ダイアディックが、C1プラットフォームを用いた治療用タンパク質候補の製造に関する研究・ライセンス・共同研究契約をヤンセンと締結したことを発表


フロリダ州ジュピタ, Dec. 18, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- ダイアディック・インターナショナル (Dyadic International, Inc.、以下「ダイアディック」、「同社」) (NASDAQ: DYAI) は、独自のC1細胞タンパク質生産プラットフォームをさらに改良、適用、展開して、タンパク質ベースのワクチンや治療薬の開発を加速させ、生産コストを削減し、性能を向上させることに注力している世界的なバイオテクノロジー企業である。今回同社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのヤンセン製薬企業の1社であるヤンセン・バイオテック (Janssen Biotech, Inc.、以下「ヤンセン」) と研究・ライセンス・共同研究契約 (以下「同契約」) を締結したことを発表した。本契約は、ジョンソン・エンド・ジョンソン・イノベーション (Johnson & Johnson Innovation) の推進によるものである。

本契約では次のように規定されている。

  • ヤンセンは、ダイアディックに対し、複数の生物学的標的に対するヤンセンの治療用タンパク質候補を製造するためのC1生成細胞株を開発するためにC1プラットフォームを利用する非独占的権利として、50万ドルの契約一時金を支払う。
  • ヤンセンは、製品候補のC1生成細胞株を開発・評価するために、最大160万ユーロの研究開発費を提供する。
  • ヤンセンは、ダイアディックがC1プラットフォームを1つの特定のターゲットに向けた治療用タンパク質の製造に使用するための独占的ライセンスを得るために、7桁半ばの金額を支払うオプションを有する。
  • さらに、ヤンセンはダイアディックから以下の権利を取得するオプションを有する。
    • オプションが行使された場合、ダイアディック社は7桁半ばのマイルストーン支払を受け、ヤンセンは非独占的なターゲットを共同研究に追加する権利を持つことになる。
    • ダイアディックは、C1プラットフォームの技術移転を完了し、ヤンセン社がライセンスされたターゲットに対するC1細胞株を社内で開発できるようになる。技術移転の完了に成功した場合、ダイアディックは7桁台前半のマイルストーン支払を受ける権利を持つ。
  • 各製品候補について、ダイアディックは7桁半ばの開発・規制マイルストーンを受け取る可能性がある。
  • ダイアディックは、製品数には制限があるものの、1製品あたり9桁台前半の商業的マイルストーン支払を受ける可能性がある。この金額は、ダイアディックのC1プラットフォームを用いて製造された各製品につき、ヤンセンが生産した医薬品有効成分の累積量に依存する。

ダイアディックの社長兼最高経営責任者であるマーク・エマルファーブ (Mark Emalfarb) は次のように述べている。「当社のC1細胞タンパク質生産プラットフォームを用いる、ヤンセンとの戦略的パートナーシップを発表できることを嬉しく思います。当社は、ますます多くの治療分野でパートナーシップを拡大しており、当社ののC1テクノロジーの幅広い有用性を引き続き確信しています」

ダイアディック・インターナショナルについて

ダイアディック・インターナショナル (Dyadic International, Inc.) は、真菌Thermothelomyces heterothallica (旧Myceliophthora thermophila) をベースにした、C1と呼ばれるバイオ医薬品の重要な遺伝子発現プラットフォームとなる可能性のあるものを開発しているグローバルなバイオテクノロジー企業である。低コストのタンパク質の開発と大規模製造を可能にするC1微生物は、さらに安全で効率的な発現システムに発展する可能性があり、柔軟な商業規模での生物学的ワクチンや医薬品の開発のスピードアップ、製造コストの削減、性能の向上に貢献することが期待されている。ダイアディックは、C1技術やその他の技術を用いて、ウイルス様粒子 (VLP) や抗原、モノクローナル抗体、Fab抗体フラグメント、Fc-Fusionタンパク質、バイオシミラーやバイオベター、その他の治療用タンパク質など、ヒトや動物のワクチンや医薬品の開発・製造のための研究・開発・商業活動を行っている。その他にも、C1を使って特定の代謝物やその他の生物学的製品を開発・生産することを検討するなど、様々な研究活動が引き続き行われている。ダイアディックは、バイオ医薬品の開発・製造においてこれらの技術の価値や利点を活用するために、パートナーや協力者との研究開発協力、ライセンス契約、その他の商業的機会を追求している。先進国でも発展途上国でも高齢化が進む中、ダイアディックは、C1技術を駆使することで、生物学的ワクチンや医薬品などの生物学的製品をより早く、大量に、低コストで、新しい特性を持たせて市場に投入し、患者や医療制度へのアクセスとコストを改善し、そして何よりも人命を救うことができると考えている。

ダイアディックのバイオ医薬品事業計画に関する詳細など、追加情報については、ダイアディックのウェブサイト (http://www.dyadic.com) を閲覧されたい。

将来の見通しに関する記述に関する免責条項

本プレスリリースには、1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引所法第21E条に規定される意味での将来の見通しに関する記述が含まれている。これには、将来の出来事または将来の財務実績に関するダイアディック・インターナショナルの期待、意図、戦略、および信念に関するものが含まれる。実際の出来事や結果は、同社がSECに提出した最新の報告書に記載されているものを含めた様々な重要な要因により、将来予測に関する記述と大きく異なる可能性がある。ダイアディックは、新しい情報、将来の出来事、その他の理由にかかわらず、かかる将来の見通しに関する記述を公に更新する義務を負わない。当社の実際の業績が当社の現在の期待と異なる原因となりうるリスクのより詳細な説明については、ダイヤディックがSECに提出したフォーム10-Kの年次報告書およびフォーム10-Qの四半期報告書の「リスク要因」と題されたセクションを閲覧されたい。これらの要因は、ダイアディックのSECへの定期提出書類で更新される可能性があり、SECのウェブサイトおよびhttp://www.dyadic.comでアクセス可能である。

問い合わせ先:

ダイアディック・インターナショナル
ピング W ローソン (Ping W. Rawson)
最高財務責任者
電話: (561) 743-8333
メール:prawson@dyadic.com