Pliops、データセンターの大幅な効率化に向けて6,500万ドルの資金調達ラウンドを完了、製品発売も秒読み段階に


画期的なテクノロジーへの投資をコーク・ディスラプティブ・テクノロジーが主導、NVIDIAは出資比率を増やし、データ性能の向上と比類ない拡張性の実現を目指す

カリフォルニア州サンノゼ発, March 01, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- テクノロジー・イノベーターのPliopsは本日、コーク・ディスラプティブ・テクノロジー (Koch Disruptive Technologies) (KDT) が率いる資金調達ラウンドの完了を発表した。このラウンドでは、当初目標を上回る6,500万ドル (約69億5,500万円) を調達した。このラウンドには、ステート・オブ・マインド・ベンチャーズ (State of Mind Ventures) (SOMV)ビオラ・ベンチャーズ (Viola Ventures)インテル・キャピタル (Intel Capital)ソフトバンク・ベンチャーズ・アジア (SoftBank Ventures Asia)エクスポン・キャピタル (Expon Capital)ウエスタン・デジタル (Western Digital)ザイリンクス (Xilinx) などの既存の投資家のほか、スウィートウッド・キャピタル (Sweetwood Capital) が新たに参加し、NVIDIAが出資比率を増やしている。このニュースを受けて、Pliopsは企業とクラウド顧客にこれまでにない価値を提供するという目標に向けて大きく前進した。

この投資は、Pliopsのストレージプロセッサが実現する新たなレベルの拡張性、速度、コスト効率をより多くの顧客とより多くの用途に提供するために使用される。PCIeカードのフォームファクタ、またはクラウドサービスとして展開されるハードウェア対応ストレージエンジンは、コスト、性能、耐久性が飛躍的に向上して、SSDストレージの能力を最大限に引き出す。Pliopsは、ストレージプロセッサを通じて、データセンターのデータ集約型アプリケーションの処理を大幅に高速化する。

KDTマネージング・ディレクターのイーライ・グロナー (Eli Groner) は次のように述べている。「Pliopsは、非常に大規模な拡張を続けている市場で、データ集約型の最重要課題の1つへのアプローチを効果的に改革しています。Pliopsのテクノロジーは、現在のワークロードだけではなく、将来的に発生するワークロードにも広く適用できます。」

データセンターのデータとストレージの管理方法に革新をもたらす使命を遂行すべく、同社はテクノロジーを新しいユースケースへと広げ、製品ラインを拡張して、2021年末までに事業規模を倍増する計画である。Pliopsは経営チームをグローバルに拡大して、ストレージプロセッサを広く展開し、既存の素晴らしい顧客にさらに価値を提供できるよう、次の段階に向けて人材を強化している。

Pliopsは、ソリューションを複数の形式で提供して、より多くの顧客を支援することを重視している。オンプレミス、クラウド、顧客製品との統合、ASIC組み込みのいずれでも、クラウド・サービス・プロバイダーのリーダー企業や、幅広いデータ集約型ワークロードの高速化を模索する企業市場セグメントと連携している。

NVIDIA投資担当上級副社長のニムロッド・ジンディ (Nimrod Gindi) は次のように述べている。「Pliopsのテクノロジーは、急増するワークロードを加速し、これがデータセンターの計算処理およびストレージの性能向上に対する需要牽引につながっています。NVIDIAのデータセンターGPUおよびDPU製品ラインにPliopsのストレージプロセッサを組み合わせると、クラウドおよび機械学習ソリューションを高速化して、お客様に卓越した性能と効率を提供することができます。」

効率的なデータ構造や動的な容量管理などの基本的な課題は長年にわたって調査されてきたが、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたPliopsの新たなアプローチは、データストレージとデータ処理のリーダーが同社に投資する契機となっている。同様に、多くの大規模クラウド・データセンター・プロバイダーやユーザーのほか、ペルコナ (Percona)、さくらインターネット (SAKURA Internet)、インテル (Intel) などの大手ストレージ・イノベーターは、Pliopsのイノベーションの潜在的な影響を公式に認めており、顧客やパートナーとして協力している。

Pliops設立者兼CEOのユーリ・バイトラー (Uri Beitler) は次のように述べている。「KDTは、市場での可能性と影響力が高いテクノロジーに多額の投資をすることに重点を置いています。これは、Pliopsの方針と完全に一致しています。データストレージとそのデータを処理する計算要件が指数関数的に急増しているため、現状のアプローチでは対応できません。当社のソリューションは、かつてないデータセンターの拡張性を実現する新しいアプローチを採用しています。そして、Pliopsへの出資額を増やしているNVIDIAのような重要なパートナーを持つことは、確固たる信頼の証です。当社は、テクノロジーを最大限まで高めるよう取り組んでおり、投資家やお客様との長期的な戦略的パートナーシップに期待しています。」

Plliopsについて

2017年に設立されたPliopsは、データセンターの高速化と効率化に重点を置いたテクノロジーイノベーターである。Pliopsストレージプラットフォームは、データ中心の時代の基本的な構成要素で、データストレージの指数関数的な増加とそれに伴う計算処理要件に対応する。同社は、特許取得済みの革新的なデータ構造とアルゴリズムを使用して、データ増幅をなくし、優れたI/O性能、容量、耐久性を安定して実現する。最大100倍もデータアクセスを高速化しながら、計算負荷と消費電力はごくわずかである。Pliopsは最近、CRNにより2020年に最もホットな半導体スタートアップ企業10社の1つに挙げられた。同社のストレージプロセッサは一部顧客に出荷中である。同社は現在までに、ステート・オブ・マインド・ベンチャーズ、ビオラ・ベンチャーズ、インテル・キャピタル、KDT、ソフトバンク・ベンチャーズ・アジア、NVIDIA、エクスポン・キャピタル、ウエスタン・デジタル、ザイリンクス、スウィートウッド・キャピタルなどの世界的大手投資家から1億1,500万ドル (約123億500万円) を調達している。

Pliopsについて詳しくは、www.pliops.comにアクセスするか、TwitterおよびLinkedInを閲覧されたい。

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