IVI RMAグローバル (IVI RMA Global) とラビマ・ファティリティ (Lavima Fertility) が不妊治療研究で提携


スペイン・バレンシアおよびブリュッセル発, July 08, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- 卵巣刺激なしで卵子を得るための代替手段を模索することは、生殖医療における先駆的な研究である。 卵巣刺激の過程で生じる障害は、生殖治療の開始を検討している一部の女性やカップルにとって、現在の障壁となっている。 実際、5組に1組のカップルが、この理由で第2子を諦めている。

卵巣刺激は生殖補助医療の初期段階であり、不妊治療の段階では今のところ最も進歩が遅れている。 それは女性にとって、母親になることを決意する際の心理的な障壁の1つとなっているからだ。 その多くは、この過程で身体的および精神的においてどのような影響を受けるかを懸念している。

IVI RMAグローバルは、この分野での進展を目指し、全く新しいホルモン剤を使わない不妊治療技術であるCAPA-IVMの権利をもつ不妊治療分野の米国企業ラビマ・ファティリティ・インク (Lavima Fertility, Inc.) との独占契約を締結した。 IVI RMAグローバルとラビマ・ファティリティは共同で、生殖補助医療や卵子ガラス化治療の開始を希望する女性において、卵巣刺激を排除することを目的とした先駆的な研究ラインを開始した。

「卵巣刺激の段階には不安がつきまとい、治療開始の決断のブレーキとなりうることは認識している。 そのため、IVIでは、ラビマ・ファティリティとともに、率先して科学に挑戦し、一部の患者にとって非常にデリケートなこの治療法の最適化を目指している」とIVIバレンシアの婦人科医ヌリア・ペリサ博士(Dr. Nuria Pellicer)は説明している。

IVI RMAグローバルの科学ディレクターであるフアン・アントニオ・ガルシア・ベラスコ博士(Dr. Juan Antonio García Velasco)とともに、クリニックのディレクターであるエルネスト・ボッシュ博士(Dr. Ernesto Bosch)、ヌリア・ペリサ博士の指揮のもと、IVIバレンシア本社で臨床研究が開始された。 ラビマ・ファティリティは、未熟な卵母細胞を女性の卵巣外で、卵巣刺激を必要とせずに体外で成熟させるCAPA-IVMと培地サプリメントを提供することにより、この臨床研究を支援している。 本研究には後に、IVI RMAグローバル・グループの他のクリニックも加わることになる。

「我々の主な目的は、研究を通じて女性にメリットを提供し続けること、そして卵巣刺激に伴う症状は通常、中程度で数日で治まるものの、卵巣刺激が身体的、精神的に及ぼす影響を懸念し、治療開始を断念した方の心理的障壁をなくすことである」とボッシュ博士は述べた。

卵巣刺激は不妊治療の基本的なステップであるにもかかわらず、第2子を望むカップルの20%が卵巣刺激の想定される影響への抵抗感から、第2子を望まないと推定されている。「科学からこの過程を改善する方法を見つけることは、継続的な研究において刺激的で希望に満ちたプロジェクトであり、我々に最大の望みを託す女性たちを先駆的な方法、そして最新の進歩をもって支援し続けることを可能にする」とペリサ博士は結論付けている。

「ARTにおける誘発ホルモンと併せて制御された卵巣刺激を回避することは、明らかに科学的かつ臨床的な大きな革新を表している」と、ラビマ・ファティリティのヨハン・スミッツ教授(Prof. Dr. Johan Smitz)は述べた。

未成熟の卵子は刺激を受けていない小卵胞から採取される。 その後、卵子卵丘細胞複合体はいくつかの培地サプリメントを用いた体外での新しい2段階の過程を経て成熟される。 この技術はCAPA-IVMと呼ばれている。 アジアでは5件の無作為化臨床試験が実施され、この新しいホルモン剤を使わない不妊治療技術において、すでに850人以上の子供が誕生しており、CAPA-IVMの安全性を裏付けている。

「我々は、ホルモン剤を使わない不妊治療分野におけるIVI RMAグローバルとラビマ・ファティリティの研究協力に胸を躍らせている。 IVI RMAグローバルは世界最大のIVFチェーンであり、この分野でIVI RMAグローバルのクリニックと協力することで、将来的には世界中のより多くの患者にCAPA-IVMを提供できるようになるだろう」とスミッツ教授は結論付けた。

IVIについて
IVIは、ヒト生殖だけに特化したスペイン初の医療機関として1990年に設立された。 それ以降、常に革新を続け、最も革新的な生殖補助医療の開発により、25万人以上の子供の出生を支援してきた。

IVIは、妊娠率が最も高い欧州のセンターの1つであり、実際、不妊症でIVIに相談したカップルのほとんどが、その目標を達成している。 さらに、世界屈指の産婦人科医を含む2,500人以上の専門家チームを擁する
IVIは、15か国に拠点を置くIVI RMAグローバル・グループの一員でもある。 スペインに加え、ポルトガル、イタリア、チェコ共和国、北欧諸国、イギリス、アメリカ、カナダ、パナマ、ブラジル、チリにも拠点を置いている。

詳細については、次の連絡先まで問い合わせされたい
ルシア・レナウ(Lucía Renau)lucia.renau@ivirma.com
リカルド・ペドロス(Ricardo Pedrós)ricardo.pedros@ivirma.com

APPLE TREE
アナイス・プリエゴ(Anaïs Priego)ap@appletree.agency
クララ・マルティネス(Clara Martínez)cla@appletree.agency

ラビマ・ファティリティ・インクについて
ラビマ・ファティリティはブリュッセル自由大学(VUB)からのスピンオフ企業として2020年に設立された。 ラビマは、もともとブリュッセル自由大学のヨハン・スミッツ教授らによって開発されたCAPA-IVM技術の世界的な独占ライセンスを所有している。 CAPA-IVM技術は、ホルモン剤を全く使用しない新しい不妊治療技術である。 アジア諸国とオーストラリアでは、数千人の患者がCAPA-IVMによる治療を受けている。 CAPA-IVMサイクル後、850人以上の子供が誕生した。 CAPA-IVM技術は、主要地域で特許を取得し保護されている。 ラビマ・ファティリティは、主要なIVFクリニックと協力して、さまざまな患者コホートを対象にCAPA-IVM技術を評価しながら、さらに最適化し、CAPA-IVMシステムキットの臨床開発完了を目指している。

www.lavimafertility.com

詳細については、次の連絡先まで問い合わせされたい:
アンドレ・ローゼンタル(André Rosenthal)andre.rosenthal@lavimafertility.com
ヨハン・スミッツ(Johan Smitz)johan.smitz@lavimafertility.com