ブラック・アンド・ベアッチの「プリコ (prico®) 」テクノロジーがflngにおいて重要な役割を果たし、グレーター・トーチュー / アーメインによるbpのガス田開発作業を実現

ゴラー、西アフリカにおける3隻目のLNG船のコンバージョンおよびFLNGの開発にあたりブラック・アンド・ベアッチとケッペル造船所と再契約し、グローバルな網羅を拡張


カンザス州オーバーランドパーク発 , May 01, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- ブラック・アンド・ベアッチ (Black & Veatch) の特許取得済みのプリコ (PRICO®) 技術およびエンジニアリングと調達能力が、今回は、BPによる西アフリカにおけるガス田開発において、浮体式液化天然ガス (FLNG) 技術でさらに重要な役割を果たすことが予想される。FLNG開発における競争力の強い実績で知られているブラック・アンド・ベアッチは、ケッペル造船所 (Keppel Shipyard Limited) とチームを組み、「ギミ号 (Gimi) 」という名称の液化天然ガス船 (LNG船) を浮体式液化設備に転換する。

このプロジェクトでは、ケッペル造船所とゴラーLNG (Golar LNG、以下「ゴラー」) の緊密なパートナーシップが継続される。ブラック・アンド・ベアッチでは、2011年以来ゴラーとの取引関係を拡張し、FLNGの船舶コンバージョンの発案からフロントエンド設計、デリバリーまでを行ってきた。2014年にゴラーは、ケッペル造船所とブラック・アンド・ベアッチに125,000立方メートルのLNG船「ヒリー・エピセヨ号 (Hilli Episeyo) 」を浮体式LNG液化船 (FLNGV) に転換する契約を結んだ。

FLNGソリューションは、従来の陸上施設と比較して費用効果が高く、輸送も迅速に行える代替手段であり、現在の天然ガスの低価格環境において特に重要である。FLNGヒリー・エピセヨ号のカメルーン沖における運転開始に成功したことは、FLNGのコンバージョンソリューションに対する市場の信頼感もサポートされる。

ブラック・アンド・ベアッチのシニアバイスプレジデント兼浮体式石油・ガスソリューション担当マネージングディレクターであるボブ・ジャーミンダー (Bob Germinder) は次のように述べている。「ゴラーとケッペル間でのこのパートナーシップは、ブラック・アンド・ベアッチが複雑なオフショアコンバージョンプロジェクトにもたらす業界経験とリーダーシップ、価値を直接反映したものです。FLNGは、より迅速でより費用対効果の高いソリューションを提供することにより、ますます増加しつつある世界のエネルギー需要の充足に役立ちます。」

ゴラーのCEO、イアン・ロス (Iain Ross) は次のように述べている。「ブラック・アンド・ベアッチのプリコ技術は、天然ガス資産の開発と収益化を目指しているお客様に対して、競争力のある液化ソリューションを引き続き提供することが可能です。」

BPは、モーリタニアとセネガルの沖合に位置するグレーター・トーチュー / アーメインのプロジェクトの開発において過半数持ち分と運営権を握っている。FLNG船ギミ号の提供に関するフロントエンドのエンジニアリングとデザイン (FEED) を進めることで、浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備 (FPSO) ユニットの開発も含まれるこの地域におけるBPの開発計画の第1A段階をサポートする。本船舶の改装は、2018年末に予定されているBPによるプロジェクトFIDを条件としている。

ケッペル造船所およびブラック・アンド・ベアッチによるギミ号の改装作業範囲は、ゴラーのヒリー・エピセヨ号の作業と同様である。ブラック・アンド・ベアッチは、ライセンス取得済みのプリコ液化技術とグローバルエンジニアリングと調達能力を提供し、ケッペル造船所は海洋システムとコンバージョン関連の建設サービスを提供する。

編集の注記

  • ギミ号 (GIMI) は、125,000立方メートルのLNG船である。
  • ギミ号のコンバージョンは、関連する船級協会の規則や規制に基づいて実施される。
  • ブラック・アンド・ベアッチのプリコ (PRICO®) 技術は、世界各地の25のプラントで搭載され、信頼性の高い実績を達成している。
  • プリコ技術は、天然ガスを液化させる革新的なプロセスであり、海洋タンカーやトラック経由での輸送を可能にしている。このプロセスでは、天然ガス液化のための単一混合冷媒ループが使用されている。このプロセスには、以下を含むいくつかの重要な利点がある。
    • 最小限の装置とコンパクトなプロセスを必要とする単純化された冷却システムであるため、オフショア液化に最適である
    • 資本コストと運営経費が少額
    • コントロールおよびメンテナンスが簡単

ブラック・アンド・ベアッチについて

ブラック・アンド・ベアッチ (Black & Veatch) は、エネルギー、水道、電気通信、政府サービスにおける、重要な人的インフラストラクチャーの構築における世界的リーダーであり、社員による所有構造になっている。1915年以来、コンサルティング、エンジニアリング、建設、運営、プログラム管理を通じて、顧客企業が100カ国以上の人々の生活を改善する手助けをしている。同社の2017年の収入は34億ドル (約3710億円) であった。www.bv.comおよびソーシャルメディアで同社をフォロー可能。

ケッペル造船所について

ケッペル造船所 (Keppel Shipyard) は、ケッペル・オフショア・アンド・マリン (Keppel Offshore & Marine: ケッペルO&M) の子会社であり、ケッペル社 (Keppel Corporation) の完全所有会社である。ケッペル造船所は、多様な船舶の修理、改装、アップグレードで業界において信頼の厚いブランドであり、浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備 (FPSO)、浮体式貯蔵積出 (FSO)、浮体式貯蔵・再ガス化設備 (FSRU) の転換、タレットや係留システム、ならびにトップサイドプロセスモジュールの製造設置を行っている。ケッペルO&Mグループ、オフショアリグの設計、建設、修理、および特殊造船のグローバルリーダーである。アジア太平洋、メキシコ湾、ブラジル、カスピ海、中東、北海地域の15カ国に拠点を構える造船所とオフィスで構成されるグローバルネットワークが、市場と顧客の寄り添う戦略を支えている。ケッペルO&Mは、世界中のヤードの経験と専門知識を統合し、オフショアおよび海洋業界のソリューションにおいて優先されるプロバイダとパートナーとなることを目指している。詳しくは、www.keppelom.comを閲覧のこと。

ゴラーLNGについて

ゴラーLNG (Golar LNG) は40年以上の経験を持ち、LNG船およびFSRUの主要な独立系所有者・運航会社、およびFLNG船のパイオニア的開発者である。詳しくは、www.golarlng.comを閲覧されたい。

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