キング・ファイサル・スペシャリスト病院・研究センター (King Faisal Specialist Hospital and Research Centre、KFSHRC)、AIとロボット工学で世界の医療革命をリード


サウジアラビア・リヤド発, June 28, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- キング・ファイサル・スペシャリスト病院・研究センター (KFSH&RC) は、世界のAIとロボット工学革命の最前線に立っている。サウジビジョン2030が推進するこれらの技術進歩は、プロセスの合理化と患者ケアの変革における極めて重要な役割に加えて、2030年までに王国の医療部門に推定150億~270億米ドル (約2兆4,109億500万円~約4兆3,396億2,900万円) の経済的価値をもたらす予定である。

ロボット支援手術は、KFSH&RCの技術統合の特徴である。2023年だけで、KFSH&RCは1,195件のロボット支援手術を実施した。最も注目すべきは、世界初の完全ロボットによる肝臓移植であり、ロボット工学を使用して手術の精度と患者の回復を向上させるKFSH&RCの先駆的な役割を強調している。

これらの外科的進歩を補完する全ゲノムシークエンシング (WGS) は、KFSH&RCの遺伝性疾患の早期発見と治療へのアプローチの要となっている。2023年現在までに7,000件を超えるWGS検査を実施することで、同院はさまざまな疾患に対する遺伝的素因の特定を可能にした。最先端の外科技術と包括的な遺伝子分析の両方に重点を置くことで、KFSH&RCは医療イノベーションの最前線に立ち、患者が可能な限り最も正確で効果的な治療を受けることが可能となる。

KFSH&RCの研究所には、診断と検査のプロセスを合理化する自動化システムも備わっている。これらのシステムにより精度と速度が向上し、患者の診断と治療が迅速化される。150万件を超える検査が処理され、ターンアラウンドタイムが30%短縮された。

デジタルヘルスの変革の可能性を認識し、KFSH&RCはさまざまな部門でAI主導のソリューションを採用している。2023年には、放射線科におけるAIツールにより診断精度が25%向上し、誤診率が18%減少、がんや心血管疾患などの疾患の検出と治療が向上した。AIと高度なバイオテクノロジー手法を活用することで、KFSH&RCはがん治療用のCAR-T細胞を院内で生産することに成功し、治療費を削減し、患者の苦痛を軽減してきた。

KFSH&RCの進歩の中心となるのは、データに基づく意思決定の主な情報源である最先端のキャパシティ・コマンド・センターである。患者の動きを監視してケアの質を維持し、標準手順を遵守し、需要量を予測してリスクを軽減する。AI主導の戦略を活用して、センターは2021年9月の開設以来17万件を超える介入手順を実行し、ベッドの待ち時間を32時間から6時間に短縮し、救急科の待ち時間を14%短縮してきた。

今後、KFSH&RCはスマート病院として先進技術をグローバルな医療エコシステムに統合し続け、医療における革新と卓越性の推進に引き続き取り組んでいく。

2024年の『ブランドファイナンス』誌のランキングによると、KFSH&RCは、世界の学術医療センタートップ250のリストで2年連続で中東・アフリカ地域で1位、世界で20位にランクされ、サウジアラビアと中東で最も価値のある医療ブランドとして認められていることは注目に値するものである。さらに同年、権威ある『ニューズウィーク』誌によって世界トップ250の病院にランクされている。

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エッサム・アル・ザラーニ (Mr. Essam Al-Zahrani)、メディア担当部長代理 (Acting Head of Media Affairs)、0555254429
アブドラ・アル・アウン (Mr. Abdullah Al-Aown)、メディア調整責任者 (Media Coordination Officer)、0556294232

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