エティナ、NVIDIA JetsonベースプラットフォームAN810-XNXを発表


台湾台北発, Sept. 08, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 高性能のGPGPUおよびエッジAIコンピューティングソリューションのプロバイダであるエティナ (Aetina Corporation/安提国際) は、NVIDIA® Jetson Xavier™ NXの強力な機能を活用した新しいAN810-XNXエッジAIコンピュータを発表した。このエッジAIコンピュータには各種I/Oスロットが用意されており、ロボット、ドローン、UAV、工業検査、医用画像、ディープラーニング (深層学習) 用のJetsonプラットフォームをベースとするエッジAIシステムシリーズがさらに拡張される。

AN810-XNXには、NVIDIA Jetson Xavier NXとエティナブランドの新しいAN810キャリアボード (Nano-ITXフォームファクタ) が併せて採用されている。このコンピュータはMキー、Eキー、BキーのM.2スロットに完全対応するとともに、PCIe/SATA/USB 3.2 Gen2/USB 2.0規格のインターフェースに対応する。AN810-XNXには、将来が期待される通信機能も装備されている。5GテクノロジがIoT用途で一大旋風を巻き起こしているため、AN810-XNXには高速のワイヤレス接続とデータ転送用に4G/5Gモジュールがあらかじめ取り込まれている。一方、AN810-XNXにはオンボードのSIMスロットが装備されており、エッジデバイスへのグローバルな接続性をシームレスに構築できる。多くのエッジデバイスをより良く管理するため、AN810-XNXはM.2を通じて、Innodisk InnoAGE™アウトバンド管理SSDソリューションをサポートする。このソリューションを使うと、手作業によるエッジデバイス修理にかかる多額のコストを削減できるとともに、機器のダウンタイムを最低限に抑えて、エッジデバイスをリモートから高い利便性をもって制御できる。

ビジョンAIアプリケーションが広く利用されているため、AN810-XNXはMIPI CSI-2インターフェース用の120ピンコネクタ1台をサポートする。さらに、超高解像度カメラ装備でAIの高い作業負荷を処理し、より高精度の画像解析を実現する。バックアップサポートとして、エティナはサービスポリシーに準じて、標準およびカスタマイズプラットフォームのいずれにも、BSPおよびDTB設定更新を提供する。

エティナは、組み込みアプリケーション用に、JetsonプラットフォームをベースとしたエッジAIコンピューティングソリューションを重点的に提供している。NVIDIA Jetsonは、AIソリューションと各種SDKでクラウドネイティブテクノロジをサポートしているため、ユーザーにメリットを提供している。さらに、エティナのAN810-XNXはMicrosoft Azure Certified for Internet of Things (IoT) 認定を受けており、IoTソリューション開発に集中的に取り組み、Microsoft Azure IoTサービスと連携できる。

エティナのゼネラルマネージャーのジョー・ロー (Joe Lo) は次のように述べている。「IoT環境は多様で複雑です。GPUベースのプラットフォームは、エッジAIシステム全体で最高の柔軟性を発揮し、Azureクラウドサービスを通じて、性能全体を向上できます。さらに、お客様は開発期間の短縮というメリットも実現できます。」AN810-XNXは、エッジからクラウドへのバックアップサービスが充実した互換性の高いプラットフォームで、組み込みデバイスとエッジデバイスに高品質のソフトウェア定義機能を配備できる。

AN810-XNXは、現在販売中。詳しくは、sales@aetina.comに直接問い合わせるか、www.aetina.comを閲覧されたい。

この発表に関する写真はこちらで入手可能: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/e4c66cfd-36d4-45b0-8a11-bdbc8ac21828