カリフォルニア州ベーカーズフィールド発, Feb. 10, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- インターナショナル・フルーツ・ジェネティクス (INTERNATIONAL FRUIT GENETICS LLC、以下「IFG」) は、数年にわたる時には激しい法廷闘争の末、同社が知的所有権を有するブドウ品種を南アフリカの西ケープ州で保護することを求めた侵害訴訟を終えた。
IFGは2010年に、南アフリカのパールにある生食用ブドウ栽培者、およびその他の関連する農業機関と、ライセンス供与、栽培、販売に関する一連の契約を締結した。この契約により、その栽培者は南アフリカでIFGのいくつかのブドウ品種の植え付け、栽培、販売を行うことが許可され、数年の間は適切に実行されていた。しかし、IFGは調査の結果、この栽培者がライセンスの制限を超えて、一部の品種を違法に広めて、南アフリカでその品種の保護が認められる前に、IFGの品種を増殖させていたと判断した。さらに調査を行ったところ、その栽培者がカリフォルニア州のIFG創業者のブドウ園を訪問中にその品種の苗木を盗み、それを南アフリカに輸送して、そこで増やして販売していたと、IFGは判断した。
その栽培者の違法行為が原因で、IFGはライセンス供与の契約をすべて取り消した。そして、IFGに知的所有権のあるすべての種苗の使用をやめて、接ぎ木したすべてのブドウを切り落とすことで、IFGに知的所有権のあるすべての種苗を破棄するようその栽培者に要請した。残念ながら、栽培者がこれを拒否したため、IFGは、銀行口座の凍結や、裁判所命令を守らない法廷侮辱罪で訴えるなど、より強硬な措置を講じることを余儀なくされた。
最終的には、IFGが知的所有権の保護に必要な措置を講じていることが明らかになり、生産者は、すべてのIFG品種の接ぎ木にあるブドウを切断することに、合意して従った。
この訴訟は、IFGだけでなく、植物育種権のすべての所有者にとっても、大きな成功となった。植物育種権は、知的財産のひとつの重要な形である。このような権利を尊重することで、世界中の育種業者が継続的な投資を行うことができ、生食用ブドウ産業に明るく活気のある未来が開ける。
IFGのCEOであるアンディ・ヒギンズ (Andy Higgins) は次のように述べている。「長い道のりでしたが、やっと終えることができてうれしいです。でも後悔はありません。知的所有権は当社ビジネスの中核であり、それを守らなければなりません。今後も必要になれば、世界の他の地域でも、同様の措置をとることをためらわないでしょう。」
詳しくは、www.ifg.worldを閲覧されたい。
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