バージニア州ダレス発, Aug. 15, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- ATPCOは本日、同社のデータ科学者や技術アーキテクトによって開発されたグラフデータベースと「機能的プログラミング」手法を使用して航空券価格の構築を可能にする新技術を対象として、米国特許商標庁の特許第10,032,195号が授与されたことを発表した。この技術は、航空運賃計算に対する斬新でユニークなアプローチを可能にする。
航空券の価格は、航空運賃、フライトスケジュール、税金、様々な法律的およびガバナンスの構造など、幾つもの個別のデータコンポーネントを使用して決定されている。また、航空会社は、土曜日の夜の滞在や事前に指定されたプロモーション販売日程など、運賃がどのような状況で提供されるかを決定するための、「運賃規則」と呼ばれる事業上の制限を設定している。航空券の最終価格には、これらすべての要素を参照し、組み込む必要がある。この特許の対象となっている価格設定アプローチにより、ATPCOでは、公開されたすべての価格をアベイラビリティとは無関係にリアルタイムでグローバルに生成することができる。このことにより、航空会社やそのチャネルパートナーは、市場を構成するすべての価格を総合的に把握できるようになる。
ATPCOの技術担当バイスプレジデントであるジョン・マーフィー (John Murphy) は次のように述べている。「このアプローチでは、航空券の合計価格を構成する元のデータコンポーネントへのすべてのリンクが維持されるため、価格生成後にすべてのコンポーネントに価格を分解し、価格が適格とされたすべての運賃規則を特定することもできます。このことは、私たちが追求している価格設定と監査機能に大きな利点をもたらします。」
航空券の販売に現在使用されている、市場最低の運賃 (「ベスト」運賃とも呼ばれる) の計算に注目している従来の価格設定エンジンとは異なり、ATPCOのアプローチでは、航空会社が提供を希望している様々なプライスポイントをすべて管理する、航空会社のレベニューマネジメントと価格設定部門をサポートするように設計されている。
ATPCOのチーフアーキテクトであるナビッド・アバッシ (Navid Abbassi) は次のように述べている。「これらのニーズをサポートするためには、価格設定エンジンで (最低価格だけでなく) すべての可能な運賃の価格を計算し、キャッシュされた結果に依存せずに、価格を構成したすべてのコンポーネントを追跡する必要があります。キャッシュされた結果はすぐに失効する可能性があり、航空会社の料金設定アナリストが変更を加えたり、特定の価格が提供された方法や理由の監査を行おうとすると支障が生じます。」
この技術により、航空業界を次世代のディストリビューションに導くというATPCOのコミットメントの一環として、要素の変更の検出、シナリオごとの価格設定テスト、ディストリビューション前の運賃検証が可能になる。
この取り組みにより実現されるアプローチのスピードとスケーラビリティにより、当初に価格を生成したデータのコンテキストを失うことなく、数百万件の価格応答をリアルタイムで処理して生成することができる。ATPCOは、航空券価格要素の変更を容易にすることで、特定市場で提供されるプライスポイントを管理するための、新しくより効率的な方法を航空会社に提供している。
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