カナダ、ケベック州ミラベル発, March 24, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 医療機器会社のi3バイオメディカル (i3 Biomedical Inc.) は本日、多数の医療用フェイスマスクとレスピレータを対象にしたウイルスろ過性能の比較結果を発表した (添付の表を参照)。総合的に判断するために、人が1分間に平均で必要な空気量7リットルを基にして、1分間にどのくらいの数のウイルスが吸入されたか、マスク/レスピレータごとの結果が示されている。この科学的データは、カナダの独立系ISO認定ラボであるGAP EnviroMicrobial Services Ltd.により実施された高度なテストの結果である。
プロシージャマスク、医療用マスク、レスピレータ (以下「マスク」と総称する) はすべて、ヨーロッパや米国の規制基準を満たすために、ウイルスに対するテストの必要はなく、固体粒子 (塩粒子など) または細菌 (ウイルスの約100倍の大きさ) に対するテストのみが求められている。
米州およびヨーロッパで使用されている、微生物のろ過性能の評価テストが含まれる規制基準は現在、北米のASTM 2100およびヨーロッパのEN14683細菌ろ過効率 (Bacterial Filtration Efficiency) (BFE) だけである。これは政府からの要件ではないが、ウイルスろ過効率 (Viral Filtration Efficiency) (VFE) のテストで、ウイルスを細菌に置換することが認められている。このように標準化されたテストプロトコルでは、空気1リットル当たり10^5のウイルス量が2分間のテスト時間にだけ必要であるため、2分間だけ使用した「マスク」のろ過性能が提供されることになる。GAP EnviroMicrobial Services Ltd.によるVFEテストは、同じプロトコルには従ったが、NIOSH1の推奨する吸気抵抗85Lpmで、さまざまなマスク (プロシージャマスク、手術用/医療用マスク、ASTMレベル3、CEタイプIIR、KN95マスク、N95マスク、FFP2マスク) について、30分間実施された。 上記のテストは、プロトコル要件に従ってマスクのフィルタ素材についてのみ行われる。
参考までに、感染した対象者が1回せきをすると、平均で4,914,600個のエアロゾル化したウイルス粒子が放出される可能性がある2。添付の表で、「このマスク/レスピレータでウイルスをブロックできるか」という疑問に対する答えを見つけられたい。
トライオメッドアクティブ (TrioMed Active) フェイスマスクの詳細については、www.triomed.comを参照するか、メール (triomed@triomed.com) で問い合わせされたい。
i3バイオメディカルについて: i3バイオメディカル (i3 BioMedical Inc.) はカナダの医療機器会社で、TrioMed Activeテクノロジーを採用した新たな抗菌製品の開発と製造に注力している。
GAP EnviroMicrobial Services Ltd.について: GAP EnviroMicrobial Services Ltd. (GAP) は1996年に設立された。ISO/IEC 17025:2005に準拠し、カナダ試験所認定協会 (Canadian Association for Laboratory Accreditation: CALA) に認定されている。CALA認定は、世界40か国のおよそ60の認定機関により承認されている。
1 国立労働安全衛生研究所 (National Institute for Occupational Safety and Health)
2 リー (Lee), J.、ユー (Yoo), D.、リュー (Ryu), S.、ハン (Ham), S.、リー (Lee), K.、ヨウ (Yeo), M.、ミン (Min), K.、ユン (Yoon), C.による研究(2019年)。「上気道感染症患者のせきにより出されるエアロゾルの量、サイズ分布、および特性」(Quantity, Size Distribution, and Characteristics of Cough-generated Aerosol Produced by Patients with an Upper Respiratory Tract Infection)エアロゾルおよび大気質リサーチ (Aerosol Air Qual.Res.)19: 840-853。https://doi.org/10.4209/aaqr.2018.01.0031
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