カナダ、ウォータールー, June 01, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 本日Maplesoft™は、数学・エンジニアリングソフトウェア製品群の日本語版の新メジャーリリースを発表しました。本リリースには、数学者、教育者、学生、エンジニア、科学者が使用するパワフルで使いやすい数学ソフトウェア「Maple™」、高度なモデリング・シミュレーションツール「MapleSim™」、エンジニアの設計計算のブレインストーミング、開発、文書化を容易にする新しい数学ツール「Maple Flow™」が含まれます。
Maple 2021では、非常に便利なインターフェースの細かな改善から、完全新規の数学分野まで、製品全体で様々な機能強化が行われています。主な機能改善は、以下の通りです。
- 微分方程式、積分、グラフ理論、信号処理などの新しいアルゴリズムまたは解法による問題解決能力の向上
- 微分方程式の教育・学習用の新しいツール、ステップ・バイ・ステップの解法、改良された可視化ツール、学生向け学習ガイドなど、数学教育のサポートに特化して設計された多数の機能拡張
- ドキュメントの作成作業を効率化するインターフェースの改善
- LaTeXのサポートの大幅な改善:Mapleのオーサリング環境を利用した後、追加調整をすることなく、簡単に文書をLaTeXに変換可能
「私たちのお客様は、インタラクティブな問題解決から高度な数学的概念の可視化、技術文書の作成、難解な問題の解法の発見、困難な研究問題に取り組むための新しいアルゴリズムの開発など、様々な理由でMapleを利用しています。」Maplesoft社のプロダクトマネジメントディレクター Karishma Punwani は述べます。「お客様の多様なMapleの使用方法を拡張および支援するため、Maple 2021には、製品のあらゆる面で多くの改良が施されています。」
MapleSim 2021製品群により、エンジニアはこれまで以上に簡単に設計上の問題に取り組むことができます。主な機能拡張は以下の通りです。
- 複雑な設計においてもエンジニアが高速なシミュレーションを活用できるように、大規模モデルでのパフォーマンスを向上
- シミュレーション中に伸縮する球体や円筒など、動的に形状サイズを定義する機能により、以前よりリアルな3Dの可視化を実現
- アドオン製品 MapleSim Ropes and Pulleys ライブラリの可視化機能の改善に加え、新しい空圧コンポーネントライブラリと油圧のサポートの拡張により、機械メーカー向けのモデリング範囲を拡大
また、2021リリースでは、一般的なオートメーション・プラットフォームに直接接続して、シミュレーションベースの3D可視化機能とデバッグ機能を強化した、シンプルかつパワフルなシミュレーション・プラットフォームであるMapleSim Insightの重要なアップデートが行われています。 MapleSim Insightは、コントローラを最適化する制御エンジニアや、新規顧客にカスタマイズされたハードウェアをアニメーションで可視化して見せる営業スタッフなど、モデリングの専門知識を必要とすることなく、組織内の誰もが使用できます。今回のリリースでMapleSim Insight 2021は、シミュレーション結果の高速化、2-Dプロットや3-D可視化オプションの追加、詳細なカスタム解析のための機能向上を実現しました。
「多くの企業は、製品開発にデジタルツインを活用することで、長期的に時間とコストを削減できることをすでに理解しています。しかし、その実現を阻むのは、スタートするまでにかかる労力です。」Maplesoftの事業開発担当副社長 Chris Harduwar は、述べています。「MapleSim 2021製品群のリリースにより、Maplesoftは企業に強化されたツールと、デジタルツインとバーチャルコミッショニングが、どのように問題解決に役立つか労力をかけずに発見できるサービスを提供します。」
Maplesoftは、MapleおよびMapleSim製品群の更新に加えて、Maple Flowの日本語版を初めてリリースしました。Maple Flowは、エンジニアが設計計算のブレインストーミング、開発、文書化を簡単に行うことができる数学ツールです。シンプルで自由なインターフェースと包括的な数学エンジンを組み合わせたMaple Flowは、 ユーザーが作業を改良、再配置、発展させる際に、計算を自動的に更新するホワイトボードスタイルの環境を提供します。
Maplesoft社のプロダクトマネージャー Samir Khanは、「エンジニアがプロジェクトの初期段階で数学ツールを避けるのは、ブレインストーミングや修正にもっと自由度が必要なケースが多いからです。」と語ります。「このようなエンジニアは、ホワイトボードや紙を使って作業を始め、最終的には数学ツールで作業を再現しなければならないことが多いのです。Maple Flowを使えば、設計エンジニアはホワイトボードと同じ柔軟性を備えた環境で作業を始めることができます。Maple Flow は、Maplesoftの数学および解析ツールに期待されるすべての能力と文書化機能をすべて備えているのです。」
Maple、MapleSim、Maple Flowの日本語版には、日本語のメニューなどのインターフェース要素、日本語のヘルプページ、日本語コンテンツの作成をサポートするオーサリングツールなどが含まれています。
この発表に関する写真はこちらで入手可能: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/aa3b477d-73f0-4926-bb9e-e8ad8a59cd2f
Rochelle Angyal
Maplesoft
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