切含有しません。技術関連特許を工程関連特許と組み合わせると、この画期的なカソード材を拡張性とコスト効率に優れた方法で製造する独自の手段が可能になります。」

Nanophosphate®の使用許可の取得または購入について詳しくは、以下に問い合わせされたい。https://lithiumwerks.com/contact/

リチウム・ワークスは、リン酸鉄リチウムの材料、セル、モジュール、およびバッテリー管理システムにおける世界のリーダー的地位を静かに確立した。同社は、世界で急成長中のリチウムイオン電池企業の1社であり、LFPの特許と製品のグローバルリーダーとして、中国、ヨーロッパ、米国で事業を展開している。リチウム・ワークスについて詳しくは、www.lithiumwerks.comを閲覧されたい。

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lwmarketing@lithiumwerks.com