ダイアディック・インターナショナルが炉辺談話を開催。「世界的な衛生課題の解決を支援するダイアディックの革新的なC1タンパク質技術の可能性」がテーマ

炉辺談話は5月4日 (火) 午前10時 (東部標準時) より


フロリダ州ジュピター発 , April 26, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 独自のC1細胞タンパク質産生プラットフォームを開発、展開して、ワクチン、治療薬およびその他のタンパク質ベースの製品開発を最適化することを重点とするグローバルなバイオテクノロジー企業であるダイアディック・インターナショナル (Dyadic International, Inc.、以下「ダイアディック」、「当社」または「同社」) (NASDAQ:DYAI) が本日、2021年5月4日 (火) 午前10時 (東部標準時) より炉辺談話を開催することを発表した。炉辺談話では、「世界的な衛生課題の解決を支援するダイアディックの革新的なC1タンパク質技術の可能性」を主題に意見を交換する。

進行役を配したディスカッションには、以下のインフルエンサー (KOL) が出席する。

  • アラン・タウンゼンド博士 (Alain Townsend, Ph.D.)– オックスフォード大学ウェザーオール研究所 (Weatherall Institute - Oxford University)
  • アルバート・オステルハウス博士 (Albert Osterhaus, P.V.M, Ph.D.)- エラスムス医療センター (Erasmus Medical Center)
  • セシル・ニック (Cecil Nick) – パレクセル (Parexel) (臨床および規制サポート)
  • ヨリス・ファンデプット (Joris Vandeputte) –国際バイオロジカル標準化連盟 (International Alliance for Biological Standardization)

ディスカッションでは、以下などを話し合う。

  • C1プラットフォームの規制上の考慮事項と利点
  • 他の産生プラットフォーム性能との関連で、シュマレンベルグウイルス (Schmallenburg Virus) およびリフトバレー熱ウイルス (Rift Valley Fever Virus) に対する高価抗原産生の成功事例
  • SARS-CoV-2受容体結合ドメイン (RBD) ワクチン候補DYAI-100、ならびに既知の細胞株と変異種を発現するC1細胞株の迅速なエンジニアリングなどの開発推進をはじめ、SARS-CoV-2変異種に対処すべくダイアディックが実施中の取り組み
  • 変異種のほとんどまたはすべてを予防できる汎新型コロナウイルスワクチンなど、多価新型コロナウイルスワクチンおよびその他のサブユニットワクチンを開発製造するC1プラットフォームの可能性
  • mAbなどの抗体を産生する糖鎖改変C1細胞

ディスカッションの進行役はデイビッド・ブラムヒル博士 (Dr. David Bramhill) が務める。ブラムヒルは、バイオテクノロジー業界で豊富な経験を有しており、大腸菌出芽酵母 (Saccharomyces cerevisiae)、メタノール資化酵母 (Pichia pastoris)、テトラヒメナ (Tetrahymena)、昆虫SF9安定発現細胞 (非バキュロウイルス (not baculovirus) )、CHO、HEK293などの幅広いタンパク質産生技術を活用してきた。

この重要なディスカッションにぜひ参加されたい。ダイアディックをはじめ、多くのインフルエンサーおよび対象分野の専門家が、ダイアディックのC1タンパク質産生プラットフォームが高い費用対効果と柔軟な規模で治療薬やワクチンを量産できる堅牢な産生ソリューションであることを確信する理由を確認できる。

炉辺談話への登録はこちらから。

アラン・タウンゼンド博士は、オックスフォード大学ウェザーオール分子医学研究所の免疫学者で、昨年中は新型コロナウイルス感染症に取り組んできた。

タウンゼンド博士の研究のほとんどは、主要組織適合遺伝子複合体のクラスI分子でのインフルエンザ抗原提示に関連する。これまでに、同博士はT細胞の主な標的をウイルスの保存核タンパク質および基質タンパク質成分として同定し、これらのタンパク質由来のペプチドをMHCクラスI分子に結合するERに通過させて、細胞質抗原提示系の存在を示した。このテーマは、最近のパンデミックに伴い、(広域流行株間の) 異型免疫を弱毒化生インフルエンザ株により誘導できるかという実用的な問題へと拡張されている。同博士のチームは、S-FLUと呼ばれる弱毒化生ウイルスの独自の設計を開発した。この設計は、感染を許容するが、ウイルス複製を防止するヘマグルチニンシグナル配列の変異に依存する。このアプローチの利点は、ウイルスタンパク質すべてが適切な状況で肺に発現し、局所的にT細胞とB細胞の応答を誘導できることである。タウンゼンド博士はエアロジェン (Aerogen) のロナン・マック・ローリン (Ronan Mac Loughlin) と共同で、エアロゾルによるウイルスベクターワクチン送達法を開発している。カンタ・スバラオ博士 (Kanta Subbarao) (NIH) との共同研究の予備結果では、マウスおよびフェレット感染モデルで、開発中のウイルスベクターワクチンがほとんどのインフルエンザ病原型による疾患を予防できることが示されており、現在、関連性の高い大型動物として、ブタの応答を試験している (ピルブライト (Pirbright) 研究所のエルマ・ティリアン (Elma Tchillian) との共同研究)。タウンゼンド博士は現在、ブタでこの免疫メカニズムを研究している。

アルバート・オステルハウス博士は2014年までエラスムス医療センター (ロッテルダム) のウイルス科学部門長を務め、現在は感染症および動物原性感染症センター (Center of Infection Medicine and Zoonosis Research) 長およびハノーバー獣医学大学 (University of Veterinary Medicine Hannover) 客員教授を務めている。同博士は、数々の主要な科学プロジェクトで科学研究者や主任研究者として長年実績を積んできた。エラスムス医療センターでは、40人以上のスタッフと150人以上のスタッフを擁するウイルス診断学研究所を運営管理した。彼の研究プログラムは、新融合領域「ウイルス科学」の概念に基づいたもので、分子ウイルス学、免疫学、疫学、病理学、ヒトおよび動物のウイルス感染への介入研究などの分野で、世界をリードする科学者が集結している。主な成果には、70種以上のヒトや動物のウイルス (ヒトメタニューモウイルス、コロナウイルス、インフルエンザウイルスなど) の発見、ヒトおよび動物の主なウイルス感染症の発症機序の解明、新たな介入戦略の開発などがある。

さらにオステルハウス教授は、受賞歴があり、ゲスト講演、国際会議の (共同) 主催および科学雑誌の編集委員などの経歴もあることから、国際的に高く評価されている。同教授は、博士課程の学生80人以上の指導教授を務め、重要な特許を複数保有する。また、学術誌に掲載された1,300以上の論文の著者であるほか、その引用は7万回以上、h指数は116を上回る。現在、ヨーロッパインフルエンザ科学ワーキンググループ (ESWI、European Working Group on Influenza) 議長も務めている。また、インフルエンザなどの新興感染症に関する国際科学会議を多数主催し、複数の学術誌で編集主任を務め、数々の栄誉ある賞を受賞している。オランダおよびドイツの国立科学アカデミー (Dutch and German National Academies of Sciences)、ベルギー医学アカデミー (Belgium Academia of Medicine) 会員で、オランダ獅子勲章コマンダーを受章した。

セシル・ニック (パレクセル・コンサルティング技術担当バイスプレジデント) は、30年以上にわたって規制関連業務と臨床開発に従事。25年以上、バイオ医薬品に集中して取り組んできた。ニックは、モノクローナルとバイオシミラーに関して特に優れた専門知識を有し、これらの分野に関連する20以上のプログラムに関与するほか、EU、米国、カナダ、オーストラリア、メキシコ、ブラジルの規制当局と50回以上も交流と会合を実施し、EUと米国で6件の薬事申請を支援した。また、この専門領域に関する業界会議や国際会議にも広く参加している。さらに、ニックは希少疾病用医薬品、がん、炎症性疾患、糖尿病、腫瘍、血液学などのさまざまな治療分野で豊富な経験を有している。

ニックは、TOPRAフェローで、カーディフ大学 (Cardiff University) 理学修士コース臨床研究課程、グリニッジ大学 (Greenwich University) 理学修士コース薬剤学課程でゲスト講演を実施してきたほか、TOPRA理学修士課程のバイオテクノロジーモジュールリーダーである。また、SCRIP Clinical Researchの論説パネルメンバーで、規制および臨床開発に関連する問題に関して、多くの記事を執筆してきた。

ヨリス・ファンデプット博士はIABS (国際バイオロジカル標準化連盟) 理事長で、IABSの欧州関連団体であるIABS-EUの設立メンバーである。1955年以来、IABSは世界的な独立プラットフォームとして、ワクチン、細胞/遺伝子治療、およびヒト生物療法関連の科学や課題について、関係者が集まり、意見を交換している。IABSは合意形成を促進して、最終的には規制枠組みを構築し、意思決定者に推奨事項を提供している。2019年12月、IABSとVAC2VACは会議「Animal testing for vaccines - Implementing Replacement, Reduction and Refinement: Challenges and Priorities (ワクチンの動物実験 - 代替品、削減、精製の実施: 課題と優先事項)」をタイのバンコクで開催した (2019年12月3~4日)。

ファンデプット博士は、1976年にベルギーのヘント大学獣医学部で獣医学博士号を取得した。同大学のウイルス学者として (1976〜1980年)、豚病原菌H1N1インフルエンザウイルスを発見し、これにより、人畜共通感染症としてH1N1の理解の深化につながった。その後、ベルギー農務省 (Belgian Ministry of Agriculture) でベルギーと欧州連合の動物疾病対策に従事し、その後メリュー研究所 (Institut Mérieux)、ローヌ・メリュー (Rhône Mérieux) (現メリアル) に入社した。ファンデプット博士は、科学、産業、国際団体で35年以上も経験を積んできた。研究、開発、生産、規制、マーケティングなど、ワクチンのバリューチェーン全体に関与してきた。

C1タンパク質産生プラットフォームについて

C1タンパク質産生プラットフォームは、産業用タンパク質産生技術を活用して、従来のタンパク質産生技術の限界を超えて、治療薬やワクチンの大量生産を可能にする大きな機会を提供する。世界のワクチン接種の新常識においては、素早い応答と堅牢で費用対効果の高い生産を実現する汎用性と信頼性に優れたタンパク質産生技術が求められている。2016年以来、ダイアディックはヒトおよび動物の衛生用途に組換え糖タンパク質ベースのワクチンおよび治療薬生産に向けて、C1タンパク質産生プラットフォームの再設計に熱心に取り組んでいる。

ダイアディック・インターナショナルについて

ダイアディック・インターナショナル (Dyadic International, Inc.) は、C1という名称の真菌Thermothelomyces heterothallica (前Myceliophthora thermophila) をベースに、重要なバイオ医薬品候補の遺伝子発現プラットフォームを開発するグローバルなバイオテクノロジー企業である。低コストのタンパク質を開発・大量生産できるC1微生物は、さらに安全で効率の高い発現システムへと発展し、開発の加速、生産コストの削減、柔軟な商業規模での生物学的ワクチン/製剤の管理改善に貢献する可能性がある。ダイアディックは、C1技術とその他の技術を活用して、ウイルス様粒子 (VLP) や抗原、モノクローナル抗体、Fab抗体断片、Fc融合タンパク質、バイオシミラー、バイオベター、その他の治療用タンパク質など、ヒトおよび動物用ワクチンや医薬品の開発・製造に向けて研究、開発、商業活動を実施している。特定の代謝産物やその他の生物学的製剤の開発および生産にC1使用の可能性を探求するなど、その他の研究活動も実施している。ダイアディックは、バイオ医薬品の開発および製造にこれらの技術の価値とメリットを活用して、パートナーや協力者との研究開発協力、ライセンス契約、その他の商業的機会を追求している。先進国や開発途上国で高齢化が進むのに伴い、生物学的ワクチン、医薬品、その他の生物学的製剤をより迅速に、大量に、低コストで上市し、医薬品開発者や製薬会社に新たな特性を付加して、患者や医療システムへのアクセスとコストを改善するほか、人命を救うという最も重要な使命の実現にC1技術が貢献するとダイアディックは確信している。

ダイアディックのバイオ医薬品事業計画に関する詳細など、追加情報については、ダイアディックのウェブサイト (http://www.dyadic.com) を閲覧されたい。

将来の見通しに関する記述に関する免責条項

本プレスリリースには、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条の意義の範囲内で、将来の見通しに関する記述が含まれる。かかる記述には、将来的な事象や今後の業績に関するダイアディック・インターナショナルの期待、意図、戦略、信念などがある。実際の事象や結果は、SECに提出した同社最新の財務報告に記載されているものをはじめ、様々な重要な要因により、将来の見通しに関する記述とは大きく異なる場合がある。ダイアディックは、新しい情報、将来の事象などに関わらず、本リリースの将来の見通しに関する記述を公式に更新する義務を負わないものとする。同社の実績が現在の期待と異なる原因となるリスクの詳細については、SECに提出されたForm 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されている「リスク要因」の項を参照されたい。このような要因は、ダイアディックが定期的にSECに提出する報告書で適宜更新されており、SECウェブサイトとhttp://www.dyadic.comからアクセスできる。

問い合わせ先:

ダイアディック・インターナショナル
ピング・W・ローソン (Ping W. Rawson)
最高財務責任者
電話: (561) 743-8333
メール: prawson@dyadic.com