BASFエンバイロメンタル・カタリスト・アンド・メタル・ソリューションズ (BASF Environmental Catalyst and Metal Solutions) 、ドイツ・ブーデンハイムで新たなグリーン水素投資に着工

• 新施設では、世界のエネルギー転換をサポートする電気分解および燃料電池部品を生産
• 生産開始は2025年夏を予定
• 他パートナーとの共同投資
  

ドイツ・ブーデンハイム発 , July 12, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- BASFエンバイロメンタル・カタリスト・アンド・メタル・ソリューションズは、ドイツ、フランクフルト近郊のブーデンハイムで、グリーン水素および燃料電池部品の初の最先端の生産施設の建設を開始した。 この施設で生産される製品には、プロトン交換膜 (PEM) 水電気分解の重要な機能部品である、新たに開発された低イリジウム負荷触媒コーティング膜 (CCM) が含まれる。 これは、同じく同施設で生産される高温燃料電池用のCeltec^®膜電極アセンブリ (MEA) を補完するものである。 MEAは、水素と空気中の酸素を効率的に電気に変換できるようにする燃料電池の重要なコンポーネントである。

ECMSの水素事業は、欧州、北米、アジアで活動しており、世界的に展開している。 再生可能エネルギーのエコシステムが急速に発展するにつれ、水電解によるグリーン水素の生産は、世界のエネルギー転換を支える重要な柱となる。 この新しい施設により、世界市場向けに、数ギガワットの容量を持つPEM電解装置用の新開発CCMの商業化が可能となる。 この投資により、ECMSは貴金属、触媒、リサイクルの能力を拡大し、グリーン水素分野のさまざまな製品ラインにわたって、統合されたフルループのエンドツーエンド・ソリューション・プロバイダーとしての地位を確立することができる。

ECMSの貴金属サービスおよびリサイクル担当シニアバイスプレジデントのティム・イングル (Tim Ingle) は以下のように述べている。「ブーデンハイムのこの新しい施設は、当社の水素に関する世界戦略の重要な部分を果たします」。 「貴金属サービスと触媒リサイクルの世界的リーダーとして、この投資は、PEM電解装置と燃料電池の性能を向上させ、コストを削減する循環型ソリューションによって、成長する水素経済に対する当社のサポートを強化するものです」。

ECMSの研究開発およびアプリケーション担当上級副社長サイード・アレラスール (Saeed Alerasool) は以下のように述べている。「当社の新製品は、研究開発からパイロット規模へと順調に進んでいます。 ブーデンハイムでの生産は、これらの製品の市場導入にとって大きな節目であり、この大きなビジネスチャンスを活かすための強力な立場に当社を置くことになります」。

ブーデンハイムの拠点は2025年夏に開設される予定。 同施設は工業用地の敷地内にあり、欧州の中心部、ライン＝マイン大都市圏に位置している。 同プロジェクトは、トリゴナ・フュール・セル・コンポーネンツGmbH (Trigona Fuel Cell Components GmbH) およびグルンドシュットゥックスフェアヴァルトゥング・ラインウーファーGmbH & Co. KG (Grundstücksverwaltung Rheinufer GmbH & Co. KG) と共同で展開されている。

BASFエンバイロメンタル・カタリスト・アンド・メタル・ソリューションズについて

BASFエンバイロメンタル・カタリスト・アンド・メタル・ソリューションズ (ECMS) は、触媒および貴金属の世界的リーダーとしての深い専門知識を活用し、自動車、航空宇宙、室内空気質、半導体、水素経済など、多くの業界の顧客にサービスを提供しており、貴金属取引およびリサイクル製品によるフルループサービスを提供している。 ECMSは、循環型ソリューションと持続可能性に重点を置き、顧客がよりクリーンで持続可能な世界を創造できるよう支援することに尽力している。 生命の要素を保護することが同社の目的であり、常に新しいソリューションを生み出す原動力となっている。 ECMSは世界16ヵ国で事業を展開しており、4,500人以上の従業員と21の生産拠点を擁している。

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