ヌマブがND081の前臨床開発のための研究開発資金を受け取る
科研製薬は、臨床POCまでのグローバル開発資金と引き換えに、特定のアジア地域でND081のライセンスを取得するオプションを受け取る
スイス・ホルゲンおよび東京発, Nov. 16, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- 免疫学および腫瘍学における多特異性抗体の独自のパイプラインを推進する臨床段階のバイオテクノロジー企業であるヌマブ・セラピューティクスAG (Numab Therapeutics AG) (「ヌマブ」) と、日本の研究開発主導型製薬企業である科研製薬株式会社 (Kaken Pharmaceutical Co., Ltd.)。 (「科研」) は本日、炎症性腸疾患 (IBD) の治療薬としてファーストインクラスとなる可能性のある多特異性抗体であるND081を開発するための新たな提携およびオプション契約を発表した。
契約条件に基づき、科研は、第IIa相の概念実証までの前臨床および臨床開発に資金を提供する代わりに、特定の主要アジア地域でND081の商業権を取得するオプションを取得した。 ヌマブは前払金として約1,300万スイスフラン (約22億8,450万円) を受け取り、前臨床および臨床開発の主要実施者となる。
ヌマブ・セラピューティクスの創設者兼最高経営責任者であるダビッド・ウレッヒ博士 (David Urech, Ph.D.) は以下のように述べている。「ヌマブ独自のλ-CapTMおよびMATCHTMテクノロジープラットフォームを活用することを目的とした地域提携戦略の継続として、再び科研と協力し、当社のマルチスペシフィックプログラムの1つを臨床に進めることができ、嬉しく思います」。 「このIBDにおける提携は、ヌマブと科研の双方にとって実証済みのアプローチであり、アトピー性皮膚炎の治療を目的としたファーストインクラスの二重特異性抗体であるNM26に関する以前の提携から築いた強固な関係に基づいています。NM26は、イエロージャージー・セラピューティクス (Yellow Jersey Therapeutics) への資産スピンアウトにつながり、その後、2024年5月にジョンソン・エンド・ジョンソン (Johnson & Johnson) が12億5,000万ドル (約1,955億6,918万円) で買収しました」。
科研製薬の代表取締役社長である堀内裕之は以下のように述べている。「NM26の共同研究開発プロジェクトを通じて信頼関係を築いてきたパートナーであるヌマブと新たな共同研究契約を締結できることを非常に嬉しく思います。このプロジェクトは、最近ジョンソン・エンド・ジョンソンと締結したIP譲渡および商業オプション契約に結実しました。 当社の研究開発能力とヌマブのマルチスペシフィックにおける独自の専門知識を活用して、IBDの革新的な新薬の開発に全力を尽くします」。
ヌマブ・セラピューティクスAGについて
ヌマブ・セラピューティックスAGは、炎症およびがんに対する多重特異性抗体ベースの免疫療法を開発している臨床段階の企業である。 独自のプラットフォームであるλ-CapTMおよびMATCHTMを使用した再現可能なプラグアンドプレイの治療設計プロセスにより、ヌマブは従来の創薬障壁を克服し、患者の利益を最大化することを目的とした重要な新薬のパイプラインを構築できる独自の立場にある。 ヌマブの多様な研究パイプラインは複数の治療分野に及び、次世代のファーストインクラスおよびベストインクラスの医薬品の機会を生み出す。 同社の主力資産であるNM32は、固形腫瘍および血液悪性腫瘍で広く発現する腫瘍関連抗原であるROR1を標的とするファーストインクラスの半減期強化T細胞エンゲージャーであり、現在、固形腫瘍患者を対象に第I相試験が行われている。 ヌマブは複数の大手製薬会社と提携しており、堅牢な独自のプラットフォームと開発能力を継続的に検証している。 詳細はhttps://www.numab.com/を参照されたい。
科研製薬株式会社について
科研製薬株式会社は、1948年に設立された研究開発型の製薬会社であり、優れた医薬品の提供を通じて、一人でも多くの方に笑顔で幸せを感じていただけるよう、患者さんの生活の質の向上に貢献することを企業理念としている。 最近では、皮膚科や整形外科での存在感を高めており、自社で発見した日本初の外用爪白癬治療薬「クレナフィン」は、グローバル製品として成長を続けている。 詳細はhttps://www.kaken.co.jp/english/を参照されたい。
詳細については、以下に問い合わせされたい:
ヌマブ・セラピューティクス
ダビッド・ウレッヒ
最高経営責任者
d.urech@numab.com
ヌマブ・投資家向け問い合わせ先:
パトリック・ティル (Patrick Till)
メル・アドバイザーズ (Meru Advisors)
ptill@meruadvisors.com
科研製薬
コーポレートコミュニケーション
https://www.kaken.co.jp/english/contact/