- HSBCは、クオンテクサの早期導入者向けライトハウスプログラムに参加している業界リーダーの1社
- HSBCは、分析の合理化とプロセスの迅速化により、導入後1年以内に生産性の大幅な向上を実現できると見込んでいる
- クオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームと生成AIが組み合わさったQ Assistにより、金融サービス、TMT、政府機関などの営業、カスタマーサービス、コンプライアンスチームの意思決定を強化
ロンドン, June 11, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- 今週の月曜日、ロンドンテックウィーク2024のセンターステージにて、公共部門と民間部門向けの意思決定インテリジェンス (DI) ソリューションの世界的リーダーであるクオンテクサ (Quantexa) は、組織がフロントラインワーカーとインフォメーションワーカーのチーム全体で信頼できる意思決定を強化する際に役立つ、コンテキスト認識型の生成AI技術スイート、Q Assistを発表した。 今回の発表は、クオンテクサが世界の人工知能 (AI) 業界に多額の投資を行い、LLMに依存しない独立型コパイロットとしてQ Assistを発表してから約1年後のことであり、同社のプラットフォーム革新ロードマップに則った進捗を示すものである。
Q Assistの新たな技術スイートにより、クオンテクサの顧客は、インフラやツール開発、高度なリソース追加に多額の投資をすることなく、変革的な利益のために生成AIを運用することができるようになる。
フロントラインワーカーやインフォメーションワーカーは、コパイロットやリンクデータ、クオンテクサのナレッジグラフ機能、意思決定インテリジェンスプラットフォームのその他の機能を活用して、組織全体のあらゆるデータ (構造化データおよび非構造化データ)、コンテキスト、洞察と相互作用する生成AIモデルの精度と信頼性を高めることができる。 LLMをクオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォーム内の豊富なコンテキストと組み合わせることにより、データをより良く理解することが可能になるとともに、対応を安全に根拠づけ、パフォーマンスと信頼性を向上させ、チームが最も正確な最新情報を一箇所で入手できるようになる。
Q Assistとは何か、それがクオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームと連携する様子について詳しくは動画を参照されたい。
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AIの時代で顧客の成功を支援する
HSBCは、早期導入者向けライトハウスプログラムに参加している組織の1つである。 プログラムに参加する各組織は、Q Assistを以下のような方法で利用することを想定している:
- インフォメーションワーカーやナレッジワーカーの分析、調査、報告業務を効率化する。
- データサイエンスチームとオペレーションチームによる、その場限りのデータリクエストへの依存を減らし、より戦略的なタスクに集中する時間を確保する。
- 顧客対応チームが、収益を増やし、カスタマーエクスペリエンスを向上させるために必要な充実したデータと洞察にアクセスできるようにする。
- 組織全体のチームが、追跡可能な信頼できる意思決定を一貫して行い、業務プロセスの改善を加速できるようにする。
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン (BNY Mellon) は現在、HSBCとともにライトハウスの取り組みへの参加を検討している。 クオンテクサはライトハウスプログラムの参加者と協力し、顧客対応チーム、データサイエンスチーム、調査チームにQ Assistを導入することで、1年、3年、5年期間での利益を予測した。 その結果、時間の節約と効率化、新たな機会の特定、コンバージョン率の向上という3つの中核的な分野で、ほぼ即座に生産性が向上することが判明。
HSBCは、分析を民主化し、これらの分野のプロセスを加速することで、導入後1年以内の生産性向上につながると見込んでいる。 同社はまた、従業員の時間を解放し、他の戦略的業務に集中できるようにすることにも期待している。
HSBCのコマーシャルバンキング部門のグローバル最高執行責任者であるデビッド・ライス (David Rice) 氏は、「この新しいソリューションは、信頼できるデータとコンテキストに基づいた分析を提供することで、アンチマネーロンダリング調査や販売戦略などの複雑な業務の効率性と正確性を高める可能性を持つ。 コンテクスト分析とイノベーションの導入により、HSBCはリソースをより生産的に集中させ、最終的にお客様のお役に立つことができる。」と述べた。
クオンテクサの試算では、金融犯罪や不正行為のコンプライアンスに取り組んでいる3段階の防犯レベルを導入している一流のグローバル金融機関は、月に約1万5000件のアラートを生成しており、Q Assistの生成AI技術スイートを導入することで、大幅な効率化とコスト削減を実現できるという。
- 金融犯罪と詐欺に関する調査・報告プロセスの強化・自動化により、年間1700万ポンド (約34億円) 以上の節約を実現する。
クオンテクサのCTO、ジェイミー・ハットン (Jamie Hutton) 氏は、「クオンテクサのエンジニアリング理念である、最大の顧客価値を提供するソリューションの構築により、当社のお客様にはQ Assistの製品要件を形成する上で不可欠な役割を果たしていただくことができた。 早期導入者向けのライトハウスプログラムを通じて、ロードマップのプロセス全体に貴重なフィードバックを提供してくれる業界リーダーたちと協力できるというメリットがある。」と述べた。
バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの最高データ責任者であるエリック・ヒルシュホルン (Eric Hirschhorn) 氏は、「クオンテクサの継続的な技術革新に期待している。 私たちの数年にわたる協力関係により、データのサイロ化を解消し、これまでにない精度でデータを統一することができた。 イノベーションの取り組みの次の段階では、銀行全体のフロントラインワーカーが生成AIを使用して自信を持ってデータの洞察に基づいた行動ができるようにし、その過程で新たなレベルの効率性を達成する可能性を探ることになる。」と述べた。
Q Assistの新たな生成AI技術スイートの仕組み
クオンテクサの新たな生成AI技術スイートは、新しいデータ統合レイヤー、プロンプトビルダー、コパイロットを通じて、クオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームと生成AIを組み合わせ、チームが重要なビジネス上の意思決定を行う能力を加速させる。
Q Assistは、クオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームに支えられた信頼性の高い拡張可能なAIを提供する。 これにより、技術者以外のチームも、接続されたデータ基盤、グラフ分析、モデリング、スコアリングを含むクオンテクサの重要なプラットフォーム機能を利用して意思決定を補強し自動化することができる。 Q Assistの技術スイートは3つの要素で構成されている:
- Q Assist統合レイヤー:Q Assistの神経中枢。 これは、クオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームをLLMや会話型AIシステムと即座に安全に連携させるために設計された、ツール、コネクター、APIのフレームワークである。
- Q Assistプロンプトビルダー:Qアシストプロンプトビルダー:マイクロソフト (Microsoft) のAzure Prompt Flow、Semantic Kernel、AutoGenなどの外部のプロンプトエンジニアリングツールやフレームワークと簡単に統合できる拡張可能なプロンプト管理・共有機能であり、クオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームが生成するコンテキストデータに基づいたプロンプトとレスポンスを定義し、管理者がコントロールできるようにする。
- Q Assistコパイロット:自然言語インターフェースを介して大規模かつ異種データのクエリを実行し、データ、洞察、発見をリアルタイムで理解・要約し、調査、研究、レポート作業を自動化することができる。
同社はQ Assistの生成AI技術スイートの機能を本日から限定的な顧客に提供し、2025年初頭には一般にも提供する予定である。
AI対応データを作成するためにクオンテクサが組織を支援している方法や、意思決定インテリジェンスプラットフォームのTotal Economic Impact™をForresterからダウンロードする方法、意思決定インテリジェンスの投資のROI測定を開始する方法の詳細については、https://www.quantexa.com/discover/ai/を参照されたい。
クオンテクサについて
クオンテクサは、意思決定インテリジェンスの先駆者であるグローバル AI、データ、分析ソフトウェア企業であり、組織がコンテキスト内のデータを使用して信頼できる運用上の意思決定を行えるように支援している。 クオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームは、AIの最新の進歩を活用し、サイロ化されたデータを統合して最も信頼できる再利用可能なリソースに変換することで、組織が隠れたリスクと新しい機会を発見するのに役立てることができる。 顧客ライフサイクル全体にわたって、データ管理、顧客インテリジェンス、KYC、金融犯罪、リスク、詐欺、セキュリティに関する主要な課題を解決する。
クオンテクサ意思決定インテリジェンスプラットフォームは、従来のアプローチよりも精度が90%以上高く、分析モデルの解決が60倍高速になり、運用パフォーマンスを向上させる。 独立委託されたフォレスターTEI (Forrester TEI) によるクオンテクサの意思決定インテリジェンスプラットフォームに関する調査では、顧客は3年間で228%のROI を達成したことがわかっている。 2016年に設立されたクオンテクサは、現在、700人を超える従業員と無数のプラットフォームユーザーを擁し、世界中で数百億規模のトランザクションとデータポイントを扱っている。
報道関係者向けの問い合わせ先
連絡先: Stephanie Crisp, Fight or Flight
Eメール: Quantexa@fightorflight.com
または
連絡先: Adam Jaffe, SVP of Corporate Marketing
電話 : +1 609 502 6889
Eメール: adamjaffe@quantexa.com
この発表に付随する写真は、https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/dc615273-9f23-4d50-b6ec-62d59146a0e7から入手可能。