タコニック・バイオサイエンシズ、革新的なExpressMODEL®ポートフォリオを拡充

新たなランダム組み込みトランスジェニック動物モデル生成ソリューションを提供


ニューヨーク州レンセリア発, Dec. 04, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 創薬動物モデルソリューションの提供における世界的なリーダー企業であるタコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、ExpressMODEL®: ランダム組み込みトランスジェニック (RITg) サービスを新たに開始すると発表した。このサービスを通じて、動物モデルの生成にかかる費用と時間の節約が期待される。

創薬用の動物モデル生成には、多くのゲノム編集テクノロジーが独自の組み合わせで利用されているが、その共通の目標は、特異的な遺伝子プロファイルを作成することである。RITgモデルの作成に使われる技術により、ファウンダー動物の第1仔群が生まれる。ただし、個体別では、意図した遺伝的特徴を有する/発現することもあるが、全く認められない/発現しないこともある。従来、実験動物は数世代繁殖させて、意図される特徴をどれが備えているかを判定しなければならなかった。それに、このプロセスでは、プロジェクトにかかる時間が長大となり費用もかかる。業界では、新たな治療法をより短期間かつ少ない費用で世界に提供することが求められてきたが、今回発表されたExpressMODEL®: RITgにより、負担が大幅に軽減されることが期待されている。

ファウンダー動物を繁殖して、その子孫の特性を評価する代わりに、ExpressMODEL®: RITgを使うと、第1仔群で導入遺伝子の発現と生殖能力を分析できる。さらに、このアプローチを通じて、RITgモデル生成に伴うさまざまなリスクを緩和することができる。第1に、目標の遺伝的特徴を持つ動物を早期に識別できるため、不適切な遺伝子プロファイルを持つ動物を繁殖させてリソースを無駄にしてしまうことがなくなる。第2に、プロセスの初期段階で適切な動物を獲得できるため、その後の研究の予測可能性が高まる。プロジェクトでは、他の関係者や人材との緊密な調整が必要となるため、これは非常に有益である。第3に、顧客が最終的なコホートサイズと動物の健康基準をカスタマイズできる。第4に、事前に動物数を絞り込めるため、プロジェクトに必要な動物の総数を削減できる。

タコニックの科学サービス担当バイスプレジデントのジョン・カウス (John Couse) 博士は次のように述べている。「ExpressMODEL® ポートフォリオは、タコニックの専門知識と能力を新たな方法で活用して、モデル生成プロセスを加速化します。ExpressMODEL®: RITgは、タコニックの強力なモデル生成ノウハウを精液凍結保存、体外受精、導入遺伝子分析などの専門知識と組み合わせ、遺伝子編集技術に伴うリスクを排除して、当社の取り組みの継続に貢献するでしょう。お客様は、従来のアプローチに比べて数か月早く、決定的データを入手することができます。お客様はスピードか品質かの選択を迫られることはありません。研究でこのような成果が得られるのは珍しいことです。」

タコニックは、齧歯類モデル生成サービスにおいて完全認可を受けており、20年以上ものモデル生成経験を有している。同社は、CRISPR/Cas9テクノロジーによる遺伝子不活性化、遺伝子突然変異、導入遺伝子の発現、RNAi、遺伝子編集を提供して、個別の顧客プロジェクトに最適なツールが活用されるよう図っている。この専門知識を、モデル設計から繁殖およびコロニー管理へとスムーズな移行を提供するタコニック独自の能力で補完し、顧客に包括的なソリューションを提供している。同社の科学的サービスには、遺伝子組み換えモデルの取得/生成、輸入、ライセンス供与、繁殖、試験、調製、世界各地への供給などがある。

タコニックのデルリューションの詳細は、電話1-888-TACONIC (888-822-6642) (米国)、+45 70 23 04 05 (ヨーロッパ)、またはメールinfo@taconic.comにてお問い合わせください。

タコニック・バイオサイエンシズについて

タコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、遺伝子組み換え操作を行った齧歯類モデルおよびサービス分野において、完全認可を受けているグローバルリーダーである。1952年に創立された同社は、世界各地の貴重なリサーチモデルの取得、カスタム生成、繁殖、事前コンディショニング、試験、流通を支援するための最適な動物ソリューションを提供している。遺伝子組み換え操作を行ったマウスモデルやラットモデル、マイクロバイオーム、がん免疫療法用マウスモデル、統合型モデル設計・繁殖サービスが専門。米国およびヨーロッパに3か所のサービスラボと6か所の繁殖施設を擁し、アジアにおける流通取引関係も維持しており、世界のほぼどこにでも動物モデルを提供できるグローバルな出荷体制を備えている。

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ケリー・オーウェン・グローバー (Kelly Owen Grover)
マーケティングコミュニケーション担当ディレクター
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