2023年MENACW、クリーンエネルギーへの移行に向けた持続可能な鉱物資源のバリューチェーン形成における重要なFMFの役割を強調


サウジアラビア、リヤド発, Oct. 19, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- リヤドで開催された2023年中東・北アフリカ気候ウィーク (Middle East and North Africa Climate Week, MENACW) では、鉱物の未来を形成する上で極めて重要となる未来鉱物フォーラム (Future Minerals Forum, FMF) の役割が強調された。

FMFのアルド・ペニーニ (Aldo Pennini) 戦略・プログラム・コンテンツ担当所長が進行役を務めた会議には、産業鉱物資源省のアブドゥルラフマン・アルベルシ (Abdulrahman Al-Belushi) 鉱業権能割賦担当副大臣、 マアデン社 (Ma’aden) のサウド・アル・マンディル (Saud Al Mandil) 技術・研究開発・革新担当副社長、キングアブドゥルアジズ科学技術都市 (King Abdulaziz City for Science and Technology, KACST) の鉱業・炭化水素研究部長を務めるタメル・アルダージャニ (Thamer Aldaajani) 博士、FMFのアリ・アルムタイリ (Ali Al-Mutairi) 事務局長、サウジ地質調査所 (Saudi Geological Survey, SGS) の調査・探査担当上級所長を務めるアブドゥラ・アルナバン (Abdullah Al-Nabhan) 博士、気候変動に関する政府間パネル (Intergovernmental Panel on Climate Change, IPCC) の議長を務めるジム・スキー (Jim Skie) 教授などの著名人が一堂に会した。

「多くの産業やプロジェクトを推進する上で鉱物は重要な柱となる」と述べたアブドゥルラフマン・アルベルシ副大臣は、 環境への影響の最小化と地域社会の利益の確保に向けた持続可能な運用の必要性を強調した。

一方、サウド・アル・マンディル副社長は、鉱業分野のサステナビリティに対するマアデン社の取り組みを力説した。 同社はパリ気候協定に賛同するサウジアラビアの取り組みに沿って、環境への影響を最小限に抑え、責任を持って天然資源を管理することに注力している。

鉱物資源の経済的・環境的影響を理解し、そのバリューチェーンを強化する上で研究が極めて重要な役割を果たすことを強く訴えたタメル・アルダージャニ博士は、 必要な鉱物の採掘と環境保全のバランスを取る上で鉱業分野が課題に直面している現状を認識している。

アリ・アルムタイリ事務局長は、「FMFは複数の利害関係者との対話と協力体制を通じて、エネルギー革命という観点から鉱物の未来を形成することを目指している。 国際的なプラットフォームとして機能する当フォーラムは、鉱物のスーパーリージョンとされるアフリカから西アジアや中央アジアに及ぶ地域で鉱業関連の事業体がその全域に秘められた好機を探求する機会を推進している」として、FMFの使命を概説した。

アブドゥラ・アルナバン博士はグリーンエネルギーに移行する上で豊富な鉱物資源が不可欠となる理論を強調しながら、アラビア楯状地の地質学的特徴について詳しく説明している。 ジム・スキー教授の発表によると、気候変動に関する政府間パネルの報告書には、次回から初めてエネルギー革命における鉱物の役割に関する内容が複数年にわたり組み込まれることになる。

第3回FMFは、「現在二聖モスクの守護者」の称号を保持するサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ (Salman bin Abdulaziz) 国王の後援により、2024年1月9日から11日にかけて、リヤドに所在するアブドゥルアズィーズ国王国際会議センターで開催される予定となっている。

本発表に関する写真はこちらから入手可能:https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/c7249c16-1580-4825-bd81-b2946880f9f4

 

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