カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ発, Nov. 14, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- モバイルとエッジデバイスで次世代の自律知能を実現することに特化する企業、エタ・コンピュート (Eta Compute Inc) は本日、ナラヤン・スリニヴァサ博士 (Dr. Narayan Srinivasa) を最高テクノロジー責任者 (Chief Technology Officer、CTO) に任命したことを発表した。スリニヴァサ博士は、エタ・コンピュートの社長兼CEOであるゴパール・ラガヴァン博士 (Dr. Gopal Raghavan) に直属する。
ラグハヴァン博士は「ニューロモーフィックシステムを含めた機械学習において20年以上の経験を持つスリニヴァサ博士は、エタ・コンピュートの経営陣へ追加される素晴らしい人材です。機械学習とニューロモーフィックアーキテクチャとそれらの応用における研究開発経験が豊かなスリニヴァサ博士は、エタ・コンピュートにとって当然の選択と言えます。博士を正式に当社に迎えられることを大変嬉しく思っています。テクノロジーとお客様に貢献してくれることを楽しみにしています」と述べている。
エタ・コンピュートの電力効率の良い「遅延から影響を受けない非同期ロジック (Delay Insensitive Asynchronous Logic、DIAL™) 」は、埋め込み型システムやデバイスのためにインテリジェンスを有効にするための同社の第一歩であった。スリニヴァサ博士はCTOとして同社の機械学習ノウハウの展開を促進し、このプラットフォームを活用する。
スリニヴァサ博士は「DIALテクノロジーは驚くほど電力消費量が小さいため、携帯電話やエッジデバイスで機械インテリジェンスを実現できる効率の良いプロセッサを開発することができます」と述べている。
エタ・コンピュート入社前、スリニヴァサ博士はインテル・ラボ (Intel Labs) でチーフ・サイエンティスト (Chief Scientist) とシニア主任エンジニア (Senior Principal Engineer) を務め、ニューロモーフィックコンピューティングの取り組みを率いた。それ以前は、カリフォルニア州マリブのHRLラボラトリーズ (HRL Laboratories) でニューラルシステムと新出システム担当ディレクターを務め、18年間にわたりSyNAPSE、フィジカル・インテリジェンス (Physical Intelligence)、UPSIDEをはじめとした複数のDARPAプログラムのプロジェクトマネージャや主任研究者を務めた。スリニヴァサ博士は51件の特許を取得済みで、60件を出願済みである。ピアレビューの行われている専門誌で90本以上の記事が発表され、多数の会議で発表を行っている。同博士の業績についての記事は、エコノミスト誌 (The Economist)、MITテクノロジー・レビュー誌 (MIT Technology Review)、ワイアード誌 (Wired)、フォーブス誌 (Forbes)、サイエンス誌 (Science)、IEEEスペクトラム誌 (IEEE Spectrum)、IEEEコントロールシステム誌 (IEEE Control Systems) などにも掲載されている。
ウォルデン・インターナショナル (Walden International) の会長でエタ・コンピュートの投資家のリップ・ブー・タン (Lip Bu Tan) は次のように述べている。「エタ・コンピュートのチームにスリニヴァサ博士を迎えられたため、機会学習をエッジで使用できるようにする私たちの計画をスピードアップしていきます」
エタ・コンピュートについて
エタ・コンピュート (Eta Compute) は2015年に創設され、そのビジョンは、ネットワークエッジにおけるインテリジェントデバイスの普及により、プライバシーやセキュリティを犠牲にせずに、日常生活の安全性、健康、快適さ、便利さを向上させられるというものである。最近ローンチされたDIAL™テクノロジーは電力消費が世界最小の埋め込み型コンピューティングプラットフォームで、ポータブルデバイスで機械学習と機械インテリジェンスをサポートするために必然的とも言えるアーキテクチャである。詳しくは、EtaCompute.comを参照するか、同社のメールアドレスinfo@etacompute.comまで問い合わせされたい。
接触:
Phyllis Grabot, Corridor Communications, Inc.
805.341.7269 / phyllis@corridorcomms.com