フォーカイツ (FourKites) の調査報告書により、荷主の50%で海上輸送の可視性がゼロであることが判明、海上輸送における課題の展開が浮き彫りに

サプライチェーン関係者は、カスタマーサービス、労働力不足、輸送コストを2023年に向けた最大の懸念事項として挙げている


シカゴ発, Feb. 23, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- 世界のサプライチェーンにとって激動の3年間を経た後、2023年に入り、海上輸送の関係者には、経済状況の変化、地政学的影響、労働問題からの圧力がかかっている。リアルタイムサプライチェーン可視化の大手企業であるフォーカイツは本日、これらの内容を含む新しい調査を発表した。

350を超えるサプライチェーンの専門家を対象に行われたこの調査は、海上輸送業界が直面する主要問題について明らかにしている。本調査では、新型コロナウイルス感染症、市場変動、世界的な政治紛争、資材不足、異常気象など、過去数年間にわたるサプライチェーンの混乱にともない、回答者の73%がサプライチェーンの可視性への投資を行い、46%が2023年にさらなる投資を計画していることが明らかになった。

ベンチャーソフトPM (VentureSoftPM) の創業者で、業界の専門家であるクリス・ストーバー (Chris Stauber) は次のように述べている。「荷主やサプライチェーンエコシステムの他のプレイヤーは、推測ではなく、より信頼性の高いリアルタイムのデータを利用することで、より賢く配分を行うようになっています。例えば、コンテナを移動させるために港や国を追加したり、原材料の供給元を1社から3社に変更したりする場合のリスクとリターンを知りたいと考えているのです。より良いデータを得るためには追加投資が必要ですが、そのデータの価値はリスクの大幅な軽減につながります」。

その他の主な調査結果は以下の通りである。

  • 回答者の50%が海上貨物の可視性がゼロであると回答し、20%以上が海上貨物の追跡を手動の追跡プロセスに依存している。
  • 回答者の半数以上が、労働力の問題、輸送コストの高騰、カスタマーサービスへの影響を最も懸念しており、35%が港湾の混雑に関する懸念も報告している。
  • 回答者の73%は、陸上輸送についてはある程度の可視性を持っていると回答している。

この調査結果は、報告書「大きなリセット:
パンデミック後の世界における海運 (The Great Reset: Ocean Shipping in a Post-Pandemic World)」に掲載されている。この報告書には、海上輸送の現状、2023年の予測、荷主がサプライチェーンを強化して将来へのレジリエンスを構築する方法に関するに関する専門家の分析が含まれている。同報告書の本文は、こちらからダウンロード可能。

フォーカイツ、業界をリードする海上輸送のモメンタムを維持
フォーカイツは昨年、海上輸送の可視化事業で継続的な成長を遂げた。同社は現在、北米のすべてのコンテナ港および欧州の主要港を網羅する270以上の航路と120社の輸送会社で、世界の海上コンテナ輸送の98%を追跡している。過去12カ月間で、フォーカイツは130万件以上の海運貨物を追跡し、その量は前年比163%増となった。海上輸送の顧客は前年比70%増で、現在の顧客にはカーディナルヘルス (Cardinal Health)、アリゾナタイル (Arizona Tile)、リヨンデルバセル (LyondellBasell)、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ (American Eagle Outfitters)、マッケイン・フーズ (McCain Foods)、ローム (Roehm)、ローブコンセプツ (Rove Concepts)、ヤマハ発動機 (Yamaha Motors)、RCSロジスティクス (RCS Logistics) が名を連ねている。

フォーカイツの顧客であるRCSロジスティクスは、2022年第3四半期に、海上、ドレージ、OTR貨物を追跡するために同社の画期的なダイナミック・オーシャン (Dynamic Ocean®) ソリューションを含むフォーカイツのプラットフォームを導入して以来、国内輸送サービスにおいて7倍の成長を達成するとともに、海上輸送事業では12倍の成長を遂げたと報告しており、フォーカイツの海上輸送可視化サービスの価値を証明している。

RCSの営業担当上級副社長であるブライアン・オルドリッジ (Brian Aldridge) は次のように述べている。「当社は業界をリードする航空貨物輸送業者として知られています。フォーカイツとの協力により、海上輸送の経験を向上させ、他の輸送形態との連携を確保することで、市場での真の差別化を図ることができました。当社のお客様やパートナー企業は、フォーカイツのシンプルでモダンなインターフェイスと、それが生み出すサプライチェーン全体の透明性を高く評価しています」。

フォーカイツのダイナミック・オーシャンは、顧客にエンドツーエンドの精密な海上貨物追跡、最も正確な予測ETAを提供し、既存のTMSと容易に統合することができる。また、国際貨物の荷主がデマレージ &ディテンション (D&D) 料金関連するリスクとコストを特定して軽減し、例外を積極的に管理できるよう支援する機能も備えている。これらには、例外ダッシュボード、通知、アラート、潜在的および実際の財務的影響を収益化する機能である分析ダッシュボードなどが含まれる。

フォーカイツについて
グローバルなサプライチェーンの可視化プラットフォームをリードするフォーカイツは、輸送を越えてヤード、倉庫、店舗、さらにその先までの可視性を拡張している。道路、鉄道、海上、航空、小包、ラストマイルなど、200ヶ国・地域で300万個以上の貨物を毎日追跡しているフォーカイツは、リアルタイムデータと強力な機械学習を組み合わせ、企業がエンドツーエンドのサプライチェーンをデジタル化できるよう支援している。CPG上位10社のうち9社、食品・飲料上位20社のうち18社を含む、世界で最も有名な1,200以上のブランドが、FourKitesを信頼してビジネスを変革し、より俊敏かつ効率的で持続可能なサプライチェーンを構築している。詳しくは、https://www.fourkites.com/を閲覧されたい。

報道機関向けの問い合わせ先
マリアナ・ヴィリディ (Marianna Vyridi)
ビッグ・バレー・マーケティング (Big Valley Marketing)、フォーカイツ担当
(650) 468-3263
mvyridi@bigvalley.co

この発表に関する写真はこちらから入手可能: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/e80d1de2-728c-41a4-b0cc-a3e879967cfd