ニューヨーク, Dec. 19, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- 出版社向けのコンテンツインテリジェンスプラットフォームのリーダー企業であるチャートビート (Chartbeat) は本日、エンゲージメント時間順で今年最もよく読まれた記事を評価する2017年の最も注目を受けたストーリー100位 (100 Most Engaging Stories of 2017) を発表した。世界中5万以上のメディアサイトの3,900万件のストーリーから選択されたトップ100位は、今年の主要な出来事のスナップショットを提供し、読者の間で最大の反響を起こしたテーマをハイライトしている。
チャートビートのグローバルデータセットによると、ニュースストーリーで最も頻繁に出てきた人物・組織は「トランプ大統領」であったが、政治だけに注目されたわけではない。人の苦しみの実体験を語ったジ・アトランティック (The Atlantic) やESPNの記事、ニューヨークタイムズ (The New York Times) に掲載されたワインスタイン氏告発についてのニュース、ワシントンポスト (The Washington Post) をはじめ、多数の刊行物に記載されたトランプ大統領のホワイトハウスの政治関連記事が特に上位で、また、BBC、CNNなどによるテロ、災害、健康に関する記事も上位に入った。
チャートビートのCEO、ジョン・サロフ (John Saroff) は次のように述べている。「毎年、最も注目を集めたストーリー」のリストは、報告、教育、情報提供、世界を理解する上で役立つ、説得力のあるジャーナリズムとストーリーラインを読者達が求めていることを裏付けています」
このリストでは、ジ・アトランティックの「私の家族の奴隷 (My Family’s Slave)」が1位であった。故アレックス・ティゾン (Alex Tizon) が執筆したこの記事は、母親のように頼りになる人物であり、実家の「奴隷」であった世話人のローラ (Lola) との生い立ちを謙虚に述べている。同リストの2位の記事の3倍に当たる5,800分ものエンゲージメント時間を達成したこのストーリーは、グローバルな読者に広がって話合いの題材となり、今年のリストで上位に入ったヒューマンストーリーの良い例となっている。
ジ・アトランティックの編集長、ジェフリー・ゴールドバーグ (Jeffrey Goldberg) は次のように述べている。「読者はストーリー、良い文章、率直な感情を重視しています。アレックス・ティゾンの記事を掲載した時期には、トランプ大統領が任期に入ったばかりで、トランプ以外については誰も考えていなかったように思われました。評価は高いが知名度の高くない筆者による極めて個人的な悲しいストーリーが、このように劇的な反響を起こすとは全く予想していませんでしたが、マーケットプレイスでは今でも品質が求められていることがわかりました」
ジ・アトランティックの「私の家族の奴隷」に続いて、注目度が評価されたトップ10は以下の通りである。
2. ESPN:「生き残ることだけを考えた (I Just Wanted To Survive)」、トリシャ・トンプソン (Tisha Thompson) およびアンディー・ロケット (Andy Lockett)
3. ニューヨーク・タイムズ:「ラスベガスの銃撃犯人のホテルの部屋で複数の武器を発見 (Multiple Weapons Found in Las Vegas Gunman’s Hotel Room)」
4. CNN:「ラスベガスの銃撃犯人で「何か大きく狂ってしまった」と弟が語る (Something went 'incredibly wrong' with Las Vegas gunman, brother says)」、エマ・グリンドバーグ (Emanuella Grinberg)
5. ジ・アトランティック: 「スマートフォンが世代崩壊につながったか? (Have Smartphones Destroyed a Generation?)」ジーン M トゥエンジ (Jean M. Twenge)
6. CNN:「銃撃犯の自宅で大量の武器を発見 (Weapons cache found at Las Vegas shooter's home)、ホリー・ヤン (Holly Yan)、フィリップ・ヴィクター (Philip Victor)、ダレン・サイモン (Darran Simon)
7. ニューヨークタイムズ:「ハーヴェイ・ワインスタイン、セクハラの告発者に数十年にわたり支払 (Harvey Weinstein Paid Off Sexual Harassment Accusers for Decades) ジョディ・カンター (Jodi Kantor)、メガン・トゥーヒー (Megan Twohey)
8. ニューヨークタイムズ: 「私の夫と結婚したいかも (You May Want to Marry My Husband)」、エイミー・クルース・ローセンタル (Amy Krouse Rosenthal)
9. ニューヨークタイムズ「各大陸からの女性マーチの写真 (Pictures From Women’s Marches on Every Continent)」
10. ニューヨークタイムズ:「トゥアムの失われた子供達 (The Lost Children of Tuam)、ダン・バリー (Dan Barry)
2017年の最も注目を集めたストーリー100位発表の詳細は、2017.chartbeat.comを参照、またはpress@chartbeat.comに問い合わせること。
チャートビートについて
出版社向けのコンテンツインテリジェントプラットフォームであるチャートビートでは、現代のコンテンツクリエイターがビジターを愛読者にするためには、ミッションクリティカルなインサイトが必要であると主張している。同社のソフトウェアは、コンテンツクリエイターがその環境で読者に魅力を感じさせるものは何であるかを理解するために約役立つ。60カ国以上から5万のサイトをパートナーに迎えたチャートビートのソフトウェアおよびフロントラインツールは、世界のリーディングメディア企業が独自のコンテンツの注目度を測定・評価し、事実を活用するために役立っている。
テリ・ウォルター (Terri Walter) - terri@chartbeat.com
ローリン・ベネット (Lauryn Bennett) - lauryn@chartbeat.com