カリフォルニア州サンタクララおよび新竹 (台湾), May 30, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- プログラマブル製品プラットフォームとテクノロジーの革新者であるエフィニックス社 (Efinix®)、および世界的なシリコンIP (知的財産) ブティック企業であるM31テクノロジー社 (M31 Technology Corporation) (台湾証券コード: 6643) は本日、新たに求められている最先端AIエッジ・コンピューティングに対応するための技術提携を発表した。
このパートナーシップの一環として、M31のMIPI D-PHY RXおよびTX IPのエフィニックスのトライオン (Trion®) FPGAプラットフォームへの組み込みに成功している。この組み込みにより、1リンクあたり最大6Gbpsの単方向リンクのセットが複数提供され、HMIやディスプレイ、タイムラプス・カメラ、自動車、監視カメラ、マシンビジョン、医療、赤外線カメラなど、次世代のAI駆動型FPGA市場向けの高帯域幅のインタフェースが実現される。
エフィニックスのオペレーションおよびアプリケーション担当シニア・バイスプレジデントのMing Ng は次のように述べている。「新たなテクノロジー・リーダーであるエフィニックスとM31の提携により、モバイル業界でもっとも普及しているカメラ・インタフェースであるロイヤルティ・フリーのCSI-2コントローラを内蔵したMIPI D-PHYを搭載した初のFPGAファミリーが生まれました。この技術統合の結果、ビデオ、カメラ、そしてセンサーの革新のために、より活用性の高いロジック・エレメントをご利用いただけるようになりました。」
M31米国支社の社長であるAllen Sha は次のように述べている。「MIPI D-PHY RXおよびTXと同様に、M31のすべてのIP (USB1.1〜USB3.2、PCIe G2〜G3、MIPI M-PHYなど) は、様々なファウンドリーでシリコン実証済みのインタフェースIPコアです。エフィニックスがそのモバイル・カメラ・アプリケーション向けのFPGAソリューションにM31 IPを採用したことをとても嬉しく思っています。」
エッジのAIアプリケーションでは、高性能、低消費電力、そして開封後すぐに使用できる容易な使用体験が求められる。MIPIを搭載したトライオンFPGAは、性能を犠牲にすることなく、柔軟性、低消費電力、小型のフォームファクター、および低コストを実現している。複数のMIPI TXおよびRXチャネルを備えたトライオンFPGAは、複数のカメラとセンサーを備えたシステムの中心となる。内蔵のハードCSI-2コントローラーを使用することで、AI設計者はFPGAリソースのすべてを設計に使用できる。
本日発表された統合製品は、3D、奥行き検出、HDR、180度視野、サラウンドビューなどの機能を備えたビジョン・センサー・カメラを搭載した顧客アプリケーションで既に使用されている。
デザイン・オートメーション・コンフェランス
さらに、エフィニックスは、ラスベガスで6月2日~6日に開催されるデザイン・オートメーション・コンフェランス (Design Automation Conference) で、革新的なFPGAプラットフォームを展示する。エフィニックスのDACでの展示に関する詳細は、https://www.efinixinc.com/dac2019を御覧ください。
エフィニックス社について
プログラマブル製品の革新者であるエフィニックス (Efinix) は、同社のトライオン (Trion®) FPGAプラットフォームでエッジAIコンピューティングの将来を推進している。トライオンFPGAのコアとなっているのは、従来のFPGAテクノロジーと比べて4倍のパワー・パフォーマンス・エリアの優位性を提供しているエフィニックスの画期的なクオンタム (Quantum™) FPGAテクノロジーである。4K〜200Kのロジックエレメントを提供するトライオンFPGAは、小型のフォームファクターと低消費電力を実現し、量産に適した価格設定になっている。同社のエフィニティ (Efinity®) 統合開発環境は、RTLからビット・ストリームまで、完全なFPGAデザインスイートを提供する。パワー・パフォーマンス・エリアの優位性を備えるトライオンFPGAは、カスタム・ロジック、電算アクセラレーション、機械学習、ディープラーニングなどの用途に対応している。エフィニティを利用すると、FPGAまたはシステム全体をクオンタムASICにシームレスに移行し、超大量生産を実現できる。
詳細は、http://www.efinixinc.comを御覧ください。
M31テクノロジー社について
M31テクノロジー (M31 Technology Corporation) は、半導体の知的財産権をライセンスするIP専門のプロバイダーである。同社は2011年10月に創設され、台湾の新竹に本社を構えている。M31の強みは、研究開発とカスタマー・サービスである。IP開発、IC設計、および電子自動化設計の分野における豊かな経験を持つM31は、高速インタフェースIP、メモリー・コンパイラ、スタンダード・セルライブラリ、およびESD/IOライブラリ・ソリューションの提供に注力している。詳細は、www.m31tech.comを御覧ください。
問い合わせ先
Steve Stratz
レラバンズ・パブリック・リレーションズ (Relevanz Public Relations) エフィニックス担当
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