ギリシャ・アテネ発, Nov. 14, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- 欧州アレルギー・臨床免疫学会 (European Academy of Allergy and Clinical Immunology) (EAACI) は、2024年11月21日に世界アナフィラキシー啓発デーを初めて開催することを発表した。 ギリシャのアテネで開催されるFAAM-EUROBAT 2024の初日に開催されるこの画期的な取り組みは、アナフィラキシー (重篤で生命を脅かす可能性のあるアレルギー反応) の予防と管理に関する意識を高め、重要な手順を促進することを目的としている。
アナフィラキシーは世界人口の約1~2%に影響を及ぼし、世界中で発生件数が増加傾向にある。 この重篤なアレルギー反応は、速やかな医療対応が必要であり、主な原因としては特定の食品や虫刺され、薬剤、ラテックスなどの一般的なアレルゲンへの曝露が挙げられる。 リスクがあるにもかかわらず、アナフィラキシーの症状や原因、緊急対応についての認識は依然として十分に広まっていないのが現状である。 世界アナフィラキシー啓発デーは、こうした知識のギャップを解消し、この重大な健康問題に対する世界的な理解を促進することを目的とする。
世界アナフィラキシー啓発デーは、さまざまな教育活動を通じて、迅速な緊急対応と予防措置の重要性を強調していく。 EAACIは、世界中の医療専門家、アレルギー学会、関係者に参加を呼びかけ、コミュニティ内でメッセージを広める。
この日に合わせて、EAACIは「患者のための実用ガイド (A Practical Guide for Patients)」もリリースする。これは、アナフィラキシー反応の理解、管理、予防において患者と介護者を支援するために作成された包括的な資料である。 このガイドは、トリガーの特定、アドレナリン自動注射器の正しい使用、日常生活におけるリスクを管理するための個別の行動計画の作成に関する実用的な洞察を提供する。
EAACI会長のマリア・トーレス博士 (Dr. Maria Torres) は以下のように述べている。「FAAM-EUROBAT 2024の一環として世界アナフィラキシー啓発デーを開催できることを嬉しく思います。 この取り組みにより、個人、家族、医療従事者に、アナフィラキシーを予防し、対処するための知識とツールを提供したいと考えています。 これは、患者ケアを改善し、この深刻な健康問題の影響を軽減するために欠かせないステップです」。
EAACIが主催する有名な食品アレルギーとアナフィラキシーに関する会議、FAAM-EUROBAT 2024は、11月21日から23日まで開催され、アレルギー分野の研究と治療における世界的リーダーが一堂に会する。 世界アナフィラキシー啓発デーは、同会議の中でも、患者の安全とアレルギー啓発に対するEAACIの取り組みを強調する重要な機会となる。
世界アナフィラキシー啓発デーおよび「患者のための実用ガイド」の詳細については、EAACIアナフィラキシー啓発デーのウェブサイトを参照されたい。
https://eaaci.org/events_meetings/faam-2024/
https://eaaci.org/about-eaaci/
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本発表に付随する写真はこちらから入手可能:
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