バンクーバー, ブリティッシュコロンビア, March 10, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- 世界で最も成功している起業家は、学んだ教訓や回復力がいかに自分のビジネスセンスを形成したかを喜んで語ることがありますが、成功を超えて自分の最大の課題である健康を克服する道を楽観的に切り開く人はほとんどいない。
32歳で肩甲上腕型筋ジストロフィー2型（FSHD2）と診断されたウィルソン氏は、2027年までにFSHDの治療法を発見し、根本的な遺伝的原因や筋肉の機能・成長を改善することを目的に、1億ドルを出資して新事業「ソルブFSHD」（Solve FSHD）を立ち上げると発表した。
10年前にラケットを頭上に持ち上げることができなくなり、スカッシュをやめたウィルソン氏は、「ソルブFSHD」（Solve FSHD）は、筋肉の変性を止め、筋力を高め、これを患う人々の生活の質を向上させるための、資金不足の薬や治療法の開発を加速させるでしょう」と述べた。
67歳、連続起業家で5人の男の子の父親である彼は、上半身が「とても衰えている」と言う。彼の脚は筋肉組織がかなり失われており、ウィルソンはそう遠くない将来、車椅子の補助が必要になる時が来るだろうと予想している。
「まだ歩けますが、意識して歩かないとつまずいたり転んだりします。 自分の足で歩けなくなる日が来るのは目に見えています」と、カナダの起業家であり、ベンチャー・フィランソロピストでもある彼は語った。現在、FSHDは、治療法がなく、症状や重症度、進行度もさまざまな遺伝性疾患である。メイヨークリニック（Mayo Clinic）によると、筋力低下は通常、顔、腰、肩から始まる。通常、10代で発症しますが、小児期に発症することもある。
「これは、成人型筋ジストロフィー の代表的な疾患です。ソルブFSHD(SOLVE FSHD)がバイオマーカーの検証や新しい治療法の開発に貢献することは、FSHDのより良い治療法を追求する企業や研究者にとって、後に大きな利益をもたらすことになるでしょう。」カンザス大学メディカルセンター神経科助教授のジェフリー・スタットランド（Jeffrey Statland）博士は、「これらの投資は、将来の臨床試験を支援するための基盤を形成し、さらなる資金調達や投資の種となります」と付け加えている。スタットランド博士は、神経筋疾患の臨床および研究トレーニングを行い、主にFSHDに関心を持っている。
「ソルブ FSHDは、パイプラインのボトルネックなど、通常では資金が得られないプロジェクトを支援し、それによって臨床試験や新規治療法の開発を加速させます。複数のプロジェクトを同時に進め、迅速に行動することができます」と、ウィルソン氏はこう語った。
科学者、バイオテクノロジーおよびバイオファーマ企業、筋変性症の専門家、その他同様の筋ジストロフィー分野で活躍する研究者の皆様には、ぜひともソルブFSHDにご連絡いただきたいソルブFSHDは、関連する研究や臨床試験を進めることに関心を持つ研究パートナー、企業、臨床医の候補者に資金提供や出資を行うことを求めている。
また、ソルブFSHDは、FSHDの患者さんやその疑いのある方からの情報提供を求めており、臨床試験のための連絡先登録にボランティアとして参加することで、協力することができる。
「FSHDは人生を左右するものであり、私の将来はチャレンジングなものになると思っています」と、ウィルソン氏は語った。「私はスタンドに座っているよりも、自分の時間とお金を使ってコートに出て、この重要な活動を支援することを望んでいます。そうすることで、FSHDに関わる人たちが笑顔になることができるのです。」
ソルブ FSHDについて
ソルブ FSHDは、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー（FSHD）の新規治療法を加速させる革新的なバイオテクノロジーおよびバイオファーマの研究開発活動に資金援助を行っている。カナダの起業家であり慈善家でもあるチップ・ウィルソン氏（Chip Wilson）が全額出資し、創設したものである。ヨガにインスパイアされたアスレチックアパレル会社、ルルレモン・アスレティカ株式会社（Lululemon Athletica inc.）の創業者は、この30年間、FSHDとともに生きてきた。彼は、私財を投じてソルブFSHDを設立し、「新しい治療法の研究を加速し、2027年までにこの疾患の治療法を見つける」という組織のミッションに合致するプロジェクトに資金を投入するために、1億ドル（約116億円）の資金を約束した。
今後の助成金募集については、ソルブFSHDのウェブサイトhttps://solvefshd.com/に掲載予定。
アーリーステージの企業については、ソルブFSHDの info@solvefshd.com.までお問い合わせください。
FSHDの方で、臨床試験について調べたい、FSHDの登録に参加したい方は、ソルブFSHDのウェブサイト-https://solvefshd.com/をご覧ください。
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