エンスター、アスペンとの31.2億ドルのLPT取引を発表


バミューダ諸島ハミルトン発, Jan. 12, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- エンスター・グループ・リミテッド(Enstar Group Limited、以下「エンスター」)(NASDAQ: ESGR)は本日、同グループの完全所有子会社の一社が、アスペン保険ホールディングス・リミテッド(Aspen Insurance Holdings Limited)との間で、2019年およびそれ以前の事業のグラウンドアップ型のロス・ポートフォリオ・トランスファー(以下「LPT」)を引き受ける取引を成約したことを発表した。

LPT取引では、エンスターの子会社が、米国、英国およびその他の管轄区域にまたがるアスペンの多様な財物保険、賠償責任保険、特殊保険について、2019年12月31日以前に発生した損害に再保険を掛ける。

エンスターは、LPT取引において31億2,000万ドルの正味損失準備金を引き受けるが、これには35億7,000万ドルの限度額が設定されている。2020年6月に両当事者が取り決めた既存のアドバース・ディベロプメント・カバー(以下「ADC」)では、エンスターが7.7億ドルの損失準備金を引き受けたが、このLPTに吸収されることになる。

本取引の完了は、規制当局の承認およびその他の様々な締結条件の充足を条件としており、その間、ADCが引き続き適用される。2021年10月1日の発効日以降に支払われた保険金に関しては、LPTに基づく保険料および準備金が取引完了時に調整される。本取引は、2022年上半期に完了する。

エンスターの最高経営責任者(CEO)であるドミニク・シルベスター氏は次のように語った。「アスペンのレガシー保険への再保険を拡大することは、弊社が得意とするポートフォリオ管理において、より大きな役割を果たす絶好のチャンスとなります。アスペンとの強力なパートナーシップを反映した本取引は、素晴らしい成長の機会を提供してくれるはずです。また、重要なレガシー事業の譲渡を模索するグローバル規模の保険会社にとって、弊社が好ましいパートナーであることを再確認していただく機会にもなるはずです」。

アスペンの取締役会長兼グループの最高経営責任者(CEO)であるマーク・クルーチェ氏は次のようにコメントしている。
「資本力、柔軟性、効率性を継続的に構築することは弊社の戦略において重要な部分を占めるため、エンスターとLPT取引を成約できたことを大変嬉しく思います。この契約は、これまでの再保険契約を自然に発展させたものであり、これまでの両社の強固な連携の上に成り立つものです。

この取引は、弊社の資本状況にプラスの影響を与えるものであり、弊社の事業を好調な市場環境へと発展させてくれることが予想されますが、最近の軟調な市場サイクルでは、潜在的な悪影響から弊社のバランスシートと将来の収益を守ることもできます。

また、今回の取引により、リポジショニングしたアンダーライティングポートフォリオを推進しながら、引き続きお客様のニーズにも応えていきたいと思います」。

エンスターについて

エンスター(Enstar)はNASDAQに上場する世界有数の保険グループで、バミューダ諸島、米国、英国、ヨーロッパ大陸、オーストラリア、その他の国際拠点に所在するグループ企業のネットワークを通じて、革新的な資本リリースソリューションを提供している。レガシー買収におけるマーケットリーダーであるエンスターは、2001年の創業以来、110社を超える企業やポートフォリオを買収した実績を持つ。エンスターの詳細については、www.enstargroup.comを閲覧。

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