カリフォルニア州サンノゼ発 , Jan. 23, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- モノのインターネット (IoT) を牽引するテクノロジーリーダーであるエアリス (Aeris) は本日、エアリス・モビリティ・スイート (Aeris® Mobility Suite、以下「スイート」) の発売を発表した。自動車OEMがこのスイートを導入すると、魅力的で価値の高いコネクテッド・ビークル・プログラムを短期間で展開できる。
自動車OEMでは、コネクテッド・ビークル・プログラムが喫緊の課題となっており、電動/自動/シェアードモビリティモデルの普及に伴い、こうしたプログラムは顧客ロイヤルティの獲得にとって基本的な要件となっている。しかし、コネクテッド・ビークル・プログラムの成熟に伴い、多くのOEMは第一世代のIoTソフトウェアインフラストラクチャに制約を感じている。初期のインフラストラクチャは連携が面倒であり、OTA (over-the-air) 機能のアップグレード、カーシェアリング、修理や燃料補給のオンデマンドサービスなど、消費者が求める収益創出ユースケースに対応しない。
エアリス・モビリティ・スイートは、クラウドに依存しない唯一のエンドツーエンドのIoT製品スイートであり、自動車OEMがそのような問題に対処し、コネクテッドワールドで勝利を収められるように設計されている。このスイートには、新しいコネクテッド・ビークル・プログラムの迅速なグローバル展開や、カスタマーエンゲージメントと顧客維持を改善するための既存のソフトウェアインフラストラクチャのアップグレードに必要な、クラス最高のモジュール式ソフトウェアコンポーネントが取り揃えられており、それらのすべてが1年以内に少額のコストで実現できる。
このスイートの革新的機能は、以下の5つの差別化要因によって実現している。
- 経験豊富なベンダーによるエンドツーエンド・テクノロジー。経験豊富な単一のベンダーが提供する、定評あるモジュール式のエンドツーエンド・コネクテッド・ビークル・ソフトウェアを活用することで、不確実性と運用の複雑性を大幅に低減できる。エアリス・モビリティ・スイートの各コンポーネントは、世界最大手の自動車OEM数社が実施したグローバルなコネクテッド・ビークル・プログラムと年間数千万台もの新車で実証されている。
- 半年以内に完全なシステムを本格稼働。エアリスには、ティア1パートナーと提携して半年以内に完全に最適化されたシステムを稼働した実績がある。そのスケジュールは、スイートの各コンポーネント、200を超える車両の定義済みの耐用期間、CRMや支払いなどのサプライチェーン・ビジネス・プロセスをサポートするAPIが明確に定義されているために加速され、各OEMの運用環境への実装が促進される。
- クラス最高のセキュリティでレスポンスタイムを5倍に高速化。コネクテッド・ビークル・プログラムの多くはレイテンシーが高いという欠点があるため、顧客満足度とエンゲージメント基準を満たせない。スイートは、疎結合のサービス提供アーキテクチャを採用してこの問題に直接対処しており、3秒未満のレスポンスタイムを達成する。さらに、二要素認証をはじめ、ネットワーク、交通、アプリケーションレベルで、ミリタリーグレードのセキュリティが確保されている。
- 90日で新しいアプリケーションを作成。急成長を遂げるコネクテッドカー市場でソフトウェア最大手企業と競合するには、アジリティとスピードが継続的に求められる。このスイートには疎結合のアーキテクチャが採用されており、カーシェアリングなどの革新的テクノロジーを直接車両に触れずに展開できる。さらに、最も需要の高いユースケースの収益化に必要なモジュール式コンポーネントが採用されている。そのコンポーネントには、OTAファームウェアアップデート機能、事前設定済みのアプリケーション機能 (コネクテッドカー/フリート管理ユースケースに対応)、世界の市場を対象とする登録型管理サ-ビス (複数のブランド、モデル、地域、言語、通貨の数百もの製品/サービスに対応) がある。
- グローバルに拡張できるクラウド非依存の基盤。自動車OEM各社の主な要件には、多地域への対応がある。スイートに採用されるクラウド非依存のカプセルアーキテクチャは、複数のパブリック/プライベートクラウドを通じてグローバルなプログラム展開が可能であるとともに、現地での柔軟性、自律性を維持しながら、GDPR順守も確保する。
スイートはコンポーネントレベルまでモジュール式であるため、顧客個別の要件に高度にカスタマイズできる。明確に定義されたREST APIにより、OEM各社はスタック全体を活用または必要なコンポーネントを選択して、独自のプログラムを作成できる。
エアリスの自動車事業部門CMO兼ゼネラルマネージャーであるラジ・カナヤ (Raj Kanaya) は、次のように述べている。「エアリスは、デジタルにつながっていない製品をコネクテッドサービスに転換する自動車メーカーを支援することで豊富な経験を蓄積しており、実践的なノウハウを活用して、すべてを実現するプラットフォームを構築してきました。エアリス・モビリティ・スイートは、「自動車の製造販売」から、常に進化する革新的で魅力的かつ実世界とシームレスに連動する登録ベースの移動体験の提供へと事業を拡張するというビジョンを短期間で実現できるよう、自動車メーカーを支援しています。」
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エアリスについて
エアリス (Aeris) は、IoTの価値を最大限に活用しようとする企業の支援に実績のあるグローバルなテクノロジーパートナーである。10年以上にわたって、最も厳しいIoTサービス要件が求められる重要なプロジェクトを支援してきた。コストを大幅に削減し、市場投入期間を短縮し、新たな収入源を作り出すことで、ビジネスを根底から改善しようと取り組んでいる。大規模なIoTおよびロードテスト用にゼロから開発された同社の製品およびサービスは、広範囲のコネクティビティから垂直ソリューションまで、業界の広範なテクノロジースタック上に構築されている。業界の老舗企業として、IoTソリューションの実装が複雑であることを認識しており、その工程をより簡素化できることに誇りを持っている。
問い合わせ先:
ジェニファー・スペーリ (Jennifer Spoerri)
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